Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

アマゾンの失われた都市の不思議

世界の不思議の前にジャーナリスト後藤健二さんの件に触れたいと思います。

後藤健二さんが殺されたようだとのこと。これを聞いた安倍首相は「断固、イスラム国と戦う!」と言っていました。イスラム国の暴挙は非難されるべきです。しかし、安倍首相の対応にも大きな過失があったと思います。月曜日(2月2日)から国会があるとのことで野党は厳しく安倍首相を追及し、必要なら内閣不信任案も提出すべきだと思います。このまま日本の将来を安倍首相にまかせていては不安です。官房長官やその他の閣僚は、安倍首相の顔色だけ伺っていて、自発的に機能していません。太平洋戦争が始まる直前の内閣も、きっとこんな感じだったのではないでしょうか。

後藤健二さんが死亡しているとしたら、そのご冥福と、残されたご家族の今後の踏ん張りを祈念しています。国はご家族のために可能な限りの支援をしてほしいと思います。後藤さんは日本という国に殺されたとも言えます。このようなことを二度と起こさない方法はイスラム国を壊滅する以外にない、と考えている安倍首相や内閣には、殺された人の魂を救うことはできません。

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今回はYoutube「Digging For The Truth - Lost Cities of the Amazon」から、日本人に馴染(なじ)みが薄い、南米アマゾンにあった古代都市のお話をお送りしましょう。
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アマゾンは世界最大の川だ。ヨーロッパと同じ面積のジャングルは「緑の地獄The Green Hell」として知られている。

16世紀の半ば、欧州人は初めてアマゾンに入った。多くはスパニッシュ・コンキスタドール(スペイン人の征服者)だった。フランシスコ・オリアナの命令で、伝説となっている「黄金の町エル・ドラド」を探して・・・
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またある人は古代の都市を探して・・・

エル・ドラドは見つからなかったが、彼等はいくつかの都市を発見した。「見事な住居に人々が暮らしていた。」との記録も残っている。
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以降、アマゾンに入った探検隊も多いが、都市を見つけることはなかった。失われてしまったのか?

一人だけ諦めずに都市を探し続けた男がいた。ルーテナント(Lieutenant中尉)パーシー・フォーセットだ。
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英国王室の考古学グループのリーダーで、彼のレポートはいつも世界に影響を与えていた。
彼のアマゾン・クエスト(探求)は1906年に始まり、その後30年続くことになった。

Mh:Wiki「パーシー・フォーセット」で検索するとインディ・ジョーンズに飛びます!
Wiki:インディアナ・ジョーンズの抜粋
イギリス人考古学者パーシー・フォーセットはブラジル北部の探索に多くの時間を費やした。1925年に失われた都市Zを探しにアマゾン盆地に入って行方不明になった。彼は小説『インディ・ジョーンズ第七の魔力』でジョーンズと会う
(Wiki完)

彼はわずかな探検器具を持ってアマゾンのジャングルに分け入り、原住民に出会っては情報を集めた。原住民から「奇跡の町」の話を聞くたびに、その存在についての確信は深まるばかりだった。
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しかし、彼は探検の途中で突然消息を絶った。1925年のことだ。
彼を最後に見たのはクイクル人だろう。彼等は今でも時々、中尉の話をする。
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フォーセットが探していた都市が全く架空のものではないという証拠が最初に見つかったのはベレンBelenだった。アマゾンが大西洋と出会う場所にある町だ。
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19世紀、マーケットに人の手で造られた古い品物が売り出された。近くのマラジョウ島から届いたものだ。それは古代の文化や都市の存在を暗示すれる品物だった。マラジョウ島は1年の内10か月間、無数にできる川でアクセスが遮断される。飛行機だけが目的地へいく手段だ。
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考古学者デニーゼ・シャーンがその品物が見つかった丘に案内してくれた。カーボンデイティングによれば1500年前のものだ!
「ここよ。人が造った丘なの!」
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どこにでもある普通の小さな丘のようだ。面積は7エーカー(2万8千㎡)で、周囲から36ft(11m)の高台になっている。
丘は季節的な洪水から人々を守るためでもあり、埋葬の場所でもあった。陶器や墓が見つかっていた。
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陶器の破片は今でも見つかる。2~3千人が暮らしていたと考えられている。

