Mysterious Questions In The World

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mh徒然草:築地はどこへ行くのか


今日は3月9日。久しぶりに豊洲移転を巡るドタバタ騒ぎを採り上げてみようかと思います。

今回の騒動では築地の関係者は困窮しているはずで、その責任の大半は都庁や都知事が負うとしても、マスコミの無責任な報道姿勢にも問題があると思います。視聴率稼ぎのために都民をミスリードしたり翻弄(ほんろう)したりするのはいい加減にしてほしいですね。

で、話を本題に戻しますと、本年1月に行われた第9回豊洲水質調査の結果、ベンゼンが環境基準の79倍の所が見つかり、これまで検出されなかったシアンが検出されたヶ所もありました。従来と大幅に異なる結果に驚いたのはmhだけではなかったでしょう。過去の検査に過失か隠蔽(いんぺい)があり、正義の味方の小池都知事がそれを白日にさらしたと思った方も多いのではないでしょうか。

第9回の検査結果を受けて行われた専門家会議のYoutube(東京都HP;4時間近くの実況記録)がみつかりましたので、mhが気になった点だけご紹介しましょう。
会議は1月14日に行われました。
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公開で築地市場関係者が大勢、詰めかけていました。
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豊洲予定地は幾つかの街区に分割されていて、合計で2百を超える地下水採取・測定用井戸があるようです。
で~例えば第6街区の井戸別の砒素の測定値の推移を示すグラフが次の通りで、例えば右上の井戸A19-4では第9回のみが環境基準値から飛び出しています。
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傾向として第9回の検査結果で砒素が全体として増加していて、この傾向は他の街区でも同じでした。

ベンゼンについてですが、第5街区の濃度推移は次の通りです。一番左上が第1回検査結果で一番右下が第9回のものです。
第一回結果を見ると、ベンゼン濃度が低い方(下側)に青い線が集中しています。青い線の長さは井戸の数を示し、縦軸の一番下のNO(検出せず)に16か所の井戸が相当しています。
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しかし、右下の第9回の検査結果ではベンゼン濃度が>0.50-1.0(0.50以上1.0まで)の井戸が1ヶ所出現しています。一番下のNO(検出せず)の井戸数は13か所、その上の濃度0.001-0.005には21か所が相当しています。ベンゼンについては第9回の検査結果が最も悪くなっていて、特に1ヶ所で環境基準の79倍のベンゼンが見つかったのです。この傾向は他の街区も同じです。

単純に言えば、過去数年間に行われてきた8回の検査と比べ、本年1月の検査結果では汚染物質が大量に増えていることが判明し環境基準を大幅に逸脱する場所も見つかったのです。

で、いろいろ議論しているうちに、1ヶ月ほど過ぎた2月末、第9回の検査方法が従来と異なっていたことが判明したのです!測定業者が検査方法を変えたのは都の担当者からの指示だったといいますが、これが結果に大幅な影響を与えることは少し知恵があれば誰でも判るはずなのですが、公表されることはなく、関係者を混乱させて1ヶ月過ぎた2月下旬、やっと知らされました。具体的にどのように変わったのかは大方の人はご承知だと思いますので省略しますが、ご関心があれば次のURLでご確認下さい。
http://www.asahi.com/articles/ASK34640QK34UTIL00K.html

結局、検査はやり直すことになり、今月(3月)中には、結果が出ることになっています。今回は豊洲だけではなく築地についても検査するようです。どんな結果がでて、どんなことが起きるのでしょう。

mhの予測では、築地と豊洲でほぼ同じ、悪いとは言えないまでも、余り好くない結果がでると思います。築地も豊洲も隅田川河口の水辺にあり、土壌への川水や海水の浸透が多いので、これらの水が含む汚染物質の影響を大きく受けています。加えて、東京ガスが使った公害物質は事業撤退から10年くらい経過した現在、海水や雨水で洗い流されて濃度が薄まっているでしょうから、築地も豊洲も地下水中の公害物質は大差ないはずです。
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で~もし、築地の水質検査結果が環境基準値を5倍以上超えていたなら、健康を害するからといって築地が即、閉鎖されるかというと、そんなことは起きません。“これまでも魚市場としてやって来たのだから、止めなきゃならないほど危険とは言えない”という訳の分からない理屈で営業は続行されるでしょう。しかし“豊洲と比べて築地は安全”という神話は崩壊し、築地の市場関係者はある程度の、ひょっとすると結構大きいダメージを被るのです。

