Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

テオティワカンの不思議その2


今回はメキシコのピラミッド都市テオティワカンの不思議の第二弾です。メキシコシティの北東40Kmのテオティワカンの太陽のピラミッドはmhも登りました。
(月のピラミッドから撮影)
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月のピラミッドにも登りました。
(太陽のピラミッドから撮影)
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しかし、羽の生えた蛇のピラミッドは、時間が無くて自分の眼で確かめられませんでした。全く残念です。
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ピラミッドを飾っている羽の生えた蛇
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この蛇はケツァルコアトルとも呼ばれ、創造の神、文化・農耕・風の神で、人の姿で表されることもあります。
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で~今回ご紹介するYoutubeフィルムは、間が悪いことに、mhが見逃した“羽の生えた蛇”のピラミッドに纏(まつ)わる発見が主要テーマなんですね。読者諸氏もメキシコシティを訪れれば、きっとテオティワカンに行くはずです。その時はぜひ、このブログと、以前ご紹介した“テオティワカンの不思議”を事前に見直して学習して頂けると、現地での楽しみも倍増するでしょう。

なお今回のYoutubeフィルムのナレーターは多くのYoutubeドキュメンタリーに登場している、魅力的な声の持ち主で、聴きやすい英語で語ってくれます。スーパーも付いていますので、是非、一度、ご自身でご確認下さい。

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神秘的なゴーストタウン・・・
それは2千年前まで遡る。今日の近代的なメキシコの中心部に残るこの古代都市を建設した人々については、ほとんど知られていない。
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メキシコ人考古学者セルジオ・ゴメス・チャヴェス「テオティワカンにおける1百年に及ぶこれまでの古学的な調査で、我々は未だに統治者の墓を見つけていない!」

しかし、テオティワカンの秘密を解こうとしている科学者たちは、都市の中心に続く、隠されていたトンネルを発見した。
ゴメス「私はとてもびくついていた」
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誰がこの広大な大都市を築いたのだろう?そして何故、そんな力を持った人々が、痕跡を残すことなく消え去ってしまったのだろう?これらの質問に対する答えは地下深く眠っているかも知れない。
ボストン大学の考古学教授デイビッド・カルバルロ「地下で見つかる物は全て、とても重要で神聖なものばかりです」
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アメリカにおける最初の巨大都市の下に隠されていた不可思議な世界への驚くべき旅がこれから始まろうとしている。科学者たちは、そこで文明の起源の全てを明らかにする答えを見つけるかも知れない。
ゴメス「それは私の生涯における最大の冒険だ」

Secrets of the Dead; Teotihuacan’s Lost Kings
死者たちの秘密;テオティワカンの失われた王たち
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14世紀。アステカ帝国の近郊。
コロンブスが新世界に到着する1百年前、アステカ人は中央アメリカ全域を統治していた。スペイン占領前の、最後の偉大な文明だった。アステカ人の戦士たちが南に冒険の旅をしていると、彼らは驚くべきものを発見した。巨大なピラミッド、広大な古代都市の遺跡、完全に放棄されたゴーストタウンだ!
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彼らは確信した。この場所を造ることが出来たのは神だけだ!
彼らはそれをテオティワカンと呼んだ。“神々の都市”だ。そしておよそ7百年後の今日でも、彼らの疑問に対する答えは見つかっていない。誰が、この見事な都市を造ったのだろう?
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一人の男が、答えを見つけたと信じている。メキシコ人考古学者セルジオ・ゴメス・チャヴェスだ。
ゴメス「私はテオティワカンで34年間、調査している。そして今、神々の都市の謎を解きつつある」
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都市は2千年以上も前のものだ。月のピラミッドは“死者の通り”という主要道路の北の端に横たわっている。その近くに聳(そび)えるのは世界で三番目に大きい太陽のピラミッドだ。都市の建設者たちは記述された記録を残していない。残っているのは文明の残骸だけだ。

