Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草84: 広島の外相会議で核廃絶を訴える日本?


この原稿を作成している今日は4月8日ですが、2日後の4月10,11日に広島で開催予定のG7外相会議について、岸田外相がインタビューに答えているニュースをTVで見ました。

ネットでも見つかったのでご紹介しましょう。
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G7外相会合「広島宣言」各国首脳に「被爆地訪問を」
(テレビ朝日系(ANN) 4月8日(金)11時49分配信)
G7外相会合で採択される「広島宣言」のなかで、世界の指導者に被爆地訪問を促す言葉が盛り込まれることが分かりました。
平和公園には本当に多くの外国人が訪れます。広島宣言には、原爆の現実を世界の指導者にも見てもらいたいという思いが込められることになります。
岸田外務大臣:「様々な被爆の実相に触れてもらうわけですので、自分の目で、自分の心でしっかり様々なものを見てもらうことが重要」
「核兵器の透明性」についても盛り込まれる方向です。これは、どれだけ核兵器を保有しているかオープンにする必要性を強調するものです。さらに、核軍縮をそれぞれの核保有国の自助努力だけに任せず、国際社会が結束して進めるべきとの考えも入ります。ポイントは「核兵器は非人道的だ」と訴えるところです。核保有国は反対しているので、残り2日間でどれだけ説得できるかが勝負です。.
・・・・・・・・・・・・
で~、このG7外相会議は、5月26日(木)~27日(金)に開催予定の伊勢志摩サミット(先進国首脳会議)の事前打ち合わせのようですが、外務省ホームページによれば、テロ・暴力的過激主義,難民問題,軍縮・不拡散,海洋安全保障等の国際社会が直面する喫緊の課題や,北朝鮮,中東,ウクライナといった地域情勢についての議論が行われる予定です。また、関連行事として,広島平和記念資料館訪問及び原爆死没者慰霊碑への献花並びに宮島厳島神社への訪問が予定されています。

原爆で身内を失った広島の人が主要国の外相などに核廃絶を訴えたい気持ちを持つのは、心情的には理解しますが、今の日本政府がいくら訴えても、何の役にも立たないでしょう。国連での討議の様子からも判るように、そもそも、核保有国は核廃絶には反対ですし、日本も時には、核廃絶決議に態度を保留したりしているのは、既にブログでもご紹介した通りです。

オバマ大統領には広島を訪問してほしいとの希望を日本政府や広島市民は持っているようですが、何故、訪問してほしいのでしょう?まさか、あやまってほしいと思っているなんてことはないですよね?

アメリカ人には、原爆のおかげで日本に終戦を決意させられたのだから、礼を言われるとしても、アメリカ大統領が広島で被災者に頭を垂れて詫びる必要などは毛頭ないという考えが強いようです。私もその考えは間違いではないと思います。

原爆投下について謝らねばならないのは太平洋戦争を始めた日本政府であってアメリカではありません。

本当に原爆を世界から無くしたければ、日本政府や広島は、もっと積極的に意見を言い、活動する必要があります。ただ単に、広島に来てほしい、だけでは子供がすねているのと同じです。

しかし・・・核保有国は核を手放さず、非核保有国の中には核保有に向けて動いている国がある中で核廃絶を訴えるのは、とても空しいことだと思わざるを得ません。ましてや、軍拡や核保有を続ける中国や北朝鮮がある以上、日本が防衛のために軍拡し、核保有するのもやむを得ないと考える人が増えている状態で、広島に来て平和を感じてほしいなどと言うだけで平和を推進している気分になっている日本にはあきれるばかりです。

本来、広島や長崎など悲惨な事例を持っている日本は、核廃絶に対し大きな貢献ができるはずでした。それが出来ずにいるのは、太平洋戦争や日中戦争、韓国併合などで、近隣諸国にかけた迷惑を心から詫びたことがなく、今は詫びる必要もないと考える人が増えている日本の姿勢にあるとおもいます。こんな日本が、広島だけが悲惨な被害を受けたような話をするものだから、どの国も真面目に聞いてくれないのです。

ひょっとすると、太平洋戦争が終わった後の国会での総括で、戦争を始めたのはまずかったとか、将来は戦争を放棄する、などとは決議したものの、戦争で重大な被害を与えた諸外国、戦争で亡くなった日本国民、アメリカ国民、アジアの人々に対して心からの遺憾の意を明確にしていないのではないでしょうか。そうでなければ、一部の国会議員や安倍首相などが、あれは侵略戦争ではないとか、軍拡は必要だ、などと言い出すはずはありません。のど元過ぎればっていいますから、不都合な歴史は忘れることにしたのかもしれませんね、いまの政府は。

ご参考:
日本国憲法第9条
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
(mh:やはり、反省はありませんねぇ。どこかに書かれているのでしょうが、どんな反省をしたのか、どんな賠償をしたのか、それは受け入れられたのか、二度としないと誓っているのか。このあたりが不明瞭だから、韓国や中国など、痛めつけられた国から何度も糾弾されるんだと思います。でも、第9条は戦力は持たないって明言してますね。自衛隊って戦力じゃあないんですね?軍拡や集団的自衛権は憲法第9条に矛盾しないって首相ばかりでなく内閣法制局トップが言ってましたが、彼等の発想は理解不可能です。矛盾を知ったうえで言っているなら看過できない事態です。)

Sealed With A Kiss Lyrics - Brian Hyland
https://www.youtube.com/watch?v=8pFEu_fVMe0

(完)

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コメント


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どのように反省すればご満足をいただけるのでしょうか?

888 | URL | 2016-04-17(Sun)05:59 [編集]


Re: タイトルなし

日清、日露、太平洋戦争はいずれも日本が仕掛けました。そうではないという意見も日本にはあるようですが、他国に軍隊を派遣して戦いを開始していますから、日本が仕掛けたと考えるべきだと思います。開戦の目的は国土拡大や植民地化による国益増強だったと思います。つまり他国から搾取するのが狙いです。この行為は正義ではなく、よって反省すべきだと思います。
反省では、1)日本が採った手段は間違いだったと認めること、2)この手段によって被害を受けた国や人々に十分な損害賠償をすること、3)このような手段は二度ととらないと確約すること、、だと思います。
いずれも何もしていなとは言いませんが、時には間違いではなかったなどという首相や国会議員がでてきたり、海外派兵は必要だと言い出したりするのは、反省が中途半端に終わっている証拠だと思います。まずは、戦争は間違いだったと今の国会でも明言することが一歩だと思いますが、そんなことを何度も言う必要はないと言っては侵略戦争ではなかったなどと言い出すしまつなので、日本に痛めつけられた中国や韓国に、反省していないと言われ続けていると思います。なお、1)日本が採った手段は間違いだった、重大な被害を他国に与えた、ということについては村山談話や河野談話が引き合いに出されていますが、談話は個人がその時だけの思いを話しただけですから、時がたてば違う考えも出てくるという含みが残っていると言えますから、やっぱり反省不十分と考えられても仕方ないのではないでしょうか。

mystery hunter | URL | 2016-04-17(Sun)11:13 [編集]