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mh徒然草91:朴大統領は死刑か?


4月13日、韓国の国会議員選挙で朴槿恵(パククネ)大統領を擁立する与党セヌリ党が過半数を割りました。党内で朴大統領のやり方に批判的で大統領と距離を置く「非朴派」が相次いで公認されずに無所属や野党から立候補するといった非朴派と朴派の内紛に、国民が嫌気を起して離れていったことが主因だろうとのことです。にも拘らず大統領報道官から「20代国会が民生を重んじ国民のために働く新しい国会になることを願っています。国民のこのような要求が表れたのではないかと思います」と極めて簡単な大統領コメントが出ただけで、大統領が直接、国民に語り掛けることは無く、選挙の敗北に対する反省もないことに、韓国民はあきれているようです。

かねがね、朴大統領の言動はバランス感覚に欠け、思い付きが多く、そのくせ、意固地で、独善的で、独裁的で、国のリーダとしての資質に欠けると思っていましたが、やっぱりねって感じです。安倍首相を顧(かえり)みると、朴大統領ほどはひどくないと思いますが、独善的な傾向は同じです。二人とも親族を後ろ盾に、苦労体験がないままリーダーになっていますから、他人の気持ちは理解できません。

ところで、今回の韓国の選挙の結果、朴大統領は来年、任期切れで退任したら糾弾される可能性は高まったと専門家たちが言っています。何故そんなことになるというのか?

韓国では政権交代すると「必ずといってよいほど前大統領が訴追される」と言います。全斗煥(チョンドファン)元大統領は退任後、不正蓄財などを追及されて死刑判決を受け(減刑の後、特赦)、盧泰愚(ノテウ)元大統領も政治資金隠匿などを理由に懲役刑に処されています(後に特赦)。盧武鉉(ノムヒョン)元大統領の場合、実兄が収賄で逮捕され、自身も収賄疑惑で捜査対象となり、自ら命を絶ちました。今の朴政権になった時、李明博(イミョンバク)前大統領の訴追はなかったのですが、李氏の看板プロジェクトだった『4大河川改修事業』に対する批判などが巻き起こりました。繰り返されるこの歴史は「恨(うらみ)の政治」と呼ばれているそうです。大統領にいじめられていた人の怨みが、退任して普通の人になったのを機に、爆発するのです。

政界の中枢を非朴派に握られた朴大統領も、退任後「多くの政策で間違いを起こした」と追及されるでしょう。感情的とも思われる反日政策、その反動の過度に中国寄りの政策、国内経済の低迷、セオル号事件の対応不備、慰安婦問題の安易な幕引き、などなど非朴派に攻撃される材料には事欠きません。

韓国で前大統領が批判されたり、死刑判決を受けたりするニュースに接すると、韓国人って過激で理解できない人種だね、なんて考える日本人が多いかと思いますが、それは間違いでしょう。人間は、国が変っても本質は同じで、韓国人も日本人も大差はないはずです。じゃあ、何故、韓国では前大統領は新大統領派から非難され、死刑判決を受けたりするのか?

恐らく、日本の首相よりも強い権限を韓国大統領が持っているからではないでしょうか。普通の人なら、権限を持つと、他人の考えを自分の権限で押さえつける傾向が強くなるのです。よって普通の、つまり大したとりえのない人が、親族の威光などでリーダーになって大きな権限を得ると、自分は偉い人間だと錯覚し、それを誇示したくなって権限を過度に行使し、その結果、周辺から恨みを買い、退任して権限を失うと、虐げれれていた人々の仕返しを受ける、という、極ありきたりのパターンが韓国の前大統領の「死刑判決」に現れるのだと思います。

安倍首相も自民党国会議員の言動を抑圧したりしていますから、退任すれば、ヒットラーの生まれ変わりのようだったとの感想が党内から出てくるかもしれません。日本では、さすがに死刑判決は出ないでしょうが、それは日本の首相に韓国の大統領ほどの権限がなく、生じる恨みの程度が小さいためだと推察します。しかし、田中角栄氏のように裁判で断罪される可能性はあるわけで、集団的自衛権で、アメリカのために自衛隊員が死ぬことがあれば、どうなるかは保証の限りではありません。首相は、独善で物事を決めぬよう、国民や国会議員の意見に十分耳を傾けるよう、誠意をもって議論を尽くすよう、心を入れ替えるべきだと思います。

There's No Way with Lyrics by Alabama
https://www.youtube.com/watch?v=MLqH3RVz200&list=RDdKLItnEBUr8&index=3
(完)

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