ゴメス「アステカ人たち自身が“この都市は神々によって造られた”と信じていたのは容易に想像できる」
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2003年10月、ゴメスは駆け出しの考古学者だった。彼の仕事はテオティワカンの3つのピラミッドの中で一番小さい、羽の生えた蛇のピラミッドの大きさや位置を確定することmappingだった。
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(mh右の白いのは発掘チームのテント、その左は大きな祭壇、その左がピラミッド)

彼は、その日の仕事を始めようと、事務所からピラミッドに向かって歩いていた。
ゴメス「当時、この辺りでは沢山の雨が降っていた。10月初旬のとても寒い日だった。突然、何人かの同僚が歩いてきて“雨が羽の生えた蛇のピラミッドの前に割れ目を造った”と私に言った」
羽の生えた蛇のピラミッドに駆けて急いだことをゴメスは今も覚えている。少し掘ってみると、底のない井戸のように見える竪穴が見つかった。
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ゴメス「トンネルを下りていく時、私は体の中に恐怖が湧き上がってくるのを感じた。まるで自由が利かなくなったようだった。腰の周りをロープでしばって下に降りていく勇気が私にあったなんて今でも理解できない。何が起きるか、全く予想できなかったんだから。私の心臓は激しく鼓動していた。そこから逃げ出したいくらいの気分だった。しかし、下に降りると、直ぐ、横に続くトンネルの開口に気付いた。考古学者なら誰でも、そんな瞬間が来るのを夢見ているはずだ。研究作業は予測できない事態によって左右されている」
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ゴメスは隙間の中に這(は)って進んでいった。暗くて2フィート(0.6m)先すら見えなかった。
ゴメス「進んでいくと、壁に触れた。とても滑らかで、その感じから直ぐに、気付いた。自然に出来た壁じゃあなくて、人の手によって造られたものだって。それは古代の建造物の一部だったんだ。しかし、そこから先に進むことは出来なかった」
セルジオ・ゴメスは行き止まりだと思われる所に到達した。トンネルは瓦礫で埋まっている。彼はその瓦礫の向うに何があるのか知りたいと思い、3D(三次元)レーザースキャナーを持ち込んだ。
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数十万のレーザーが壁で跳ね返ると装置に戻り、前方にある物体を図形化する。3D映像はトンネルが直線的に続いていることを示していた。都市の真ん中に建っている羽の生えた蛇のピラミッドに向かって真っ直ぐ!
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羽の生えた蛇のピラミッドはテオティワカンの真ん中に位置し、中心の目印とも言える建造物だ。そのピラミッドの下まで真っ直ぐ続いているトンネルなら、きっと何らかの意味を持っているはずだ。
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ゴメス「それで私は確信したんだ。トンネルは、一番奥の、ピラミッドの真下で、何かを、誰かを埋めてから塞がれたんだと。埋めれれているのは統治者か王かも知れないと思った」
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ボストン大学の考古学教授デイビッド・カルバルロはゴメスの結論に賛同している。彼はテオティワカンで17年間、都市の居住区に特化して調査している。
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カルバルロ「これは集合住宅の一例です」
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「人々が棲んでいただろう場所で、家庭的な建物や住居空間に関するアイデアを提供してくれます。今いる場所は中央広場で、多くの部屋が広場の周りに配置されている傾向があります」

