Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草124: 入院してきました。


今日は12月10日(土)。3泊4日の親不知抜歯入院から戻ったところです。初日は午前10時に病院にいき、入院中の生活や手術の流れの説明を受けただけで、入院室のベッドに案内され、本を読んだり、音楽を聞いたり、TVを見たりしてダラダラ過ごしました。

翌朝は朝食も水も禁止で、点滴です!手術室に入ったのは11時35分。点滴の針を介して麻酔薬が注入され、酸素マスクのようなものを付けたことまで覚えていますが、気が付いたら自分の病室のベッドに戻っていたという有様で、1時間半の記憶は全く残っていません。

で~全身麻酔が効いている間は無呼吸なんですね!知りませんでした!実は、全身麻酔の手順を事前に専門医が説明してくれていた時、医師の携帯に電話が入り“呼吸が始まらないんですが”とのこと。マッサージを続けるよう指示したので“心臓マッサージ?全身麻酔に罹る(かか)と“あの世”にいる状態と同じなのか?!”と一瞬ドキリとしました。が、後で美人の薬剤師(千晶さんと言います)が来たので、確認すると、“そんなことはありません!心臓は動いていますよ!”とたしなめられ、理解した次第です。でも、肺呼吸は止まるんですから、それは奇妙な時間と言えるでしょう。

で、以前もお話しましたが、病院には老人が多いです。入院患者の5人に4人は65歳以上ではないでしょうか。
病院に棲み着いているような雰囲気の人もいました。点滴だけで食事を摂らない人も大勢いました。私が入った6人部屋にも、点滴だけで暮らすお年寄りの男性がいて、時々、ベッドを区切るカーテン越しに看護婦との話が聞こえてくるのですが、介護保険に加入していないようで、看護婦が気遣っていました。知人が見舞いに来たのですが、病人の体調がよろしくないようで、話題は少なく、見舞客は“そりゃぁ大変だねぇ”と同情するばかりで、慰めようもないといった空気が伝わってきました。

ベッドで夕食を摂った後、暇つぶしに病院内を散歩していると、80歳くらいの御婦人が、ロビーに設けられた待合室のテーブルで夕食を食べていました。一緒にいた40歳くらいの若者は息子さんだと思いますが、帰宅する前に工事現場から病院に寄った様な服装で“こぼすといけないからお椀は手に持ったほうがいいよ”って言って、その後は母親が食べる様子を暖かく見守っていました。母親の方は、息子から言われるまま、そうだね、っていう感じで一言も話さないのですが、二人を見ていた私の心は温まりました。

カーテン一枚を隔てた、私の直ぐ隣のベッドでは、恐らく40台の男性が、これまた点滴だけで過ごしていましたが、連日、午後6時ころになると若い女性がやってきて、仕事の話をしていました。病人は、職場では信頼されているようですが、若くして入院となると、重篤な病かもしれません。で、この男性、鼾(いびき)がすごいんです。病気と関係があるとしたらと思うと、寝不足のmhも複雑な気分でした。

入院中の患者同士で会話して時を過ごしている様子は全く見かけません。みんな、ポツンと一人で過ごします。入院が長い人は少なく、人の入れ替えが多いことが理由かも知れませんが、ベッド室で、お互いの病気の話をしても楽しくないし、カーテン越しに聞かされる他の入院患者も気が滅入(めい)ってしまうでしょうから、患者同士で会話することはありません。こんな調子で長期間入院していれば、本やTVにも飽きて、結局、寝て過ごすことが多くなります。

落ち込んだ雰囲気から救ってくれるのは、看護婦の訪問です。“体温と血圧を測りましょう”、“気分はどうですか?”、“トイレに行った?”、“オナラ出た?”、“血圧、少し下がったみたいね”などという埒もない内容ばかりですがホッとさせられる瞬間です。

入院された体験があるなら、健康がいかに重要か、お分かり頂けるでしょう。入院なんかするものじゃあありません。楽しいことなんか何もありません。点滴だけで生き延びる人生なんて意味がありません。入院などしなくて済むよう、普段から健康第一で過ごすことが大切だと痛感しました。

しかし、誰しも、不運にも入院し、点滴だけが命の綱になる可能性を持っています。そんな時、生きている喜びを感じるのは看護婦など病院のスタッフとの会話だけかも知れませんが、もし、家族や友人が時々見舞いに来てくれるとしたら、入院生活を耐え凌ぐことが出来るでしょう。家族も友人もなければ、入院中のほとんどの時間は苦痛でしかないと思います。誰も、そんな時間を過ごしたくないでしょうから、元気なうちに家族か、友人を持つようお薦めしておきます。あなたさえその気になれば、家族や友人を持つことなどたやすいはずです。

短い入院生活でしたが、人間は一人では生きていけないことを再認識させられました。ブログでYou raise me upという歌をご紹介しましたが、このYouを持つことが、ひょっとすると人生で一番重要なことじゃあないか、と思いました。

Frank Sinatra: Strangers In the Night
https://www.youtube.com/watch?v=nHuko5BCFzA&list=RD3un5f6qLi_k&index=28

(完)
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する