Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草58:セオル号の引き揚げ業者確定

8月4日付けThe Maritime Executiveのネット版によると「Chinese Company Picked to Salvage Sewol中国の会社がセオル号回収作業を受注した」とのこと。

会社はShanghai Salvage Co.で、受注額はUSD73百万(≒88億円)。作業は来年に始まり7月までには船を解体作業場に曳航(えいこう)し終える計画です。2週間後の8月19日の記事によれば、回収業者は「はしけ」とタグボートを沈没領域に派遣し、潜水夫が海に潜って調査を始めたようで、流石に中国の会社というか、やることが素早くて感心されられました。日本も見習うべき行動力だと思います。

これで、中国の会社が回収に失敗するか、不測のイザコザで中国の会社と韓国政府の契約が破棄されるかしなければ、以前にお知らせしたmhの預言「セオル号引き揚げは実施されないであろう」が的外れとなります。世の中は複雑で、的確な予測は難しいなぁと改めて認識しました。

沈没したのは昨年の4月16日。もし来年4月に引き揚げられたら2年ぶりに姿を見せることになります。乗員・乗客476人で、生存者172人、死者295人、行方不明者9人でした。引き上げ目的は行方不明者の遺体回収(腐乱し、魚の餌になって骨しか残っていないと思います)と沈没原因の究明だと思いますが、海に沈んで2年経過している訳ですから、不明の9人全ての遺体が船中で見つかる確率は低いし、沈没原因を確定できる新事実の発見も困難で、その上、今更原因が明らかになっても次の事故を抑制する力としては弱すぎると思いますから、回収費用の88億円は効果的な使い方とは思えません。もし5人の遺骨が見つかり、残る4人は見つからなかったら、どうなるのでしょう。子供の遺体が見つかった親が「政府はよくやってくれた」と褒めてくれることは想定できませんし、子供の遺体が見つからなかった親は、調査続行を政府に要求するでしょう。mhとしては、慰霊塔を建て、亡くなった300人余の人々を追悼する場を準備する(念のため調べたら、2年後完成で計画されたようです。着工は来年)か、88億円は遺族に見舞金として渡す方が好かったと思います。死者、不明者の合計が約300人ですから、一人当たり3千万円を渡せます。引き上げ費用に88億円を使うということは、韓国政府は見舞金は既に十分支払ったから問題ないと考えているか、面子を重視したか、のいずれかでしょう。

見舞金をネットで調べてみました。古い記事しか見つからないのですが、事故1年後の4月2日付けニュースで「遺族は補償プランを拒否」とありました!
「政府は死亡した生徒一人当たり38万USD(4千6百万円)の見舞金を提案したが拒否された。政府試算では寄付金や保険金も加えれば受取総額は75万USD(9千万円)になるとのこと。遺族の一人は“事故から1年後になって金の話を持ち出してくるようないい加減な政府関係者は殺してやりたい”と言っている。」
http://www.dailymail.co.uk/wires/ap/article-3022646/S-Korean-ferry-victims-relatives-reject-compensation-plan.html
この記事以降、今日(9月8日)までの日付での見舞金ニュースは見当たらないので、遺族には未だに見舞金も保険も寄付金も分配されていない可能性がありますが、さすがにそんな馬鹿なことにはなっていなくて、手付の見舞金の例えば5百万円程度は渡っているのではないかと思います。

セオル号回収業者は入札で選ばれたのだと思います。中国の会社より少ない金額で回収できる業者は世界には恐らくないでしょうから、それで良いと思いますが、9月3日に北京で開かれた抗日戦勝70周年記念日の様子を伝えるTV映像では、習近平書記長が左右にロシアのプーチン大統領、韓国の朴大統領、国連の藩事務総長、江沢民元書記長を並べたひな壇で壮大な軍事パレードを観閲し、自らも紅旗という中国産の黒塗り大型高級車から上半身を出して天安門前の長安街(10車線の主要道路)をパレードしていて、いよいよ中国は日本や東南アジア諸国との臨戦態勢を整え、韓国や北朝鮮の中国編入に手を付け出すのかしら、との危惧を感じました。軍隊が幅を利かし、共産党が居座る中国に頼る気持ちが韓国政府にあるなら韓国国民の気持ちは複雑でしょう。日本嫌いを見せつける行為だとしたら軽率だと思います。もっと上手いやり方はいくつもあるはずですから。

藩事務総長が参加したのは、日本国民を嫌う韓国国民へのアピールで、次期大統領選への足掛かりを作ろうとしているのではないか、との見方もあるようです。たんなる推測でしょうが、中立を重視すべき国連の代表が、分からずやの日本を懲らしめるためとしても、中国軍のパレードを讃える様子はどう見ても異常で、藩氏の国連事務総長としての資質を疑うのは日本政府だけではないでしょう。

ソビエト連邦解体後に独立した諸国がロシアに復帰しないのは、昔の生活はこりごりだと考えているからだと思います。少々頼りないアメリカですが、こちらには言論の自由がありますから、今のプーチン大統領独裁のロシアや共産党独裁の中国よりもましです。韓国人が安倍首相を好きになれないのは理解しますが、だからといって日本を目の敵にするだけでは韓国にとって良くないことは明白です。

しかし、翻(ひるがえ)って我が国の地勢を見てみれば、大陸から隔離されて国境問題や他国からの干渉は少なく、海の幸は豊富で、水に不自由しない島国で、地続きの国境を持つ韓国や中国と比べたら良いことずくめです。だからといって平和ボケして世界に目を向けずにいると、必ず付けがまわってきますから、中国や韓国とも仲良く付き合う方法を早く見つけねばいけないことは間違いありません。

The Closer You Get
https://www.youtube.com/watch?v=dKLItnEBUr8&list=RDdKLItnEBUr8
(完)
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