居住空間の壁の上に、カルバルロは神々や祈祷師たちや世界の創造の場面やパラダイスを描いた壁画の残骸を見つけている。
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それらはテオティワカン人が建物の直ぐ近くに残していた唯一の記録だ。
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カルバルロは、居住区の床下で、ピラミッドの下のトンネルに光を当ててくれるかも知れない何かも発見している。古代の骨だ。住居の床下の墓に死体を埋めるのはテオティワカンにおける一般的な埋葬儀式だった。遺骨自身は、この謎の都市に暮らしていた人々の起源について、さらに多くのことを示していた。
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研究所ではカルバルロと、同僚の生物学的考古学者レベッカ・ストーリーが、いくつかの遺骨を検査している。
カルバルロ「これはトラジンガ地区にある共同住宅地の地下の埋葬地で見つかった遺骨の例です」
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男の遺骨だった。一緒に見つかった工芸品から、科学者たちは、都市の近郊の居住区の指導者だったかも知れないと考えているが、調べてみるべき事項はまだ残っている。
ストーリー「彼はテオティワカンで死んだの。でも、我々が抱えている興味深い疑問の一つは、彼がどこで暮らしていたかということなの。彼はずっとテオティワカン人だったのかどうかということよ。それが問題になってくると、遺骨分析の最も興味深いことの一つで、彼らが子供やティーンエージャーだった時、どこで暮らしていたのかをテストすることになってきたの。それを知る秘密は歯にあるのよ」
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「歯は幼児の時から成人になるまで成長を続けているの。そして一旦形成されたエナメル質はずっと残っていて、変化することはないのね。幼児の時に飲んだ水はエナメル質の中に混じって残っているのだけれど、その水は、地理や気候などで異なる同位体元素上の特徴を持っているの」
調べた結果は驚くべきものだった。
ストーリー「彼の歯を調べたら、テオティワカンのものとは全く異なる特徴があったのよ!」
異なる数十の遺骨で行われた同位体の検査も同じ結果を示していた。この情報から、カルバルロとストーリーはテオティワカンの数万人の一般市民は中央アメリカの別の土地から来た人たちだとの結論に達した。

ストーリー「彼らは移住してきた人たちだのよ!」
今では、カルバルロは、人々が、どこか別の場所で起こった大惨事を受けてテオティワカンにやってきたということを知っている。
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カルバルロ「1世紀の中頃から終わり頃に起きたポポカテペトル火山の爆発の規模は、火山学者たちに言わせるとVEI-6でした。
(VEI:Volcanic Explosivity Index火山爆発指数)
ある見解によれば、同じ強度の歴史的な噴火爆発はインドネシアで起きていて、その音はオーストラリアでも聞こえたといいます」
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叙事的な規模の大惨事だったのだ。
カルバルロ「火山爆発の後、空は長い間、噴火で発生した灰のために煤(すす)けて暗く、太陽光や農業にも影響を与えました。それは火山の近くで暮らしていた人々にとって黙示録(アポカリプス)のような出来事だったはずです。死者も多く、神々が怒って引き起こしたのだと人々は考えたでしょう」
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住居は破壊され、家畜は死に絶えた。火山から噴出する物質で大気や土壌は毒性を帯びてしまった。人々は出来るだけ早く、北に向かって逃げ出すしかなかった。彼らは谷間に避難場所を見つけると、そこに住み着くことにした。
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カルバルロ「彼らがテオティワカンに来た時、恐らくまだ地獄のように燃えている場所を離れて、パラダイスとも言えるこの地に来たのです。それはまた、ポポカテペトル火山が見える場所からの素晴らしい脱出でもありました。テオティワカンからは、恐ろしい火山は見えなかったのです」
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非難者たちにとって、火山から100Km離れた、この安全な場所は、全く新たな出発の地となった。穏やかな気候と肥えた土壌は農業には完璧だった。そして、彼らはその土地に、全アメリカで並ぶものがない見事な都市を究極的に建設することになる。

カルバルロ「噴火した地域からやってきた避難者たちはテオティワカンで再びやり直そうと考えたことでしょう。彼らは壊されてしまった秩序を過去のものとし、全く新しい秩序を打ち建てるチャンスを掴んだのです」
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トンネルに話を戻すと、ゴメスの調査隊は羽の生えた蛇のピラミッドに向かって30m以上も掘り進んでいた。彼らは狭いトンネルの中で背中が痛くなるような発掘作業を続けていて、400トン以上の土壌や瓦礫を取り除いていた。
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セルジオ・ゴメス「このトンネルの中での毎日の仕事では多くの危険に出くわした。トンネルはまた、我々の健康へのリスクも抱えていた。事実、トンネルにある種のガスが流れ込んでいるのにも気付いたほどだ。調べたら、ガスはラドンで、長い間、健康を害する危険がある」