もう誰も暮らしていないが、発見された土器から当時の生活の様子が明らかになってきた。
大きな土器だ。2回使ったようだ。最初は死体を煮て、肉を骨から剥(はが)し易くするため。その後は、骨だけを入れて棺桶として使うためだ。
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男性器をイメージする品物は儀式で使う道具だったのだろう。
女性が前を隠すために紐で腰に固定していたビキニもある。
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個人的、実用的、儀式的に使われていた土器類から、アマゾンに在ったという都市のイメージが少し見えてきた気がする。

しかし、このような高度な生活をしていた町はアマゾンのジャングルにも在ったのだろうか?
ジャングルの都市マナウスに行ってみよう。熱帯雨林の中心にある。
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マーケットには周辺からあらゆる商品が集まっている。
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ここからサンパウロ(Sao Paulo)大学の研究員ヘレナ・リマと一緒に川を船で移動した。岸には、昔、人が住んでいたと思われる都市は見当たらない。
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しかし、スペイン人が来た時、この辺りには間違いなく町があった、と彼女は言う。

5時間後、アサトゥーバに上陸した。ここにはテイラー台地と呼ばれる場所がある。第一印象は単なる林のようだが、考古学的な場所だと言う。それには2つの理由がある。第一にこの黒い肥沃な土壌。エコロジカルな活動と直結する土だ。第二に土器の欠片が見つかる。
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当初、自然に形成された台地だと考えらえていたが、人工の台地だと判明した。今でも果物や野菜の栽培がおこなわれている!
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ブラジル原住民の一般的な農耕法は焼き畑農業(Slash & burn)だ。
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土壌がやせてくる数年後にはまた別の土地に移って焼き畑をする。
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昔の人もそうしていたのではないか?と、考古学者はつい最近まで考えていた。しかし焼き畑農業では多くの人が集団で定住することはなく、従って町は生まれない。

ところが、昔からあったというこのテイラー台地は異なる。もっと生産的だ!今でも毎年、野菜や果物が生育することからも明らかだ。
となると「アマゾンの都市」の存在は事実かもしれない!

2.5kmほど離れた所に行ってみた。道路工事をした場所で、ここにも黒い土がある。人工の土壌で出来た台地はずっと続いていたのだ!更には、斜面から土器の破片も見つかる。
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スペイン人が来た時、この台地は既に廃墟だった。病(やまい)かなにかの理由で人々はこの地を離れてしまっていたのだ。しかし、原住民は「ここに都市があった」とスペイン人に語っている。

この肥沃な土壌が炭素を多く含むことは判っているが、具体的にどんな方法で造られたのか、まだ判明していない。

我等が探検家フォーセットは土壌については気付かなかったが、土器は発見していた。彼は探検の旅を続けていた。アルティミター(高度計)と簡単な道具を使って都市遺跡を捜し求めていた!
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フォーセットは「石で出来た都市」がジャングルにあると信じていた。中央アメリカやペルーのピラミッドで代表される種類の遺跡を見つけようとしていたのだ。
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イギリスを発つ前、オーリアーナによって1745年に書かれた、アマゾン奥地の都市が記されたメモを見ていた。彼は確信していた。彼の息子も同じだった。息子は隠されている都市のイメージを絵にした。
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この都市をフォーセットは“ジー(Z)”と名付け、「Z」を見つける最初の男になることを夢見ていた。

