Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

マヤの不思議

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中米で繁栄したマヤ文明。ジャングルに分布する多くのマヤ遺跡の中心にはいつもピラミッドがある。その数はエジプトのピラミッドの10倍だ。
なぜ沢山のピラミッドが造られることになったのだろうか?
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その答えを求めて旅に出よう。ジャングルの中の遺跡パレンケからスタートだ!
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マヤが最も繁栄していた西暦632-683年、ポコール大王はパレンケに偉大な都市を造った。
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遺跡になってしまったが今でも魅力的な場所だ。
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7世紀、住民・貴族・商人などで町は賑(にぎ)わっていた。古代のアメリカで一人の男が造った最大の都市だろう。
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マヤ独自のヒエログリフ「マヤコード」が使われていた。
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幸運にもマヤコードは解読できるようになり、記録からいろいろな事実が明らかになった。人々は「地下に神聖な国がある!」と信じていたようだ。
ポコール大王は神聖な山としてピラミッドを造ったと言う、地下の神聖な国に入るために!
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ピラミッドの最上段だ!ここに入り口がある!
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狭い空間に造られた急な石段をどこまでも下りていく。別世界に入っていく気分だ。
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とうとう大王の遺体が安置されていた玄室に着いた。
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しかし、ここは旅立ちの場所にすぎない。魂は別の世界に向けて旅立ったと言う。
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神や悪魔たちに会うため彼の魂は2年半の旅をした。川を下って神聖な場所に行く。
彼は確信していた「そこで彼等に会って我も神になるのだ!」

しかしパランケには川は見当たらない!一体、何処にあるのか?

ガイドが教えてくれた「死後の川の存在はここだ。マヤコードで記されている!」
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「地下を流れる川を伝って神聖な洞窟に行き、神や悪魔に会って神になる!」

ユカタン半島の石灰質の大地には地下水系に繋(つな)がる数千の穴が明いている。
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セノーテと呼ばれ、世界の他の場所には類が無い水系だ。これが地下の川のモデルになった!
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水温は24℃でガラスのように透明だ。水中で洞窟が網の目のように広がっている。
セノーテの調査は全体の3分の1しか済んでいない。とても危険なのだ。多くのベテラン・ダイバーが迷路から戻れずに溺れ死んでいる!
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トンネルのネットワークはまるで終わりが無いようだ。

2つめの遺跡、チチェン・イツアを訪れた。8~12世紀に繁栄した町だ。
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セノーテに囲まれ、信仰の中心地でもあった。生贄を捧げた台もある。
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勿論、ピラミッドも寺院もある。
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そして、なによりも、ここには神聖なセノーテがある!
巡礼者が「シバウバ」と呼ぶ地下世界への入り口だ。
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どうしてここが「シバウバ」への入り口だと判ったのだろうか?
「子供を生贄として捧げた」という言い伝えがある!今立っている場所が寺で、ここから下に飛んで身を捧げたと言うのだ!
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この言い伝えが正しいのかを調べた男がいる。1904年、中の水を汲み出した。
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金や玉石など多くの儀式用の貢物(みつぎもの)が見つかった。
ショッキングな発見もあった。人骨だ、それも沢山!子供の骨が多い!
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言い伝えは正しかった!人々はここでシバウバの神々に人身御供を捧げていたのだ。
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マヤで最初に訪れた遺跡ポランケでは「ピラミッドは山で、そこに掘られたトンネルは地下を流れる川に繋(つな)がっている!」と信じられていた。
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その川とはセノーテだ。セノーテこそ古代のマヤ人が「地下世界への本当の入り口」と信じていた川だ。

ユカタン半島にある沢山のマヤ遺跡は、まさにセノーテ水系の中にある。
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この美しいビーチの近くではセノーテが海に繋がっているという。
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そこに「運命の寺院」(Temple of Doom)と呼ばれる所があるのだ。山から地下に流れ込んだ水と海の水が出会う場所だ。

ダイバーは「ハロクライン(塩分躍層)」と呼ぶ。なぜマヤの人々は「運命の寺院」と呼んだのだろう?

兎に角、行ってみよう。ジャングルの中に明いた穴からセノーテに入っていく。
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カリブ海の潮の満ち引きで水流の方向が変わるという。
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暗闇の中を15分泳いだがハロクライン(塩分躍層)の兆候は見当たらない。想定していたよりも遠いようだ。

ストップサインだ。ここから先は道標(みちしるべ)のライフ・ライン(mh;迷わないよう水中に引かれたロープ)はない!注意して進んでいく。
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とうとうハロクラインに到達した!
不思議な感覚だ!見るもの全て、焦点が合わない!
ゆっくり揺れる水のカーテンのようだ。清水と海水で屈折率が違うためだ。
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ハロクラインのカーテンを潜(くぐ)り抜けると突然、視界は鮮明になった!
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カリブ海の海水域に入ったのだ!
(mh;Youtube映像ではハロクラインは上の写真よりはっきりとした違いが見受けられますが、なにぶん暗い所なので・・・)

