Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草44:セウォル号引き揚げは実現するか?

突然で恐縮ですが、6月19~29日にかけてパキスタンから中国のカシュガルを繋ぐカラコルム・ハイウェイ(KKH)を辿る旅に行ってきました。
写真集が完成したので関心がありましたらご覧ください。
3つに分けていますが夫々の写真枚数は50枚以下で、BGMと共にスライドショーで出現する「デジブック」です。所要時間は各10分。携帯電話では開かないかもしれません。
また少々BGMの音量が大きいかも知れませんのでボリュームは少し下げてお楽しみください。
パキスタン~中国ー1:
http://www.digibook.net/d/f595a973b1db2030f4861cb11a64054f/
パキスタン~中国ー2:
http://www.digibook.net/d/8485e93f80192a3cf06294b7ec7d441b/
パキスタン~中国ー3:
http://www.digibook.net/d/1ec5c5f3805b007874c71c27e46f451d/

さて、それでは本題です。
「セオル号引き揚げは実現するか?」

年前の2014年4月16日、325人の高校生を含む乗客476人が乗ったセウォル号が沈没しました。結局304人が亡くなり、今も9人の遺体は見つかっていません。沈んだ船の中かも知れませんが、既に海に流され、どことも判らぬ海底で眠っているのかもしれません。

沈没から1年たった1周忌の式典に出席しようとした政府関係者は遺族の反対にあって、式場には入れませんでした。朴大統領も式典会場に行きましたが、大統領の出席を好しとしない遺族の意向で、焼香所が一時閉鎖され、焼香も献花もできなかったようです。

その辺りを伝えた韓国の記事の抜粋をご紹介しましょう。
【ソウル聯合ニュース】4月16日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が事故海域に近い南西部の珍島・彭木港を訪れた。同地の訪問は、昨年5月に犠牲者を追悼し遺族を見舞うために訪れて以来、約11カ月ぶり。大統領は当初、現地で犠牲者の遺族と会う予定だったが、遺族らが大統領の到着前に焼香所を一時閉鎖して港を離れたため、面会はかなわなかった。遺族らは真相究明をめぐる政府の姿勢に反発しており、政府が船体の引き揚げを決めないことにも抗議してきた。大統領は黒いスーツを身に着け、同日正午ごろ彭木港に到着。海洋水産部長官らの案内を受けて港に設けられた焼香所に向かったが、閉鎖されていたため献花も焼香もできなかった。大統領は、焼香所の横に設けられた行方不明者9人の家族の宿泊所を見て回った後、300メートルほど離れた防波堤に移動。長さ200メートルほどの防波堤に掲げられた事故に関する横断幕などを読みながら歩き、中ほどで立ち止まり国民に向けたメッセージを読み上げた。メッセージで大統領は、犠牲者を追悼するとともに、政府の検討チームが先ごろ船体の引き揚げは技術的に可能だと発表したことに触れ、「必要な手続きを迅速に進め、できるだけ早く船体の引き揚げに取り掛かりたい」と述べた。

私は朴大統領の「セウォル号の引き揚げを出来るだけ早く進める」という発表映像をTVで見ましたが、本当に進める覚悟があるのかしら、と思いましたね。献花もできなかった大統領は確か当日の午後には、予めの予定に従って南米に旅立っていましたし・・・

今日は5月11日で、朴大統領の引き揚げ表明から1ヶ月にならんとしていますが、一体この事業は進んでいるのかしら?と思ってネットでニュースをチェックしたところ、次の記事がありました。
記事入力 : 2015/05/07
セウォル号引き揚げでタスクフォース構成 今月中旬に入札公告
【世宗聯合ニュース】韓国海洋水産部は7日、昨年4月に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の引き揚げに向け、タスクフォースを立ち上げたと発表した。海洋水産部や国民安全処、海軍などに所属する16人からなる。
これから本格的に引き揚げ準備が始まる。海洋水産部は「セウォル号引き揚げ推進課」も発足させる予定だ。5月半ばには引き揚げ事業者を決める国際入札を公告、7月初めまでに事業者を選定する。現場調査を経て、9月中に海上での作業に着手する計画だ。
引き揚げ関連予算については総額1283億ウォン(約140億円)と見積もっている。今月中に企画財政部と予算確保に関する協議を終える予定だ。

いろいろ調べていると、セウォル号のオーナーの資産約400億円を政府が差し押さえていること、遺族への補償金はまだ支払われていないこと(見舞金は支払ったのではないかと思いますが不透明です)、補償金を税金で賄(まかな)う話もあるようで「筋違いだ!」と納税者から不満が出ていること、も判りました。

補償金や見舞金については東日本大震災での東電や政府の対応の遅さもありますので韓国の不手際だけを批判することは憚(はばか)られますが、沈没船の引き揚げについては私は懐疑的ですねぇ。

まず、引き揚げ作業が結局は行われないのではないかという気がします。
また、仮に作業が行われても、船は回収されないのではないかと思います。

一体全体、船の回収は大統領が言い出さねば決まらぬことなのか?大統領は何故、1年間も放置していた船の回収の公表を1周忌まで待っていたのか?

朴大統領の引き揚げに対する熱意は低いと思います。誰かが引き揚げなんか止めた方が好い、って言いだしてくれないかと心密かに思っていると思います。でも「引き揚げを中止する!」なんて言ったら、遺族ばかりか国民全体からの突き上げがあるのは大統領だって判っていると思いますから、今は本当に困っているんじゃあないかと思いますねぇ。

引き揚げた船はどうするんですかねぇ。沈没原因調して、遺骨が残っていないか調べて、その後はまた海に沈めるんでしょうが、そのために100億円を使うんだったら、遺族の見舞金にまわした方がよっぽどいいと思いますが、大統領のメッセージ映像を見る限り、この辺りの検討が済んだうえでの引き揚げ決定だとは思えませんでした。

結局、朴大統領には引き揚げに対する考えがなく、世論の流れに合わせているだけではないかと思います。こうした態度を韓国の国民も見ていて、もう諦めているようなネット記事が多くなりました。

朴大統領は悪い人ではないと思います。でも大統領としては不適当でしょう。よい参謀や補佐が居てくれたらよかったのですが、残念ながら、見つからなかったようです。前任の李明博(イ・ミョンバク)氏は現代建設の会長からソウル市長を経て2008年2月に大統領に就任しました。当時はビジネスマン体験を活かした効率的運営で韓国経済の改革が期待されていたのですが、任期5年の間で目立った成果もなく、竹島(韓国名:独島)でのパーフォーマンスを最後に退任しました。

こういう経緯を見ていると、韓国では、だれが大統領をやっても国民が幸せになることはない、という極めて深刻な状況にあるように思われます。その原因は、恐らく、韓国民が日本国民と比べたら格段に利己主義者だからではないかと思います。大統領といえども国民に負担を強いる政策は決断できません。よって国益は軽視されます。こんな状況が続いていて、経済不振や政治的な劣性は全て外国、特に日本、の身勝手な行動によって引き起こされている、という発想しか持てない体質になってしまったようです。

韓国人の呟(つぶや)きがネットに載っていました「はやく中国か日本に占領してもらいたいよ。」韓国の閉塞(へいそく)状態はいよいよもって深刻です。日本も同じ状況に陥らないためには国民も国会議員も与えられた責任を全(まっと)うする覚悟が必要だと思います。問題解決を他人や他国に任せたり押し付けたりしてはいけません!
(完)
The Beatles - The Fool On The Hill
https://www.youtube.com/watch?v=UNfS9Ywb2Cc
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