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Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草;海洋ゴミと地球温暖化

mh徒然草;海洋ゴミと地球温暖化

今日は12月1日です。mhが2年半駐在していたジャカルタの記事がネットに載っていました。
<インドネシアの島々で清掃活動、1日当たり40トン超のごみ回収>
【12月1日 AFP】押し寄せるごみに悩まされているインドネシアの首都ジャカルタ沖の島々では、住民らが清掃活動を展開し、ここ1週間は1日当たり40トン以上のごみが回収された。当局が明らかにした。
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ジャカルタ湾周辺地域で、ごみを片付ける作業者ら(2018年3月)
【サウザンド諸島(注)の岸辺および周辺海域で行われている清掃活動を支援するため、当局も多数の職員を動員。とてつもなく深刻な海洋ごみの問題が改めて浮き彫りになった。
清掃活動には現在、衛生当局の職員264人前後が従事しており、同諸島の周辺海域では船舶13隻が定期的に巡回。来年からはさらに10隻が増援のために加わる見通しとなっている。サンゴ礁に囲まれた同諸島は、ジャカルタからの日帰り観光地として人気がある。インドネシアでは毎年約129万トンの海洋ごみが排出されており、中国に次ぐ世界第2位の海洋ごみ排出国となっている。同国の東南スラウェシ(Southeast Sulawesi)州にあるワカトビ(Wakatobi)国立公園では先週、マッコウクジラの死骸の胃から、プラスチック製のカップ115個とポリ袋25枚など、6キロ近くのプラスチックごみが見つかっている】
(注:サウザンド諸島;ネシア語でPulau Seribuプラウ(千)・スリブー(島)と呼ばれるサンゴ礁の諸島で、ジャカルタから高速船で北に2時間ほど。mhも一周が徒歩20分程の島で、俗世間から離れて2日ほど過ごしました。電話やTVはなく、泳いだり、スキューバダイビングをしたり、テニスをしたり、ボートに乗ったり、魚釣りをしたり、読書したり、居眠りしたりして過ごすのです。サンゴ礁の砂浜に造られた水上レストランでは水平線に沈む夕日を眺めながら夕食が楽しめました。)
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ニュース写真に掲載されていた場所はジャカルタ湾内だと思いますが、凄(すさ)まじい量のゴミです。数年間、清掃されずに放置されていたからでしょうが、1年程前にインドネシアのバリBali島を訪れた時も、浜からは浅瀬に沈んでいるレジ袋が沢山見受けられましたので、インドネシア周辺の海や浜には自分たちが使い捨てしたプラスチックごみが多いのでしょう。

誰がどのように調べたのか分かりませんが、2010年における国別の排出量(推定値)を紹介する記事がネットで見つかりました。
<海洋ごみ排出ワースト1位は中国,2位はインドネシア>
2億7500万トン。これが(2010年時点で)世界中で1年で生み出されたプラスチックごみの重さで、そのうち480万から1270万トン(中間値は800万トン)が海に入りこみ,海洋ごみになったと推定されている。
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海に接する192国で,海岸線から50km以内の都市から排出される管理されていないプラスチックごみ量のワースト20に、アジアの13の国がランクインしているとのことです。
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グラフの見方:円グラフの丸の大きさがプラごみの排出量(トン/日)を示す。赤い部分は管理できていない割合。中国と東南アジアではその比率が大きい。各国の色は沿岸域の人口を示し,色が濃いほど人口が多い。(グラフをクリックすると見やすくなります)
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グラフを見ると、総排出量の1位は“EU+ノルウェイ”で、2位以下はアメリカ、中国、日本、ブラジルの順のようですが、管理されていないゴミ量(赤い部分)で見ると、1位は断トツで中国。2位は中国の3分の1のインドネシアで、3位以降はフィリピン、ベトナム、スリランカ/タイといったところでしょう。

グラフのデータが正しいとして、どうしてこのような結果になったのか?
時間を持て余しているmhは気になったんですね。国の貧富の差なのか?宗教的な観念の差なのか?国民性の違いなのか?