トンネル内部の条件は困難で危険なものではあったが、科学者たちには良い事もあった。
ゴメス「高い湿度はトンネル内部で保存効果を持っていた。これは我々にとって、本当に好都合だった」

トンネルで発掘を続けていくと、数百の工芸品を発見した。木槌(きづち)、チゼル、ハンマー・・・
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木製の工具はこの特殊な条件の中で保存されていた。
ゴメス「これらのものは信じられない程に特殊で特異なものだ。なぜなら、そのいくつかは、テオティワカンの歴史の中で、これまで見つかったことがないものだからだ。そのことは我々にとってとても重大なことだ。何故なら、それらによってテオティワカンの歴史はこれまで知っていたよりも古いことが明らかになるし、いつの時代のものか、どんな属性を持っているのかを知ることができるのだから」
分析の結果、工具は西暦150年頃のものだと判明した。地上の建築物が造られた時代と全く同じだ。
ゴメス「このような木製の工具は石のハンマーと共にトンネルを掘るために使われた。その痕跡は今もここに残っている」
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「ここにも別の穴がある」

テオティワカン谷の岩は火山性だ。発掘するのはとても難しい。
ゴメス「当時、彼らは金属製の工具を持っていなかった事を思い起こさなければならない。トンネルの建設では、木材とか加工された骨などを使うしかなかった」
するとゴメスは、彼をこのトンネルを造った人々に直接的に接触させてくれるあるものを見つけた。およそ2千年前の古代の作業者の一人が残した手の跡だ!
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手をふれれば、過去に触れることが出来る!
ゴメス「考古学者として、この瞬間は信じられない体験だ。今から2千年前、ここで働いていた人の手に触れているような気分だ!」

