Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草63:消えゆく祭り いま何が

昨日(10月2日)、NHKの朝のニュースが終わって7時30分「消えゆく祭り、今何が」というレポートが流れ始めました。全国各地で祭りが消えていく、つまり実施されなくなっていくが、どんなことが起きているのか?をレポートするんです。気が短いmhは「そんなこと決まってるでしょ?田舎は高齢化して若い人が減ってるからじゃないの?それとも何か別の面白い理由があるのかしら?」と思って見ていました。

2015年10月2日(金) 「消えゆく祭り いま何が」
阿部
「秋祭りの季節ですよね。 地域の人々が集い、五穀豊穣や無病息災を願う伝統の祭りは、各地で代々受け継がれてきました。しかしいま、その祭りに異変が起きています。」
和久田
「こちらをご覧下さい。 全国各地で開催できなくなった祭りの一部です。ほとんどが何百年も続く伝統の祭りです。
00322.png
たとえば、こちら。 三重県鳥羽市の『火祭り』。 400年以上続く、国の重要無形民俗文化財に指定されている祭りですが、今は、とりやめられています。」
00323.png
阿部
「全国各地で消えつつある伝統の祭り。 一体、何が起きているのか取材しました。」

で、皆さん、何が起きていたんだと思います?


過疎化です!
で、隣町の若者も手伝って祭りを継続しているところもあり、都会に出た子供の家族も帰って来て、昔を懐かしむチャンスが残されているところもある、と言ったストーリー展開でした。詳細は次のURLで確認できます。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/10/1002.html

で~、高齢化以外に理由があったのかしら?と期待して見始めていたmhは失望しました。田舎では若い人が都会に出てしまい、昔から続いている伝統的な祭りも継続するのが困難になった、っていうレポートなんですねぇ、簡単に言ってしまえば。天下のNHKが税金を使って作る番組とは思えません。年寄りばかりの町は、時の経過と共に高齢化も進み、一人去り、二人去り、20年もすれば住民数は現在の半分以下になるでしょう。隣町から若い衆がやってきてくれても、住民の大半は寝たきりで、祭りを見に出かけることすらままなりません。田舎町の人口減少と高齢化の傾向を変えることが出来ない以上、隣町から若い衆を助っ人で呼んで祭りを継続することなどせず、ご先祖様に詫びを入れて終止符を打つ方がよい時に差し掛かってきたと思います。今ではお祭りどころか、神社やお寺を維持することすら困難な田舎町も多くなっていますから、その対策をきちんと進める方が重要だと思います。

総務省の国政調査結果によれば、2005~10年の5年間の人口増減率ランキングトップは東京、ビリは秋田でした。
そして2013年の年齢別構成で55歳以上の比率が最も少ない反老齢化ランキングトップは沖縄、ビリはまたもや秋田です。
人口増減率トップ10とビリ10の計20都道府県で増減率と反老齢化のランキングをグラフ化すると次の通りです。
00324.png
人口増減率ランキングがよい、つまり人口が増えている所ほど反老齢化ランキングもよい、つまり若い人の比率が高いことが明確に示されています。また、人口増減率で10位の兵庫県でも0.0%ですから、残る37府県では人口減少が進んでいるのです。やはり、日本の人口分布や老齢化については都会と田舎で完全に二極化しているですねぇ。つまり、大都会はいつも若い人で溢れ、田舎はわずかに残った老人ばかりが暮らす所になっていくのです。

秋田県のお祭りといえば、竿灯と「なまはげ」でしょうか?
00325.png
ネット記事によれば次の通りです。
「なまはげ」は男鹿(おが)に古くから伝わる民俗行事で、大晦日に男鹿市内の約80の集落において行なわれ、年に一度、各家々を巡り、悪事に訓戒を与え、災禍を祓い、祝福を与えて去っていく。 「怠け者はいねが、泣ぐ子はいねが」と練り歩く姿はよく知られる。この行事は昭和53年に「男鹿のナマハゲ」の名称で国の重要無形民俗文化財に指定されている。」

