Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草:“月の沙漠”の真実


さばくは砂漠ではなく沙漠じゃあないといけません。唱歌“月の沙漠”の作詞をした詩人“加藤まさを”は、学生時代に結核の保養のため千葉県の御宿(おんじゅく)海岸を訪れていたので、わざわざ砂浜を意味する“沙”の字を当てて“月の沙漠”としたようで、“月の砂漠”ではありません。
御宿海岸には記念碑が建っています。
x014.png
次のURLで“月の沙漠”をお楽しみください。
https://www.youtube.com/watch?v=asOHTQU2Ekg
月の沙漠をはるばると、旅の駱駝(らくだ)が行きました
金と銀との鞍(くら)置いて、二つならんで行きました

金のくらには銀の甕(かめ)、銀のくらには金の甕
二つの甕はそれぞれに、ひもで結んでありました

先の鞍には王子さま、あとの鞍にはお姫さま
乗った二人はおそろいの、白い上着を着てました

ひろい沙漠をひとすじに、二人はどこへいくのでしょう
朧(おぼろ)にけぶる月の夜を、対(つい)の駱駝はとぼとぼと
砂丘を越えて行きました、だまって越えて行きました
・・・・・・

“月の沙漠”は、mhの世代の人たちなら誰もが知っている、何度も歌ったことがある曲でしょう。曲というよりも歌というか、愛唱歌というべきかもしれません。歌詞に感動して好きになった人が多いと思いますからね。

で~歌に登場する王子様とお姫様ですが、砂漠の王国の王様の息子である王子とその妻のお姫様ってことですね。確かに、砂漠の国には今も王国が沢山残っています。昔は、イギリスだって、中国だって、インドだって、エジプトだってそうでした。かつて、力の強い男が武力を持って他を制圧し、土地を我が物として、王になり、王国を創りました。王として君臨すると、クーデターなどで転覆されない限り、代々、一つの家系が国を統治し続けています。日本だって平安時代には天皇が国を統治し、太平洋戦争で負けなければ、今でも天皇が実質的な元首でしょう(現在でも元首ですが象徴元首で権限はありません)。

今年の二月に訪れたモロッコもKingdom of Moroccoで、れっきとした王国です。中継地だったドーハDohaはカタール国State of Qatarの首都ですが、首長が実質的な王として実権を握っています。

砂漠の王国の盟主ともいえるサウジアラビア王国Kingdom of Saudi Arabiaのアラビア語の意味は「サウード家によるアラビア王国」です。サウジアラビアはご承知の通り砂漠の国で、経済は原油で成り立っているのですが、原油が枯渇すれば王の地位も危うくなりますので、重要な代替策として投資を加速すると王子の一人が発言していました。原油で得た莫大な資金を世界の株式市場で運用する割合を増やし、得た利益を国民に分配し、国民の反感を鎮(しず)めようというのです。そもそも、原油は王家が汗水たらして働いて創り出した物ではなく、武力を使って敵対部族を殺戮(さつりく)し、土地(砂漠です)を奪ってみたら、原油が眠っていたことが判り、棚ぼたでお金持ちになって、原油売却で得た富を王家が独占しているのですから、国民から反発されぬよう、原油売却益の一部は国民に分配せざるを得ない訳ですね。

こう考えると、唱歌“月の沙漠”の王子とお姫様も、対抗する部族を殺して成り上がった野蛮な家系でぬくぬくと育ち、国民の富を搾取している人たちだと言えますが、歌の中では、幻想的で、哀愁を帯び、ロマンチックで、寂し気で、控えめな二人として登場しているのです。

2月に訪れたモロッコ王国ですが、大きな都市には必ずMarjane(マージェイン?)と言う名の大きなスーパーマーケットがありました。mhがツアー・メンバーと訪れたマラケシュのMarjaneは巨大なモールMallで、地下を含めて4(3?)階建てで、各階の床面積は100x200m位いでした。そこには、イスラム教徒の一般市民なら飲めないはずのビールもワインも売られていました。ブティック、ブランド・ショップ、洒落た飲食店、大型電化製品店、芸術品展示販売店などが通路の両脇に並び、凡そ豊かな人々だけがショッピングを楽しむモールに思われました。
で~モロッコに恐らく数十店舗あるMarjaneは王家が所有し、運営しているんですね。Marjane以外にはスーパーマーケットらしきものは無いようです。そして、どういう訳か、お釈迦様が仰るように因果応報で、訳は必ずあるのですが、Marjaneの中では写真撮影は禁止です!

月の沙漠を行く2人は、王室での贅沢三昧な生活に飽(あ)き、甕(かめ)に黄金や宝石を一杯詰めて、王国を捨て、二人だけの世界を探して旅に出たのじゃあないかと思いますが、二人がいなくなった王国では、大臣が実権を握り、大臣の息子がその実権を継承して次の王国を築くことになるでしょう。王国に石油があれば国民を宥(なだ)められますが、どうなんでしょうか。どんな砂漠にも石油が眠っているんでしょうか。そうも思えるし、そうでない砂漠もあるようだし。そう思うと、ひねくれた性格のmhには、砂漠の王国の王子様もお姫様も砂上の楼閣に暮らす不幸せなお金持ちに思われ、“月の沙漠”は、人間の哀愁(あいしゅう)を子供達に暗示する唱歌なのかも知れないと思ったりするのです。

(完)
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