Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草(特番)中国シチズン工場の突然の閉鎖

今日(2月11日)の朝日新聞朝刊の記事をみて驚きました!中国にある従業員1000人の日系の会社が、2月5日の午後、突然従業員に「本日をもって工場は閉鎖し、皆さんを解雇します。」と通達したというのです!!!

えぇ???嘘でしょ??と思って、調べてみましたが、どうも本当のようです。

シチズンが100%出資して創立した会社で、時計の部品を造っていましたがシチズン・グループ全体の効率を上げるために中国のいくつかの会社の編成替えをすることになり、広東省・広州市にある、というより既に会社はないので、あったと言うべきでしょうが、西鉄城(発音はシチチャン)精密有限公司を閉鎖することにしたのです。

中国の今年の春節は大晦日が2月18日で 、連休は2月18日(水曜)から2月24日(火曜)までの7日間が一般的のようです。その2週間前の2月5日を持って工場を閉鎖する、と閉鎖当日に従業員にアナウンスしたんですねぇ!!!従業員がガタガタ文句を言っても2週間後には大半が田舎に帰省して騒ぎが収まるだろう、との腹もあったのではないかと思います。

それにしても、ひどい仕打ちです。日本人のやることではない!きっと社長は中国人に違いない!春節で帰省しても失業中となれば田舎の家族との団欒(だんらん)も気が重いだろうに。一体全体どうなっているのだろう?と思って調べてみると次の通りでした。

まず閉鎖することになった会社の社長ですが、日本人でした!!!彼の決断によって、閉鎖当日まで従業員には知らされなかった、ということになります。もう少し正確に言うと、日本人の社長が「そうしよう、!」と最初に提案したのかは不明です。私としては、決してそんなことはなかっただろう、と思いたいです。恐らく、この社長は、中国人の幹部や中国のお役所に相談したら「当日まで従業員にだまっている方法もあるよ」ってな話を聞いて「ならそうしてみようか」と考えたのではないかと思いたいです。

この辺りについても情報が書かれているBiglobeニュースをご覧ください。
http://news.biglobe.ne.jp/economy/0209/scn_150209_8201058963.html
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中国メディア・羊城晩報は8日、シチズンホールディングスが5日午後に広東省広州市にある同社の生産拠点を閉鎖し、中国との合弁会社である西鉄城精密(広州)有限公司の解散を発表したことを伝え、同合弁会社の従業員全員が突然労働契約の終了通知を受けたことで波紋を呼んでいると報じた。

 記事は、西鉄城精密(広州)有限公司が現地時間5日午後2時30分に突然従業員全員の労働契約の終了を通知したことで「1000人あまりの労働者を茫然とさせた」と紹介。従業員の1人が「4日午前までは通常稼働していたが、5日になって突然閉鎖の通知を受けた」と語ったこと、一部従業員が労働組合代表に掛け合ったところ「何も知らない」との返答が帰ってきたことを伝えた。

 そのうえで、同合弁会社が5日に従業員に対して発表した「解散通知」には、6日で従業員全員の労働契約を終了すること、解散や契約終了、経済補償についての説明会を開催することなどが書かれていたとした。

 記事は、同合弁会社が突然解散を発表した理由について同合弁会社の関連企業が「シチズングループの海外生産体制の見直し、生産力強化と生産効率向上を目的とするもの」と説明するとともに「事前に通知すると従業員の情緒に影響を与え、通常作業ができなくなる可能性があったため」と回答したことを紹介。また、従業員の補償については勤続年数に基づいて計算するとしたことを伝えた。

 同社の解散や契約解除について、同市花都区の人力資源・社会保障局の担当者は「先月時点ですでに当局に報告していた」としたほか、「労働契約の終了と契約の前倒し解除は異なり、契約終了のばあいは経済的補償金を支給すれば問題ない」との見解を示した。

 記事は一方で、労働文化の専門家からは「従業員の利益にかかわる重大事項は労働組合あるいは従業員代表と話し合わなければならず、20人以上の人員削減を実施する場合は1カ月まえに組合もしくは従業員全員に通知する必要がある」とする「労働契約法」の条文から、同社の行動は違法であるとの意見も出ていることを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)

ヤッフーの朝日新聞ニュースでは次の通りです。
http://www.asahi.com/articles/ASH2B4TW0H2BUHBI01Z.html?ref=yahoo
 時計製造大手シチズングループの中国子会社「西鉄城精密(広州)有限公司」(広東省広州市)が工場閉鎖を決めたことに対し、従業員の抗議が続き、地元で大きく報道されている。会社側は「法律上の問題はない」としているが、1千人超の従業員に閉鎖が知らされたのは、生産ラインを止める当日だった。

工場閉鎖「寝耳に水」 中国のシチズン系、従業員に衝撃

 シチズンホールディングス(東京)によると、「海外生産態勢の効率化と構造改革の一環」を理由として会社解散(清算)を決めた。生産を終了する5日午後に従業員に通知し、6、7日に補償金の額などを説明。8日までに契約終了に同意するよう求めた。

