Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草119: 高齢者の交通事故に思う。


今日は11月14日です。老人の運転手が引き起こす交通事故がニュースで話題になっています。主人が重篤な病気で入院していて、83歳の奥さんが連日、見舞に行き、徹夜の看病の翌日、駐車場を出る時にブレーキを踏んだのに加速して2人をひき殺してしまいました。横浜では痴呆症と思われる87歳の老人が1日中、軽トラックを運転していて、通学中の小1男子をひき殺してしまいました。夜10時のTV“報道ステーション”では冒頭で「今日だけで高齢者による交通事故が4件ありました。どうすれば防げるのでしょうか。」とあり、免許更新時に高齢者講習が義務付けられること、認知症が疑われる事故(逆走など)を起こしたら専門医による検査が義務付けられるだろうこと、が紹介され、法制度と自動車の安全機能の両面からの見直しが必要だろうと結んでいました。

高齢者が引き起こす交通事故を減らすため、免許証の返上運動や、免許更新時の認知症検査の義務化など、高齢者から免許証を取り上げる方向からの取り組みに焦点が当てられているようです。中には、自治体などがバス・サービスを導入し、高齢者が運転しなくても、移動できるような工夫をすべきだとの意見も出ていますが、mhが思うに、自治体が高齢者対策でバスやタクシーなどの移動サービスを強化する案は簡単には進まないと思います。というのは、システム導入で自治体の出費が増え、赤字が増加するばかりだという判断が行政側に働くと思われるからです。

しかし、我が横浜市では70歳以上になると年間6千円ほどでフリーパスがもらえ、市営バス、市営地下鉄は乗り放題になります。mhも来年の誕生日にはその権利を得られるので、パスを申し込むつもりでいますが、歩いていけるところなら、歩けるうちは歩こうと思っています。だって、健康にもストレス解消にも、歩いた方がずっと好いですからね。

高齢者が自動車を運転するのは、mhは反対です。事故を起こす確率は高く、ひき殺された人は不運すぎるし、その家族は悲劇すぎ、ひき殺してしまった高齢者は事故の償いのために余生を過ごすことになるなんて悲しすぎます。そんなことが起きないよう、高齢になったら、元気なうちに車の運転はやめることを強くお勧めします。

交通事故で人をひき殺した場合、過失(過失運転致死傷罪)だとすれば、例えばブレーキとアクセルを踏み間違えたとか高速を逆走したとかして人を殺してしまった場合、法的には100万円の罰金で済むようですね。交通刑務所に1年間、強制収容されるのじゃあないかって、大した根拠もなく信じていたのですが、どうも、100万円で済むようです。しかし、殺した人の家族には賠償金を支払わねばなりません。対人無制限の保険に入っていれば、先方の要求金額がいくらであろうとも、保険会社が支払ってくれるので問題はありません。とすれば、主人が重篤な病で入院中に、見舞にいった奥方が2人をひき殺してしまった事故も、お金の上では問題は少ないのではないかと思います。しかし、83歳を過ぎた老夫婦の行く末は、ひき殺された人の家族同様、悲しみに満ちたものになるでしょう。

高齢者の交通事故では、高齢者を支援してくれる人が周囲に少ないことが根本の原因ではないのだろうか、とふと思いました。特に一人暮らしの高齢者の運転が危ないと思います。冒頭に挙げた、老夫婦の奥方が引き起こした事故では、恐らく、老夫婦だけの生活で、子供や自治体からの支援がないのではないでしょうか。でも事故時はご亭主は長期間入院中で奥方は1人でした。87歳の認知症の男性も一人で暮らしていたのではないでしょうか。軽トラックを運転していたので、例えば息子さんと同居していて、息子さんのトラックを運転していたかも知れませんが、でも、認知症なのに車を運転する環境にあったということは、車はもうあぶないからやめなさいって言ってくれる人がいなかったことになります。

高齢者は、車の運転はもう危ないって思っていても、社会から切り離されていて、頼るものがなく、相談する人もなく、従って、やむなく運転を続けているのです。事故が起きるまで、続けるでしょう。よって事故を起こす前に病気で死ぬことがなければ、事故で人を殺すことは確定しているという見方も可能です。このような事態を改善しようと、免許証を剥奪しても意味はないでしょう。無免許運転をすればいいんですから。

高齢者が車の運転をしなくても済む環境をつくることだけが、高齢者による交通事故を減らす対策だと思います。それをしなければ、社会の高齢化に伴って、高齢者の交通事故が増えるのは当然の帰結です。

以前にもブログでお伝えしたと思いますが、身内に高齢者がいたら、丁寧に面倒をみるか、それが不可能なら老人ホームに入ってもらうしか手はありません。あなたが高齢者なら、車の運転をしなくて済む生活に切り変えねばなりません。いつかは車の運転どころか、寝たきりで動けなくなってしまうわけですからね。やっぱ、人は一人では生きていけませんから、高齢化したら若い人に面倒を見てもらうか、高齢者同士で助け合って暮らせる老人ホームに入る必要があると思います。政府や自治体は、これを確実に実現することが、単なる高齢者福祉の充実というだけではなく、高齢者が引き起こす事故の削減につながることを肝に銘じておくべきです。免許証を取り上げても意味がありません。

PAUL AND PAULA - Hey Paula Lyrics
https://www.youtube.com/watch?v=xj-YqTQZ5iQ
(完)

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