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mh徒然草―47:FIFA会長選~ロヒンギャ族

今日5月31日、FIFAのゼップ・ブラッター会長(79スイス人)が5選されました。1998年から会長職を務め、17年間もトップの座に居座っていましたが、開催地を巡る汚職問題を2日前にアメリカ司法省から指摘され、身内から大勢の逮捕者がでました。にもかかわらず、予定通り会長選に立候補し、欧米のFIFA会員から退任を要求されていたのに、その理由は無いとしていた中での当選でした。

ネットでは次の記事がありました。
記事見出:FIFAブラッター会長、UEFAの反逆行為に「全員許す。しかし、忘れない」
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「現職副会長を含む幹部複数が逮捕された汚職事件を抱える国際サッカー連盟(FIFA)は29日、第65回総会で会長選挙を実施し、現職のゼップ・ブラッター氏が5期連続当選を果たした。

 ブラッター氏は、1回目の投票で133票を集め、新任を目指すヨルダンのアリ・ビン・アル・フセイン王子の73票を大きく上回る得票数を獲得。両名とも過半数に至らなかったため再投票となったが、2回目の投票を前にアリ王子が辞退し、ブラッター氏の再選が決まった。

 アリ王子を支持した欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長は、FIFAの大規模な汚職問題が明るみに出たことで、総会の前日にブラッター会長と1対1で会い、会長選から身を引くことを要求した。しかし、ブラッター会長はこれを拒み、自身の指導のもとで組織を立て直すと主張した。

 選挙後、スイスの地元TV局のインタビューに答えたブラッター会長は「私に対する憎悪は一部の人間だけではなく、組織全体からきているようだ」と話し、「全員を許す。しかし、忘れることはないだろう」と反逆したUEFAに意味深なコメントを残した。

 また、汚職事件の一斉捜査に関しては「7名のFIFA幹部の逮捕は、米国警察の指示の下、総会を妨げるために行われたと疑っている」と陰謀説を語り、同会長を批判する評論家に対しては「悪口を言う人間は、悪口を言う性分だ」と強く非難した。」

つまり「私を批判した人を許すよ、私は寛大な男だから。でも、あんたのした私への仕打ちは決して忘れないよ、いつか私は仕返しするつもり」って言ってるんですねぇ。

この言葉には79歳の老醜がストレートに現れています。任期は恐らく4年でしょうから83歳までトップの座に居座ろうっていうのでしょうが、FIFAの汚職は10年以上も前から行われていたといいますから、その時も会長だった人が79歳を過ぎた今、改革できることなんてあるわけがありません!

もしブラッター氏の言うように、今回の汚職事件は、アメリカ司法省のでっち上げだ、というのなら彼の怒りも理解します。しかし、汚職を指摘された副会長が、本当に悪いのはブラッターだ!って言っている記事がありますから、分はアメリカ司法省の判定にありそうです。

それにしても133票(得票率65%)の支持を得ましたから、FIFA関係者の多くはブラッター氏で好!としたわけで、一体どんな思惑から彼を押したのか、世の中、正義だけでは動かないという実例がここにもあったって感じです。

で、今日6月3日にTVニュースを見ていたら「テニスの錦織圭選手がフランス・オープンで接戦の末敗退」に続いて「ブラッター氏は会長職を辞任した」とのこと!本人のコメントがないので、何んで急に態度を変えたのか判りませんが、きな臭いですねぇ。

このブログが公開される7月下旬には、もう忘れ去られているニュースでしょうが、その時には恐らくブラッター氏が汚職に関与していた事実が明らかにされていると推察します。

