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チチカカ湖とウユニ塩湖の不思議:補足


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このブログに張り付けておいた写真は手違いで消去してしまいました。
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もしご関心がございましたら、つぎのURLでご確認下さい。
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なおライブドアブログのホームページURLは下記です。
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チチカカ湖とウユニ塩湖の不思議;補足

              2014年3月7日 mystery hunter

筑波の産業技術総合研究所(産総研)の研究者が「リチウム資源探査の最前線:ウユニ塩湖」を2010年6月の地質ニュース670号で発表していました。レポート中の図を中心に簡単に内容をご紹介します。

なお、このレポートは、私が昔勤めていた電機会社の生産技術部の先輩が、私の拙いブログを見てもう少し情報があるよ、と教えてくれたものです。
Pdfで全7ページです。興味のある方は下記URLを参照下さい。
https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/2010_06_10.pdf

<産総研レポート「リチウム資源探査の最前線:ウユニ塩湖」抜粋>

第1図:ウユニ塩湖周辺の地質図
        第1図
ボリビアのアルティプラーノ(チチカカ湖~ウユニ塩湖一帯の台地を指すスペイン語で英語ならPlateau;台地)の生い立ちを調べたものです。

これによると、4つの湖(Titicaca,Poopo,Coipasa,Uyuni)は全て「塩湖」です。Wikiではチチカカ、プーノは「湖」でした。しかしチチカカ湖もソルトリッチになりつつあり、ポーポ湖に至っては既に紹介したように塩原も出現し始めています。

第2図:ウユニ塩湖における最上位岩塩層の層厚(m)分布
     第2図
塩湖は、岩塩層と湖沼性堆積物の層が交互に積み重ねられて出来ています。
一番上の層、つまり我々が写真で目にする白い塩原、それが最上位岩塩層です。

塩湖北東で最も厚く、10mです。

突然ですが、ここで不思議な質問です。何故、北東で最も厚いのか?

皆さんは何か思い当たることがありますか?
可能性として雨季に岩塩を溶かして流れ下る雨水の河口がこの辺りにある、とも考えられますが・・・
ポーポ湖が雨季にオーバーフローして流れ込む川の河口はもう少し北に寄っていると思うので・・・

やはり判りません。いっそのこと産総研の研究者に質問メールして!?

第3図:ウユニ塩湖のリチウム濃度平面分布図
     第3図
塩湖表面の岩塩(塩の層)に含まれる液体(かん水、と呼ぶようです)1リットル中に含まれるリチウムの量(グラム)の分布です。

南東に最大値(2.0)が現れています。
そこには第2図で示されているようにグランデ川(Rio Grande)があります。


物の本によればリチウムはウユニ塩湖の南方の火山から噴出する岩石に多く含まれているようで、そこに水源を持つグランデ川が運んでくると考えれば、グランデ川河口に近い程リチウムが多い、というのも頷けます。

第5図:深度別かん水中のリチウム濃度変化分布図とウユニ塩湖中央の模式的柱状図
第5図
タイトルから判るように塩湖の真ん中でボーリング調査した結果です。

湖底までの深さは121メートル!表面から湖底まで12の岩塩層があり、岩塩層と岩塩層の間に湖沼性堆積物が挟まって多層構造を形成しています。岩塩層中の液体(かん水)のリチウム濃度は小さな正方形の「点」で図示されています。
柱状図から、湖底に近い程、つまり古い時代ほど岩塩層が厚くなっています。
湖沼性堆積物が出来た時期は、チチカカ湖方面からの塩水の流入が多かったと考えられます。

第6図はご参考として掲載しました。解説は少々面倒なので省略させて頂きます。

第7図:ボリビアのアルティプラーノの南北模式断面図
第7図
私のブログの解答篇から引用したのでは!と思われるような図です!!?

勿論そうではありません。岩塩層と湖沼性堆積物の重なり具合とこれらの層が形成された年代を調べてゆくと、時代と共にチチカカ湖の湖面が低下し、逆にウユニ塩湖の湖面は隆起していることを示しているようです。チチカカ湖の湖面が低下するとその分の水がウユニに流れ込んでいることになり、ウユニのリチウムやカリウムなどが希釈され、その後乾燥して逆に濃縮する(?)という複雑なサイクルを繰り返し今に至っているとのことのようです。
(なんのことか理解できていません!が、とりあえず記事から抜粋してみました。)

実はこれらのデータは日本が現地調査したものではなく、全て海外のレポートからの引用です。第1図はFlicker et al.,2005とあり、他は図のタイトルに付記されています。

以前、ブログで紹介しましたが、ボリビア政府が外国資本を排斥したため、ウユニ塩湖に関する調査や塩・リチウムなどの資源開発はほとんど停止してしまい、塩湖周辺には目立った産業はありません。
現金収入の道は恐らく観光業だけでしょう。勿論、農業や牧畜(リャマ、アルパカ、ビクーニャなど)もやってはいるのでしょうが、乾いた砂地で、塩も多く、植物や野菜の生育には不向きだと思われるので十分な収穫もなく、牧畜も動物の食糧となる草が少ないので規模が小さく、現金収入の道とはなりえないはずです。そのためでしょうが多くの住民は質素な暮しをしています。にもかかわらず、生活環境が大きく変わることへの拒否反応で産業誘致や観光業の拡大には反対らしく、私のガイド(実はよそ者で、ウユニに単身赴任の出稼ぎに来て3ヶ月とのことでした)は、ラスベガスのように賭博場を誘致して一気に巻き返すという妄想を披露してくれました。砂漠の歓楽都市ベガスと不毛の荒野の町ウユニを同じ境遇と捉えた思い付きだと推察します。

(補足:完)

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