Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草79: You raise me upの不思議(解答篇)

まずはオペラ歌手Martin Hurkensが街頭で歌っている様子をYoutubeでもう一度よ~くご覧ください。
Martin Hurkens - You Raise me Up
https://www.youtube.com/watch?v=4RojlDwD07I

見ましたか?最後まで?

兎に角、最後まで映像を見て頂かないと「You raise me upの不思議」の問題も解答も理解できないと思いますから、出来たら、今一度、ご覧ください、勿論、Martinの歌も味わいながらです。

よ~く観て頂けましたね?いいですね?

不思議な質問「なんでこのYou raise me upが感動的か?」

2回見た人は、解答は既に判ったはずです。感動したでしょ?感動させるものが歌と撮影設定場面に盛り込まれてるんですねぇ。あなたが感動した、これ以上の解答はありません。

しかし・・・これで終わるのでは面白くありません、何かスッキリしませんよね?

で~これからmhがあなたの心の深層を解説して差し上げましょう。なぜ、あたなは感動したのか?勿論、お釈迦様が仰るように原因があるからこその結果なんですね。

感動する理由はフィルムに盛り込まれていたんです。まず歌です。
Wiki「ユー・レイズ・ミー・アップ」 (You Raise Me Up)
アイルランド/ノルウェーのミュージシャン、シークレット・ガーデンの楽曲。2002年のアルバム『Once in a Red Moon』に収録されている。2003年にアイルランドの歌手ダニエル・オドネルがカバーしてヒットした後、多くのアーティストがカバーしている。」

アイルランド民謡Danny Boy、別名「ロンドンデリーの歌」(Londonderry Air)を真似たと作曲家が暴露しているようですが、郷愁、哀愁を帯びたメロディです。ロンドンデリーの歌と言えばアイルランド人には国歌と同じ扱いを受けているくらいポピュラーなんですね。

Wiki「ロンドンデリーの歌」(Londonderry Air)
アイルランドの民謡である。イギリス領北アイルランドでは事実上の国歌としての扱いを受け、アイルランド移民の間でも人気が高い。世界で最も広く親しまれるアイルランド民謡の一つである。様々な歌詞によって歌われ、特に「ダニー・ボーイ」のタイトルのものが有名である。
曲のタイトルは北アイルランドの州の名に由来する。この曲はロンドンデリー州(デリー州)リマヴァディのジェイン・ロスにより採譜された。彼女が聴いたのはタイトルも歌詞もない器楽曲としての演奏だったが、いつどこで誰から聴いたのかなどについて詳しいことはわかっていない。ロスはこれを音楽収集家のジョージ・ペトリに預け、この曲は彼の編纂による1855年発行の「The Ancient Music of Ireland」(アイルランドの古代音楽)に収録された。この書物には無名の曲としてリストされたが、「ロンドンデリーのジェイン・ロスの収集による」という註がつけられたため、この曲は「ロンドンデリーの歌」として知られることとなった。

Wikiによれば、デリーという名前は、 アイルランド語で 『オークの木立』("oak-grove")または『オークの木』( "oak-wood")を意味するDaire(現代アイルランド語: Doire)からきているとあります 。

で~airっていうのは、ここでは風情(taste, air, elegance, appearance, hospitality, entertainment)と訳すのが適当ではないかと思います。

つまりLondonderry Airとは「ロンドンデリー地方の風情」という意味と言えるでしょう。

曲にはいろいろな歌詞が付いているようですがDanny Boyバージョンが最もポプラ―とのことですから、よろしければ、次のURLでお楽しみください。
https://www.youtube.com/watch?v=8s_jleJFR_M
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まとめると、こうです。
You raise me upは風情と哀愁を帯びたメロディであるだけでなく、歌詞が感動を呼び起こしやすいんです、「感謝の気持ち」を歌ってますからね、そばにいてくれるだけで私を元気づけてくれるっていう感謝の心です。スポーツ選手が勝利インタビューで「とにかく応援してくれたみんなに感謝で一杯です」ってなコメントをするのを聞いて、ステレオタイプとは言え悪い気分になる人はいないでしょう。

更にMartinが歌うYou raise me upには、感動させる別のネタも仕込まれています。聴衆です。様々な表情やしぐさで登場してきます。ほとんど、この町、または近郊の住民のようですが、泣いたり、笑ったり、じっと聞き入っていたり、なにが起きているのか判っていなかったり・・・何故こんなに多様な反応があるか?