この黒い土壌がある一帯は、何人ということは難しいが、とにかく大勢の人々が定住していたに違いない。
土器も見つかっているし・・・もしかすると、ここが「Z」と呼ばれても好い都市だったのかもしれない。
フォーセットが考えていた「Z」のイメージとは異なるが、オーリアーナによれば、アマゾンの岸に沿って町が開けていて、この地もアマゾンの岸の近くにあるのだから。

フォーセットの足跡を追ってマナウスからブラジルの本当の中心カナラナCanaranaまで数千kmを飛行機で移動する。
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そこでフロリダ大学の考古学者マイケル・ペッケンバウアーを拾って、また飛行機でシングー川上流に移動する。
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そこは1925年、フォーセットの調査隊が失われた都市「Z」を探して訪れていた場所だ。
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彼はここに到着するまで「Z」の発見に失敗している。もう58歳だ。最後の旅かも知れない。
「もし成功しなければ、南アメリカの調査は完全に失敗だ。これ以上やることは残っていない。」

探検隊には息子のジャック、ジャックの友人マーリー・リモも加わっていた。リモはこの旅でハリウッドスターになるチャンスが膨らむ!と考えていた。

彼等はミュール(騾馬)と2人のガイドと共にジャングルに踏み入っていた。
マイケルと私はフォーセット達が8日もかけて歩いた場所の上を、たった2,3時間のフライトで移動する。
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1925年、ジャングルの中は低木が生い茂り、歩くのは大変だったに違いない。
「虫に食われながら藪(やぶ)の中を進んだ。マーリー・ルモはジャングルの中をブーツなしで歩いていた、虫に噛(か)まれたのだ。帰るように言ったのだが、旅を続けると頑張っていた。」
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彼等はクイアバから北のシングー川に向かって歩いた。目的地は・・・定かではない。
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我々が乗る飛行機は、フォーセット達が歩いていた一帯にある村を目指した。クイクルという名の村だ。
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大勢が歓迎してくれた。マイケルはクイクルの酋長(しゅうちょう)の養子だ。彼ほどクイクルを知る男は居ない。
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クイクルではフォーセット達がこの辺りを探検していた時と変わらぬ暮らしぶりが続いていた。物資の種類は少ないが、自給自足だ。
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過去に向けて開いている窓のような所だ。たまに例外的に入り込んだ文明もあるが。
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村には300の家族が暮らしている。
アフカカ・クイクルに会った。クイクル村の酋長だ。
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約5百年前からここに村があり、ずっと同じ生活様式を守っているという。

酋長との会見の後、マイケルは村を案内してくれた。
一つの家には平均15~20人が暮らしている。村の出入り口は東西南北4か所で、それぞれの近くにはリーダーが暮らす家が設けられている。
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中央広場は概略250mの幅でフットボール場が2つ入る。この広場を囲むように住居が配置されている。

リーダーの住居には動物の像が置かれている。特別な草マニアックフラワー(?小麦粉?花?)などを保管するサイロもある。
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この村が都市「Z」だった可能性もある。フォーセットはこの地に宿泊しただろうか?

クイクルの男が我々をフィッシングに連れて行ってくれた。昔からある狩猟用水路に昔と同じ造りのトラップを仕掛けて魚を獲る。
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魚は重要なタンパク源だ。時にはバッタも代用食料にしている。

安定した社会を維持するには農業は必要だ。
何百年も耕作地として利用している畑と果樹園もある。
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林の様に見える果樹園の木にはピクゥイーというグアバ(guava桃の一種)の一種の果物が実る。畑も果樹園も、自然と人工の均衡がとれた耕作地だ。

フォーセットはクイクルについて多くを知っていなかったようだが、クイクルが放棄された都市の子孫ではないかとの考えは持っていたようだ。

1925年、デッド・ホース・キャンプと名付けた場所に8日滞在していたフォーセットは、いよいよクイクルのテリトリーに入ってみることに決めた。アラグアイア(Araguaia)川に沿ってシングー(Xingu)川に向かうのだ。
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出発前、フォーセットは息子ジャックと友人のマーリー・ルモの写真を撮った。
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いざ出発!という時、2人の現地人ガイドはこれ以上進むことを拒否した。そこで、フォーセットはガイドなしで行くことを決意し、彼等に写真や記録を渡して、町に戻ったらロサンジェルス・タイムスに送るよう託した。