で、もう一つ気になっていたのはロヒンギャ族の難民船が東南アジアの海上で受け入れ先が決まらないまま漂流していて、人買いの暗躍や、大量虐殺の証拠が見つかったなど、人間とは思えない虐待行為が行われている、というニュースでした。今も午前のワイドショーで取り上げられていて、それによればロヒンギャ族は1千年以上も前からアラビアなどからミャンマーに移住していて、ミャンマー人として扱われていてもいいはずなのに、学校や病院には入れないなどの差別を受け、時には焼き討ちにあって殺されたりしていて、この虐待をしているのが仏教徒だということで、コメンテーターも「仏教徒がそんなことをするなんて!」と私と同じ感想を述べていました。

難民は世界中で起きていますが、政治難民と経済難民があって、ロヒギャン族は経済難民といえるでしょう。アラビアが発祥です。アフリカからは小さな船で地中海を渡ってヨーロッパへ移ろうという難民が沢山いますが、この人達も大半が経済難民です。サウジアラビアは現在、石油のおかげで裕福な国ですが、その南のオマーンやイエメン、さらに紅海を挟んだアフリカのソマリアなどは貧しい国です。そして、北アフリカの地中海に面したアルジェリアやリビアも貧しい国で、これらの国では自国にいても仕事がなく、国の福祉支援もなく、餓死するのを待つだけだということで、危険承知でヨーロッパに脱出を試みます。

こうして密入国者が増えた国では、スラム街が生まれ、強盗殺人や盗みが蔓延し、国の治安が悪化しますから、心を鬼にしてでも経済難民を排除する施策を採らざるを得なくなります。もし受け入れでもしたら、密入国者はネズミ算で増えていき、収集がつかない状況になるでしょう。

経済難民を産み出している国は自国の都合にかまけていて、貧しく、人間とは思えない人たちが国を捨てて逃げていっても何も対応しないし、邪魔な、面倒みなければならない人間が減るので好都合だと思っているのではないかと思います。

自国にも、他国にも受け入れられない経済難民が増えている状況をどう解決するのか、は難しい問題ですが、ピケティ氏の言うように、貧富の格差は拡大する一方だとすれば、放置していれば悪化するばかりです。やはり、自国を捨てる経済難民が生まれる素地を減らす対策を根気強く進めるしかないでしょう。国を捨てるのは貧しい人です。仕事も、その日の食糧すらも、不足しています。自分たちで食糧を確保できる施策を促進する支援をするしかないと思います。砂漠で野菜を作れって言ったってできるわけないよ、ってこともありますが、灌漑すれば可能です。そこまでやらなくても、今は見捨てられている農耕可能な土地もあるはずで、これを有効活用する方法とか、現在の耕地からの収穫量を増やす方法を導入するとか、なにか施策はあると思います。

まずは十分な食料確保が最優先でしょう。でないと、世界の餓死者数は増加の一途となり、それは我々日本人の食糧事情にも影響を与えることになるでしょう。
追伸です!!!
7月20日、ファイルに保存していたこのブログ(7月24日公開)をチェックし、念のためFIFA会長の最近の言動を、とネットで調べたら、少し古い6月24日のニュースですが、会長に居座りたいと駄々をこねているようです!次回の選挙にも出馬するっていうんです!醜いですねぇ。こんな人がまたFIFA会長に選ばれるなら、FIFAの体質は腐り切っていると言えるでしょう。FIFAに代わる協会を作るべきだと思います。
ニュースの抜粋です。
「FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長が辞任を撤回する発言をした。イギリス紙『BBC』が26日付で報じている。
5月29日にチューリッヒで行われたFIFA会長選で再選を果たしたゼップ・ブラッター会長。再選が決まった4日後の6月2日、ブラッター会長は会見で自らの辞意を表明していたとされていた。しかし、会長本人が辞任を決定していなかった旨を明らかにし、辞任撤回を明言している。」
全文をご覧になりたい方は次のURLでどうぞ。
http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20150627/325806.html

それでは「どうでもなれ!」ではなく「Let it be!そっとしておけ!」をお楽しみください。


Let It Be - The Beatles
https://www.youtube.com/watch?v=0714IbwC3HA
(完)

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