Martinの方を向いているこの3人、何が始まるんだろうってな顔つきです。この時点ではイントロは流れていますがMartinはまだ歌っていません。
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このご婦人、歩きたばこしてますね。たばこは辞めた方がいいですよ、特に歩きたばこは。
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左は男、右は女です。って思ったんですが、後で挙げる写真をみると左側の人は老婦人のようです、若作りですが。
2人とも何が始まるんだろうって感じですね。You raise me upの曲はこれまで聴いたことが無いのかも知れません。
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Martinが歌い始めると、脇からチョコチョコっと出てきて写真撮影するおばさんが登場していました。珍しい見世物を楽しんでいる感じで、歌への関心は薄いようでした。
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2人とも女学生みたいですね。曲に馴染みは少ないようですが、聞き入っている感じです。
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お年寄りの御婦人、音楽が何処から流れてきているかの方に関心があるようで「あっちからみたいね?」って言ってます。
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このご夫婦、何度かクローズアップされていました。素敵な女性ですね。mhのタイプです。
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きっと親子です、じっと聞き入っている様子でした。顔も似てますが、人生観も似てる雰囲気ですね。味わい深い、いい表情だと思います。
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この女性、何かに思いを馳せながら聞き入っている感じでした。
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この2人の女の子、姉妹でしょうか。何度か登場してますが、何が起きているのか判ってはいないのでしょうが、ことの成行きには関心があったようです。
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この男性「おぉ、面白いことやってるなぁ、プロのカメラマンも撮影してるから、なんかのイベントだな?」ってな感じです。歌より雰囲気を楽しんでいると言えるでしょう。
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この3人、相合傘をしていますから友達で同年輩というところでしょうが、思い思いの顔で思い思いの方向を向いてます。「どうしよう、そろそろ行こうか?」ってな感じで心は歌とは別のところにあるようです。
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この若い女性、歌詞の意味を考えている感じ。好い顔してます!
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mhのタイプの女性、また登場しました。
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右端の黒人系の女性、笑いながら見てました。歌を味わっている感じはしません。その前でハンチング帽をかぶって聞き入っている若者、好い顔してますねぇ。彼は聴こうとしています。
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この老婦人ご一行、歌よりも、雰囲気を楽しんでるようです、時間潰しに。
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この女性、2回目の登場ですが、とうとう涙を流し始めました。何を隠そう、mhも涙なくしてこのフィルムを見ることはありませんでしたから、よ~く判りますよ、あなたの気持ち。
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また、かの妙齢の御婦人の登場です。この女性、4回登場してます。カメラマンも気にかけていた被写体のようです。
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この若者、歌よりも、歌手について友達に話しているみたいです「俺、あの男、いつかTVで見たことあるよ!」
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この3人「なかなかいい声してるわね」ってところでしょうか。聞き入っている感じもします。
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アイボリーのコートの男性と隣の女性、夫婦だと思いますが、今ここに来たばかりでした。Martinの歌はスピーカーで流れ続けていたので聞こえていたはずですが、鳩が豆鉄砲を食ったような顔です。歌が終わり聴衆が拍手している時も、この姿勢、この顔をしてました。
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この犬、素晴らしいですねぇ、品があります。で、この飼い主、どんな顔をしてるんだろうって思ってみてましたが・・・
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渋い、好い顔してます。この姿勢で、この顔でじっと聞き入っていたようです。
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夫婦だと思います。奥さんは最初の方で登場してました。その時は「面白いことが始まるみたいね」ってな顔してましたが、今は旦那の胸に寄り添ってます。二人とも、歌詞の意味を理解しているようで、胸を打たれ、しんみりしている感じ。
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この2人、恋人同士でしょう。女性は歌を楽しんでいたようですが、彼氏の方は、「歌なんかどっちでもいから、早く、ショッピングに行こうよ」ってな様子で、お調子者っていう雰囲気です。
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Martinが歌い終わると右側の男性が帽子にお金を入れに出てきました。シャッタータイミングが悪く、みょうな姿勢ですが、立派な人だと思いましたね、mhと何となく雰囲気が似てました。
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最後はみんな大拍手!いゃ~よかったです、とっても。
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聴衆がフィルムに現れていると、あなたもその一人になったような気分になって、Martinの歌をその場で聞いている臨場感が生まれ、あなたの心に歌がしみ込み易くなっているのです。