 だが従業員らは「いきなりクビにするようなものだ」と反発し、7日にはデモで抗議した。10日朝の時点で60人弱が同意書にサインしていない。多くが19日の春節(旧正月)を前に帰省するため、不満を抱えてサインした人も多いという。
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朝日新聞ニュースによれば5日に閉鎖をアナウンスし、10日の時点では解雇に同意しない従業員は60名ということですから900人程度は解雇を承認した、と言う事だと思います。

それにしても、ひどい闇討ちです。どんな経緯があったか知りませんが、もし日本でシチズンがこんなことをしたなら国民はシチズンを許さないでしょう。日本の法律がどうなっているか知りませんが、仮に合法だとしても、何の前触れも無く、今日で会社は倒産だから明日からは来なくていいよ、なんていう社長は極めて少ないと思います。ましてやシチズンという大会社で、中国工場が閉鎖されてもシチズン(シチズン・ホールディングスなんて洒落た名前をつけてますが)が倒産する訳でもありません。現地の日本人社長はシチズン日本から派遣された人でしょうから、中国の会社が閉鎖されたらシチズン日本に戻るだけなのかも知れません。

問題となった会社の経営は苦しかったのでしょうが、それにしても、もっと好いやり方はあったはずだと思います。

新聞記事では、解雇だと1ヶ月前の通達が必要だが会社閉鎖の場合は解雇目的ではないので、閉鎖の当日に従業員に閉鎖通達しても中国の法律には抵触しないので、当日まで従業員が真面目に落ち着いて働くよう、通達を伏せておいた、ということのようですが、こんな悪知恵を日本人が思いついたとは思いたくありません、多分、中国人のお役人が、日本人社長から相談を受けた時、賄賂かなにかをもらって、彼に悪知恵を吹き込んだのではないかと思いますが・・・どうなんでしょかねぇ????

仮にそうだとしても、最終決定したのは日本人社長で、恐らく日本の親会社シチズン・ホールディングスにも事前に相談して承認を得ていたでしょうから、やっぱ、日本人が最終決断したことだと思います。

このケースを見ると、思いやりとか気配りとか、オリンピック招致で有名になった「おもてなし」などの日本固有ともいえる美徳は薄れ、違法でなければ何をしても好い、という自己本位の人や組織が増えて来たように思われて残念です。昨今のマネーゲームもそうだし、国や国民を無視して、党や自分の立場しか考えない政治家の横行など、日本も荒(すさ)んできました。

みんなが自分のことしか考えないのなら私だって、と思うようになった時、人は人としての道からはずれ、誰からも愛されない人になるのではないかと思います。自分のことを最優先し、他人を忘れて世の中を生き抜こうなんて考えは、まっとうでないばかりではなく、決して良い結果は得られないと私は思います。何故って、人間は一人では生きていけない動物だと思うからです。沢山の友達がいればいるほど、その人は充実した人生を送ることが出来る、と信じています。残念ながら、私は友達を造るのは不得手なのですが、出来るだけ人に優しくしよう、と心がけています、時々は、嫌なことを言ったりしたりする相手に意地悪をしたりすることはありますが、直ぐに反省して(ここが私の好いところです!)、人として何をしたらいけないのか、何をすべきか、に思いを馳せることができる善良な人間になろうと気を付けています(エヘン)!

今回の中国シチズンの解雇騒動については、まだ公開されていない重要な条件や事実があって、それを知ったら、今回の経緯もやむを得なかった、となり、シチズン側にも正当性があったということになれば同じ日本人としても救われますが、もし、違法でない範囲で自己都合優先で決断した、ということなら、今回の決定は最悪の経済的打撃をシチズンに与えることになるでしょう。そうでないと、世の中は救われないような気がします。

追記
今日(2月13日)の朝日新聞朝刊に「全従業員、解雇に同意」の記事が載っていました。昨日、同意を取り付けたとのことです。当初は退職金に1ヶ月分の賃金上乗せを提案していたが、一部の従業員が反発。その後、さらに退職金を上積みすることで従業員1041人全員の同意を得たようで、退職金の総額は明らかにはしていない、とのこと。

ひとまず大きな危機は回避したと言えるでしょうが、やっぱり、対応を間違ったと思います。解雇通達の代わりに「残念だが1ヶ月後に閉鎖せざるを得なくなった。時間が明いた時に休みを取って求職活動をするなりなんなり、準備を始めてもらいたい、申し訳ない」と言えば、従業員の気も休まっただろうし、退職金以外に追加される費用は場合によればゼロで、結局は退職金プラス1ヶ月の賃金で済んでいたかもしれません。
いずれにしても従業員の気持ちを無視していたのは事実で、そんな発想の会社を社会は認めないと思います。同じような振る舞いを中国に限らず、どの国においても二度と行わないよう反省すべきだと思います。
(完)
Celtic Woman - Scarborough Fair [Lyrics]
https://www.youtube.com/watch?v=lm8mhqt_Dag
2013年10月のインド旅行(仏陀の道)のアルバムを下記で公開しました。
http://www.digibook.net/d/6505e39ba01828307ac496b7ac7fc51b/?viewerMode=fullWindow
http://www.digibook.net/d/6505e39ba01828307ac496b7ac7fc51b/?viewerMode=fullWindow
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