「アマゾンを旅している。友好的なインディアンにも出会った。今後も旅の情報を送るつもりだ。目的地を探し当てることが出来るか、それは判らない。」

フォーセット達はジャングルに踏み入っていった。そこで消息は途絶えた。
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クイクルで過ごす間に、もっとフォーセットについて知りたいと思った。しかし、その前に、住民の信頼を得ておく必要がある。

マイクと私は男たちだけが集う建物に招待された。祭りの支度が始まったのだ。
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外来客を歓迎する儀式だ。
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クイクルの祖先は、昔、もっと高度な都市で暮らしていたのだろうか、フォーセットが探していたような都市で。

マイケルは、クイクル人が「ノークル」と呼んでいる神聖な場所に私を連れて行ってくれた。
「ここが古代の町があった場所だ!」
「えっ?どうして判る?」
「ここは少し低い。ここから登ったその場所が神聖な場所だった!」
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「ということは、あなたは町の外で私は町の中、ということだな?」

確かに土器の欠片もある。それに辺りには円形の広場のような空間が広がっている。古代都市「ヌクボ」の跡だとマイケルは言う。
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「ここは私が発見し発掘している場所で、パラセイドと呼ばれる木の防御柵が立っていた。」(柵の写真はCGです。)
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都市「ヌクボ」は防御柵で囲まれていた、という証拠をマイケルがこの場所で見つけたのだ。

1マイル(1.6km)に渡って柵が造られていたと思われる。柵で囲まれた町というからには永い間、大勢の人が暮らしていたのだろう。

そこからは広い道が続いている、どこまでも真っ直ぐに!
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フォーセットの考えていた都市は石のピラミッドのような構造物がある都市だった。
しかしマイケルが考えている都市は全く異なる。「ヌクボ」は人口5千の都市だった。同じような都市と広い道路で結ばれていた。
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フォーセットの最後の基地デッド・ホース・キャンプから数マイルの所に失われた都市「Z」は在ったのかも知れない。欧米人がイメージする都市を探していた彼は、それに気付くことは無かった。彼は自分が追い求めていたイメージの古代都市を見つけようとジャングルに踏み込んでいき、ついには消息を絶ってしまった。

しかし、彼は完全に忘れ去られていたわけではない、特にクイクルの人には。
クイクル村の酋長アフカカ・クイクルは言う。
「親父から聞いたが、親父たちがカーネル(中尉)と呼んでいた外国人は、確かにこの地に来ている。」
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「その後、どうなったのかわからない。インディアンに殺された可能性もある。」

カーネル・フォーセットの結末については他にもいろいろな話がある。どこかの酋長になって現地の若い女を妻に持ち、文明に戻ることを放棄したとか、捕えられて斬首されたとか。
フォーセットが使っていたアルティミター(高度計)が英国王室協会に送り返されていることから、彼がこの近くまで到達していたのは間違いない事実だ。
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古代都市「ヌクボ」、その文明を引き継いだと思われる現代の村「クイクル」は存在していた。
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アマゾンの失われた都市とは、きっと、フォーセットが考えていたものではなかったのだろう。

クイクルは都市の特徴の全て、即(すなわ)ち定住性・大勢の住民・多様な食材環境・政治体制、を持っているのだから、失われた都市そのものなのかも知れないのだ。
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アマゾンの過去についての認識を修正する必要がありそうだ。
(完)
次回はアマゾン探検の動機になった「エル・ドラド」の不思議です。お楽しみに
Digging For The Truth - Season 02, Episode 13 - Lost Cities of the Amazon
https://www.youtube.com/watch?v=gtwOXOFf_Yw
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