アイルランド生まれのYou raise me upですから原曲は英語なんですね。で、Martinもオリジナル通り英語で歌いました、オランダの田舎町で!!!

Wiki「オランダNetherlands」
公用語はオランダ語Dutchである。フリースラント州(mh:北海の沿岸一帯)ではフリジア語も公用語として認められている。識字率は99%である。オランダ国民のほとんどが、英語を話すことができる。また、母国語や英語以外にも、フランス語Frenchやドイツ語Germanなど数カ国語を話せる人が多い。
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オランダ国民の89%は英語を話せるんですね!ドイツ語も70%です!しかしですね、やっぱ年寄りは英語を理解できない人が多いんじゃあないかと思いますから、英語を理解しない11%ってのは多分、ほとんどが老人でしょう。中には若い人も若干いると思います。英語を知っていても自分の将来に大して役に立たないって考えている人でしょう。若いうちから、見聞を限る人は社会に役立つ人にはなれないと思いますよ。勿論、赤ん坊は英語を理解しませんが、オランダ語だって判らない訳ですから、この集計には含まれていないって考えるのが筋でしょう。

Martinの歌うYou raise me upを本当に楽しもうとするなら、英語が理解できなけりゃぁ駄目だと思います。聴衆の反応は、英語の歌詞を理解しているかどうかが重要なポイントです。年取って英語なんか判るわけないよ、ってな老人と、若くても英語より遊びの方が楽しいっていう人は関心が低いので感動することはありません。日本でMartinが同じことをしたら、英語を知らない人が多いですから、一体、なんのイベントなんだろう?って考えている人ばかりで、感動する人はわずかではないかと思います。

しかしです。英語を知っている人でも、歌詞を味わうことが出来なければ、この歌の良さは半分も判らないでしょう。逆に、英語が判らなくても、よいものに感動する心を持っていれば涙してこの歌を聞くことが出来るはずです。あなたは見たことがありますか、Pretty Womanという映画。Richard Gere扮する富豪millionaireエドワード・ルイスとJulia Fiona Roberts扮する娼婦fuckerのビビアンは豪華に着飾って、これから飛行場に向かうところです。
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チャーターしたプライベート・ジェットでサン・フランシスコ(ロス?)の劇場に行き、イタリア・オペラを見るんですね。娼婦のビビアンは高校も出ていないしイタリア語なんて全く理解できないんです、私も同じですが。でも、舞台に登場した女性歌手の歌にしびれて、涙ボロボロになるんですね。
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mhは、オペラやクラシック・ミュージックへの関心は極めて薄いのですが、ショパンの「別れの曲」やシューベルトの「アベ・マリア」、ホルストの「ジュピター」なんかは好い曲だなぁと思います。でも積極的に聞くわけではなく、聞いても涙を流す程は感動しないんですね、どういうわけか。やっぱ、お釈迦様も仰るように、理由があってこその結果で、歌詞がついていないと曲を聞くことに関心があるというレベルで終わってしまい、何かを考えるってところまで踏み込めないからだと思います。