地下水系で起きるこの不思議な現象を古代の人々はどうして知っていたのだろう?まさか人身御供になった人が告げ口したということはないと思うが・・・

ハロクラインのイメージは確かに生と死の2つが出会う場所だった。
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「ポポブー」はキリスト教の「創世記」に相当する「マヤの聖書」とも言える。
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神がどのように世界を創造したのかが記(しる)されている。
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スペイン人がこの地を制圧した時、彼等は「マヤの宗教はバンパイヤ(吸血鬼)の邪教だ!」として書物を全て焼いてしまった!
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しかし、密かにこの難を逃れた数冊がある。その一つが「パパブー」だ。
「パパブー」はグアテマラ高地の町チチカステナンゴで見つかった。現在、マヤの聖地になっている色彩豊かな町だ。
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教会の周辺にはいつも大勢の信者が集まっている。店もあって賑やかだ。
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入る前に人々はお祈りをする。
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教会の中ではマヤ信仰の特徴があちらこちらに散見された。
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一番奥のこの祭壇の後ろに、「パパブー」は150年間、ひっそりと隠れていた。
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パパブーはマヤ信仰の精神を今に伝え、キリスト教と融合して新たな宗教に生まれ変わっている。
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パパブーは世界を創造した神の物語だ。神は地上に降り立ち、人々に永遠の生命の秘密を伝えたのだ。
パパブーによると、死後の魂は山の穴から地下の川を通って、ついには生と死が交わる世界「シバウバ」に辿(たど)り着く。
近くの山の、今でも古代信仰が残る寺院に行ってみよう。
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この寺院の下にはトンネルがある。聖地として信者が掘ったものだ。祈祷師(シャーマン)はトンネルの入り口で儀式を終えてから妻と2人でトンネルに入っていく。我々もついて行こう。
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長さは30m程だ。地下世界への入り口があるなら、まさにここがそうだろう。
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5百年の間、彼らはこの地で信仰を続けていた。
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パレンケの遺跡では山として造られたピラミッドにもトンネルがあった。ユカタンでは地下の川があった。
山・トンネル・地下の川の最後の行先となる場所は本当にあるのだろうか?
ガイドは言う「ある!ジャングルの中にある!」。さっそく行ってみよう。

グアテマラのジャングルに向かった。ボートと車、徒歩で移動する。
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カンデラリア洞窟が我々の最終目的地だ。カンデラリアにはピラミッドの形の山がある!
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カヤックに乗り代えて川を下った。途中で山腹に明いた穴から水が噴き出す「地下の川」に何度も出くわした。
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山からジャングルに向かって急流となって流れ落ちていた川はとうとう淀みになった。そこがカンデラリア洞窟の入り口だ!
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想像していたより素晴らしい!
「ここだ!山の中にある川と洞窟。「シバウバ」への入り口だ!」
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ポコール大王が死の旅で通った川だ、神として生まれ変わるために。
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とうとう最も神聖な場所に到達した。川と洞穴の終点。「シバウバ」だ!
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(完)
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Digging For The Truth - Season 1, Episode 08 - Passage to the Maya Underworld
https://www.youtube.com/watch?v=s6iBbGc0G_A
https://www.youtube.com/watch?v=s6iBbGc0G_A
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コメント


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遅ればせながら~明けましておめでとうございます。

マヤ文明、習ったことありますね。

まだまだ知らないこといっぱい~。
知らなくて済んでしまう事もありますが
できたら、行ってみたい処です。

今年の旅の予定は出来ましたか?

所で、このフィルムは、いつごろの物でしょうか?

今年も元気に活躍できますよう~に。

monalisa | URL | 2015-01-08(Thu)10:07 [編集]


Re: タイトルなし

明けましておめでとうございます。
今年も海外一人旅、といっても空港からツアーになるのが多いと思います、を検討中ですよ。
昨年のイタリア旅行では、予定外の散財をしたので、今年2月頃に予定のアンコールワットはHISの10万円弱を、6月にはほとぼりも覚めてくると思うので、エジプト・ナイルクルーズのパック旅行、10月にはパキスタンのフンザの紅葉とシャングリラ探索、というのが、女房殿の許可を得る前の計画です。

マヤのブログフィルムの撮影時期は残念ですがはっきりしません。ジョッシュというイケメンが提供するクエスト・シリーズは15近くあると思いますが、一つの撮影で最低3ヶ月は使ってしまうでしょうから、5~10年前の可能性が高いと思います。勿論、このフィルムだけでなく、他のマヤ関連フィルムも調べたりしますので紹介されている情報は最新のものと変わりないと思います。

もう既に2月の分まで予稿は完成!アンコールワットに行っていても、投稿を欠かす心配はなくなってますよ、ご安心を。

mystery hunter | URL | 2015-01-08(Thu)12:03 [編集]