Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草96: ネフェルティティの墓は?(近況)

4月11日公開のブログ「ネフェルティティの不思議」で、ツタンカーメンの墓の壁画の裏に、彼女が眠る部屋があるというニュースについてご紹介しました。
昨年の11月26日、観光客もいなくなった静寂の中、日本人技術者の渡辺広勝氏は、光電製作所製の地中レーダーを使って計測を行い「明らかに大きな空洞がある」との結論を出したのです。詳細を確認されたい方は次のナショナル・ジオグラフィックの記事(日本語版)をご覧ください。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/120200344/?P=1
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その後、今年の3月末、確認のための再調査がナショナル・ジオグラフィック主催で別のグループによって行われ、結果は4月中旬に発表されるはずだったのですが・・・5月9日にやっと公開されました。

これによると、空洞らしきものは確認できなかったとのこと。エジプト考古学者は、当初、ネフェルティティの墓がツタンカーメンの墓の脇に隠されているとの考えに懐疑的でしたが、渡辺氏の調査結果を聞くに及んで、もしかしたら、と考え始めていたようです。しかし、これでまた逆戻りです。

3月の測定結果を分析したDean Goodman氏は、空洞は無い、と断言しています。彼によれば、渡辺氏は、測定したデーターはほとんど公開していないようです。胡散臭い!ってことです。この件について記者に質問された渡辺氏は「40年も使い込んだ機器の結果には、他の人は気付かない、私にしか見えない情報がある」と言っているようです。多くの専門家は、渡辺氏が20年以上も市場に出回っていない(古典的な)光電製作所製の測定器を使っていることに批判的だとのコメントもあります。

これらのことから、渡辺氏の空洞存在説は根拠がないのではとも思えますが、彼と一緒に仕事をしたことがある日本人考古学者は、実績もある彼の職人的能力を高く買っているようです。

今回の件では、エジプト学者の間で、過去のしがらみも絡んだ中傷合戦に発展していて、決着を付けるには更なる調査しかない、と記事は結んでいました。
関心がございましたら、次のURL(英文)で詳細をご確認下さい。
http://news.nationalgeographic.com/2016/05/160509-king-tut-tomb-chambers-radar-archaeology/

で~無責任な立場のmhがどう考えるかっていうとですね~今回の渡辺氏の見立ては間違いではないかと。73歳の彼は、11月の調査でエジプト出張した時、現地で体調を崩し、調査はできないかもしれないと心配されていたようです。神業(かみわざ)のような彼の判断力は時差ぼけによる体調不良で鈍ってしまっていたのではないかと。

ツタンカーメンの壁画壁の裏側に隠し部屋があるとしたら、壁の厚さは精々煉瓦の寸法つまり30cm程度でしょうから、超音波探査したなら、誰でもわかる明確な測定結果が得られるのではないでしょうか。それが、渡辺氏にしか読み取れない微妙な内容だったということ、別の人が別の機器を使って計測しても、何の兆候も見られなかったということから、壁の裏の空洞という考えは恐らく間違いではないかと。

考えてみれば、壁表面の凹凸測定結果に現れていたはずの、空洞を思わせる兆候に関する詳細解説はネットでは提供されていませんでした。言い出しっぺの考古学者ニコラス・リーブス氏は、ザヒ・ハワス博士が指摘するように、誇大妄想癖があるのかも知れません。

San Francisco-Scott Mckenzie
https://www.youtube.com/watch?v=WaPy1JBlxcI

(完)

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