大抵の人は、好きな曲を1つや2つは持っています。この曲を聞くと、死んだ母さんを思い出すとか、別れた恋人を思い出すとか、悩んだ若き自分を思い出すとか、つまり何かの体験と結びついていて、曲そのものよりも、その時の記憶を思い浮かべて、感動が湧き上がってくるんですね。でYou raise me upを聞くと感動する人が多い理由の一つだと思いますが、感動する人は、かつて、困難に出会い、誰かのおかげで、それを脱出した体験がある人か、または、困っている誰かを助けた体験がある人で、この歌を聞くと、その時のことを思い出すので感動するんですね。人を元気づけたことが無い人、元気づけてくれた人を持たない人、はraiseとう体験を積まなかったので感動することはありません。

こう考えてくると、物事すべて、いろんな見方をして、いろんな考え方をして、最も重要なのはそれを自分でも体験する、つまり、自分のものにすることが、それを深く味わうポイントではないかと思います。

ということで・・・今日は1月12日ですが・・・2月20日にはベトナム・ハノイを訪れます。6月にはアフリカか、中国か、モンゴルか、スリランカか、キルギスか、などと旅行ばかりを空想しているmhですが、やっぱり、現地に行って空気や人に触れるってことがいかに価値のあることか、再認識した次第です。

最後にYou raise me upと似た歌詞の歌をご紹介すると・・・
Stand By Me-Ben E. King(近くにいてくれ!)
https://www.youtube.com/watch?v=BTCfQ6Bb8QE

で日本にも似た歌が無いか考えたんですが・・・
「そばにいてくれるだけでいい(おまえに フランク永井)」
しかし・・・この歌はちょっと違うような気が。実はここにURLを貼り付けていたんですが、残念ながら消されてしまいました。

どちらかと言うと次の方がぴったしでしょう。
3年B組金八先生主題歌 贈る言葉 海援隊
https://www.youtube.com/watch?v=3SWyQcAIg34
(完)
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コメント


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結局、お釈迦様が仰る「唯我独尊」、自説に酔っていらっしゃるだけです。
これは単なる物乞いを脚色、その証拠に元はアカペラのはずです。聴衆や通行人の目は同情のそれです。
「プレティウーマン」で学卒のインテリ娼婦を演じていたジュリア・ロバーツで感動を求めるなら「エリン・ブロコビッチ」が面白く「ノッテングヒルの恋人」なんかも楽しいですよ。
お釈迦様は仰いませんでしたか「少しは広く見て、今少し深く考えろ」と。

| URL | 2016-03-11(Fri)06:45 [編集]


Re: タイトルなし

唯我独尊の理解については、いろいろあるようです。「ブッダのことば」の著者である中村元氏のコメントが解説されたブログがあります。
http://higurasi101.hatenablog.com/entry/2012/04/26/204259
文庫本「ブッダのことば」(岩波)にも中村氏がこの言葉の解釈について解説していました。手元にある本で探したのですが、どこに記されていたか見つかりませんが。
来週月曜日以降、仏陀に関するブログを投稿しています。4月25日、5月2日には仏陀の生涯をYoutubeからご紹介します。

mystery hunter | URL | 2016-03-12(Sat)12:27 [編集]


「唯我独尊の理解については、いろいろあるようです」よいポイントを突いていらっしゃる。そこが釈迦の弱いところで、吉田松陰などに仏教が邪な宗教であると指摘される点です。釈迦が同世代の中国の聖人のように優れていたら、後々「理解については、いろいろあるようです」になんて勝手に解釈されないようにしっかりと口述または文章にしておくべきです。

| URL | 2016-03-16(Wed)10:48 [編集]