1週間ほど前、元東京都知事の石原慎太郎が“座して死を待つことはできない”と言って記者会見し、“小池都知事はいたずらに豊洲移転を遅らせているが、維持費は莫大で、その責任を取る必要がある”と逆襲していました。近々、都の百条委員会で石原氏や東京ガス関係者も証言するようですが、責任逃れの発言に終始し、それを追求する根拠や意志に欠けている委員たちが重大な結論を得られるとは思えません。仮に何かが判ったとしても、そのことで築地移転問題が改善し、困惑し被害を受けている築地市場関係者が救われることはありません。いや、むしろ、被害は拡大することになるでしょう。

そもそも魚市場で重要な水は、水道管を通って奥多摩から運ばれているので、築地も豊洲も同じです。大気の様子だって、同じです。地下水が汚染されていても、魚が地下水に晒されることはないのですから問題ないのです。よって、築地が安全だとすれば豊洲だって同じように安全なわけで、危険だから豊洲に移らないという理屈は元々、成り立っていないのです。

にも拘らず、都の不手際で水質検査のやり直しや、責任のなすり合いが行われ、築地の身体検査もされるはめになって食の安全にボロがあることが判明し、築地の建物の老朽化で不都合が出始めたりして、築地の市場関係者は大打撃を受けるのです。その一方では、騒ぎを大きくしている東京都職員や小池都知事は、自分の収入に影響がなく、都民の税金だけが無駄に浪費されていきます。今回だけは老害を撒き散らす石原元都知事の言う通りというのは皮肉ですが、それもこれも、東京都や小池都知事が撒(ま)いた災いと言えるでしょう。東京都民の皆様、ご愁傷様です。築地の関係者の皆さんは、東京都にきちっと損害請求をするよう、一致団結して頑張ってください。

追記:3月16日
昨日(15日)の朝、第9回の検査条件がそれまでと異なるため、再検査を行っているが、その検査方法は第9回と同じで、一体全体、都庁は何を調べようとしているのか?というニュースがTVで流されました!
えぇ???って驚いたmhは、真偽や経過を確認しようと、暇に任せてネットをチェックしたのですが、本件に関する記事は見つかりませんでした。mhの早とちりかも知れませんが、真実は追って明らかになるでしょう。
しかし、昨日(?)の都議会での自民党と小池都知事のやり取りを見ていたら、豊洲は安全性には問題がないという見解が1ヶ月も前に、都から出されていたのですが、小池都知事がこれを公表させなかったっていうんですねぇ。豊洲は危険だという情報操作をしたのではないかと思います!
それにしても、都庁も小池知事も、なんとしてでも豊洲は危険だと言いたいようで、そんなことから、追加の試験も第9回と同じ手法でやろうってことになったのではないかとmhは邪推しています。こんな調子だと、築地の検査は行われずに、豊洲だけが話題になる可能性もありますね。
いつも言っていますが、政治家って自分のことしか考えないんですねぇ。都民や築地の漁業関係者が被る損害は、mhの予測のように、拡大し、継続するのです。豊洲選定の経緯には胡散臭い点はありますが、現在の混乱の責任が小池都知事にあるのは間違いないと思いますねmhは。早く、豊洲移転に方針を切り替えるべきだと思います。

Sugar Sugar - The Archies
https://www.youtube.com/watch?v=JywK_5bT8z0
(完)
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