しかし、男鹿で「なまはげ」を続けるのは容易ではないでしょう。そもそも泣いて「なまはげ」を喜ばせてくれる子供の数が減っています。雪深い集落の家から家を「なまはげ」になって走り回ってくれる若者も少なくなっているし、「なまはげ」にお酒を振る舞ってくれるはずの家も、家主が死んで廃墟になったものも多いでしょう。どう考えても「なまはげ」は消滅する運命としか思えません。逆に都会では、例えば東京の神田明神祭など、神輿の数や担ぎ手の希望者は断るのも大変なくらい増え、祭りは盛大になるばかりです。

男鹿(おが)市の人口:
1995年以降、19年間で4.05万人から2.97万人に減少しています。秋田の平均人口減少率は5年で5.2%ですが男鹿市では7%です。
00326.png
男鹿市の年齢別人口推移
00327.png
65歳以上の人口は1980~2015まで徐々に増えていますが、総人口はどんどん減少しています。25年後には50%が65歳以上になる見込みです。

価値観は人により異なるし、年齢と共に変わっていくので、一概に言う事はできませんが、年寄りにとって、およそ都会程暮らしやすい所はないと思います。かく言うmhも、断然、都会で暮らし続けるつもりです。歩いてすぐスーパーに行けるし、病院が離れていたとしてもバスや電車の便が好いから、一人でも行けますし、もしいけない場合でも電話すればお医者さんが直ぐ来てくれます。しかし田舎では、雪でも積もったりしたら、1週間以上、食糧の買い出しにも行けないし、お医者さんだって、来てくれるまでに1日以上かかることも考えられます。

秋田の雪深い片田舎の一軒家で、一人で暮らすご老体もいらっしゃるでしょう。その生活ぶりを思い描くことは困難ですが、寂しさや生活の不自由に優(まさ)る喜びを持たれているならそれも人生かと思います。もしあなたが田舎に残る親をお持ちでしたら、毎日でも電話してあげてほしいと思います。

たった今、TVの「報道特集」で「長寿大国で・・・漂流する孤独な老い」をテーマにした番組が流れていて、都会で一人暮らしの老人を若い女性が花火大会に連れ出すシーンが映っています。田舎でも都会でも、結局は一人で暮らさざるを得ない人は多く、それも人生と受け入れねばいけませんが、死ぬ時、何か言える力が残っていて、もし近くに誰かが居たら「幸せだった!」と言いたいですねぇ。

追記:この記事を投稿しようと読み直していて思いついたのですが「なまはげ」は男鹿ではなく秋田市でやることにしたらどうでしょう。人口は比較的多く、泣いてくれる子供も多いし、男鹿の出身者も多いでしょうから、行事は無理なく残せるのではないかなぁと思いました。

今回の歌は「You Raise Me Up 」です。
味わいある曲なので歌詞を挙げてみました。ザッと見て頂いてからお聴きください。
When I am down and, oh my soul, so weary
気落ちし、そして魂まで疲れている時
When troubles come and my heart burdened be
困難に出会い、心が押しつぶされている時
And I am still and wait here in the silence
私は動けなくなって、あなたがここに来てくれて、
Until you come, and sit awhile with me
私と一緒に暫く座っていてくれるのを静かに待つのです。
You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは私を元気づけてくれる。だから私も山の頂に立つことができる。
You raise me up, to walk on stormy seas
あなたは私に嵐の海を渡り切るための元気を与えてくれる。
I am strong, when I am on your shoulders
あなたの肩に載って一緒にいる時、私は強くなれる。
You raise me up, to more than I can be
あなたが元気づけてくれるので自分でも驚くようなことさえやり遂げられそうに感じる。
https://www.youtube.com/watch?v=Rkkw8RhH9ck
(完)

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

Re: タイトルなし

憂うる前に・・・って言われたって、って思ったのですが、確かに貴女の発想の方が素直ですねぇ!こちとら、少々、ひねくれているので、You raize me upの歌を聞きながら、私もお釈迦様の様に人を元気づけられるようになりたいものだ、と自分を元気づけていました!!!

mystery hunter | URL | 2015-11-22(Sun)06:21 [編集]