“豊かな国は管理ゴミ率が高い”という見方は大方、当たっていそうですが、中には例外があって、例えばカリブ諸島の小国は、東南アジアの国より管理ゴミの率が高いんです。

カリブはキリスト教で東南アジアは仏教とかイスラム教だから、宗教の違いなのか?って思ったりするんですが、フィリピンはキリスト教徒が多いのに管理ゴミ率は低いですからね。どんな宗教も、その経典に、【ゴミはむやみに捨ててはならぬ。捨てる時は、穴を掘り、埋めねばならぬ】などと具体的に記述してはいないでしょうから、どう捨てるかは信者次第で、宗教のせいにするのはお門違いというものです。

とすれば国民性か?つまり、例えばヨーロッパの人は神経が細やかで、近くにゴミがあると落ち着かないから直ぐ片付けるけれど、東南アジアの人は、のんびりしていてゴミなど気にしないので、あたり構わず捨てるのか?

これも的外れでしょう。凡そ、ゴミが周辺に散(ち)らかっていていたら生活に支障をきたしますから、あるレベルを超えたら、どの国民だってゴミの処理に走るはずです。だから、ゴミが多いジャカルタでも重い腰がやっと上がり、大規模な清掃活動が行われたのです。

イタリアを訪れた時に気付いたのですが、ベネチアの大手スーパーではレジ袋は有料なんですね。そんなこと、日本だってやってるよ!って仰るでしょうが、イタリアの有料レジ袋はプラスチックじゃあありません。紙です。

日本では10年程前からだと思うんですが、多くの自治体でゴミの分別回収が始まりました。横浜の場合、燃えるゴミ、プラスチックごみ、金属ガラス類、電池などに分けてゴミ置き場に出さないといけません。椅子やテーブル、整理棚などは粗大ごみと呼ばれ、郵便局でシールを購入して名前を書き、指定の日に指定の場所に出しておくと業者が回収します。でも、お金を払うのが嫌だから、使えなくなった電子レンジや自転車(盗難も多い)などを団地の中の茂みに放棄したりする人もいるんですね。中国じゃあなくてmhが暮らす横浜での話です。

で~海洋ゴミですが~
きっとそうじゃあないかと思うんですが・・・
ゴミの回収体制がどのくらい整っているかが最大のポイントじゃあないかと思います。つまり、管理ゴミ率を増やすには管理を強化すればいいんですね。至極当たり前の話で、宗教や国民性や貧富の差は直接の関係はありません。

で~管理を強化するには、お金が必要で、余りに貧しいとゴミの収集組織を十分維持できないから、やっぱり貧富の差じゃあないか?って思われる方もいらっしゃるでしょうが、世界で最大の無管理ゴミ排出国は経済大国の中国ですから、必ずしも予算規模の大小が関係している訳ではないと思います。

で~詰まる所、海洋ゴミを減らすために必要なものは、地球温暖化を緩和するために必要なものと同じじゃあないでしょうか。つまり、海を、地球を大切にしようという心です。中国人の多くは、そういう心に欠けているんですね、きっと。清掃は役人の仕事じゃあないから、ゴミの分別回収の制定は後回しされているんだと思います。アメリカでは分別回収が行われているようですが、トランプ大統領の独断で、アメリカ・ファーストの美名の下、地球温暖化対策を進めるCOP21(注)の枠組みから離脱しました。よって、今後はCO2だけではなく、ゴミの流出も増えることでしょう。
(注:COP21;2015年にパリで開かれた第21回気候変動枠組条約締約国会議(Conference of Parties:COPパリ会議)の略称。今はCOP24になっているようです)

自然を破壊するのは簡単ですが、壊れれ自然を回復するには気が遠くなる時間が必要です。温暖化が進んで地上は砂漠化し、海はゴミで汚染されるとなれば、人類の未来は悲惨に違いありません。読者諸氏には、その片棒を担ぐことなどないよう、ゴミの排出量の減少(消費量を減らす)、分別回収、そして省エネ(冷暖房や自動車の使用を控える)を励行されんことを希望いたします。

ABBA : I Have A Dream, HD
https://www.youtube.com/watch?v=_HMjOiHqE18

(完)

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