そして、それは単なるトンネルだけの話ではなかった。ここの人々は都市の全てを素手で造っていたのだ。
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カルバルロ「ここの住民たちは労働用の動物や車輪を持っていなかったことを考慮しなければいけません。人々は荷物を背中に載せて運び、埋めたり組み上げたりして古代世界でも最も大きい記念碑のいくつかを造り上げたのです」
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更に感慨深いのは、彼らが、とても短い期間で都市建設を成し遂げたことだ。テオティワカン全域の建物を調べた結果は、都市がたった200年ほどで造られたことを示していた。基本的な建設資材や手法も使わず、アメリカに車輪が導入される1千年以上も前に!
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建物の表面に残る塗料の跡は、別の驚きを与えてくれる。
カルバルロ「テオティワカンは色で塗られた都市だったんです。素晴らしい壁画で満ちていて、白い漆喰やメキシコの別の土地からやって来た色素pigmentで覆われていました」
当時、都市は壮麗だっただろう。色彩が主要な建物を飾り立てていた。みすぼらしい避難場所として始まったものが、全くの変貌を遂げていた。
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2世紀には、テオティワカンは中央アメリカで最も大きな、最も重要な大都市になっていた。カルバルロとゴメスには、神々を敬うために古代の住民がこの都市を建てたのは明らかだった。特に一つの神、つまり羽の生えた蛇ケツアルカトルを敬うためだ。
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カルバルロ「中央メキシコや中央アメリカの他の土地には、もっと古い時代にこの神を表現したものはあります。でも明確な信仰の形となって最初に現れたのがテオティワカンでした」
数百年後にアステカ人たちがケツアルカトルと呼び始めた羽の生えた蛇は、創造の神で、命そのものの兆(きざ)しだ。首の周りに生えた羽根とガラガラヘビの尾を持ち、半分が鳥で、半分は蛇だ。古代のテオティワカン人は羽の生えた蛇を敬うため、およそ260個の石の頭をピラミッドの上に造っている。
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テオティワカンでは、羽の生えた蛇が最も重要な神だったことは明らかだ。しかし、住民には、創造の神は、また、命を奪う神でもあった。何年もの間、科学者たちは多くの隠された部屋を月のピラミッドの中で見つけていた。そこには、生贄にされた動物の骨が残されていた。
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動物を生き埋めにし、その周りにピラミッドを建てたのに違いない。
カルバルロ「埋められていた動物は、ピューマやジャガー、オオカミやコヨーテなどの人食い動物や、鷲などの猛禽類、そして死んだ兵士たちの魂と共にいた動物でした。多くの場合、これらの動物が生きたまま埋められたことが明らかになっています。例えば、彼らのいくつかは檻(おり)に入っていました。檻に使われた木の梁の残骸も残っていました」
しかし、ピラミッドの建設者たちの生贄は動物で終わることはなかった!
カルバルロ「主要なピラミッドでは、人間もまた生贄の一部として捧げられていました。生贄になった遺骨の多くでは、腕は後ろ手に縛(しば)られ、喜んで生贄にされたのではないことを示しています。彼らが生きたまま、埋められていた部屋に入って行ったのかどうかは別の疑問として残されています。部屋に入る前、彼らは棒で殴られていたかも知れないし、薬を飲まされていたかも知れません。月のピラミッドで見つかった例では、彼らは生き埋めにされていました」
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「寺院での生贄は、奉献(ほうけん)の行為でした。その空間を神聖にし、新たなピラミッドや寺院の建設の期間を神聖なものにする必要があったのです。そのため命を捧げました」
全ての遺骨がトラウマの跡を残しているわけではないが、古代人の生贄の慣習は、さらに偉大なもののためなら喜んで殺人を犯す文化があった証拠だ。
レベッカ・ストーリーは月のピラミッドで見つかった頭蓋骨の一つを調べている。それは若者のものだ。
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彼女は、どのように儀式が行われたのかを説明してくれた。
ストーリー「彼は首を切り取られているの。どうして判るのかというの?頭の直ぐ下の、首の脊髄の一つからよ。そこには首を切られた他の例と同じ痕跡があるの」
頭は脊髄の最初の骨の直ぐ下で切り離されていた。骨は、この残虐な儀式について更なることを彼女に語っている。
ストーリー「この人物は恐らく頭が切り取られる前に別の方法で殺されているわ。頭蓋骨に傷の痕(あと)が3箇所残っているけど、この程度では死因にはならないわ。頭の後ろのこの辺りとこの辺りを誰かに切られているわ。下顎骨(かがくこつ;下あごの骨)にも傷痕があるの。つまり、この辺りも切られたってことね」
しかし、彼女は首の切断が死因だとは考えていない。
ストーリー「彼は多分、心臓をやられて生贄にされたのよ。心臓をやれば沢山の血を採ることが出来るし、それが人間を生贄にする一般的な方法だったの」
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「テオティワカンには心臓が祭壇に載っている絵がいくつか残っているの。だから、彼の心臓も取り出されていたと考えるのは自然だわ。その瞬間、彼が死んだってことね。首はその後で切り取られたのよ」
月のピラミッドの異なる地層から、合計するとおよそ40人の生贄が見つかっている。ゴメスのトンネルが続いていると思われる羽の生えた蛇のピラミッドでは、更に多くの生贄が見つかった。儀式的に行われた200もの生贄が巨大な埋葬場所に対照的に埋められていた。
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カルバルロ「近代的な考えでは、人間の生贄は極めて悲惨なものです。しかし、生贄であり続けるためには神から食料を与え続けられるという、ある種の強い契約的な発想を持つ宗教体制があったことは考慮されなければなりません」

トンネルに話を戻すと、そこでは多くの発見があり、作業は少しずつ進展を見せていた。
発掘チームはトンネルの入口から24m以上入った所に、より深い窪みと思われるものを見つけていた。その窪みを掘っていると、驚くべきものが見つかり、ゴメスは直ぐに呼び寄せられた。
貴重な翡翠(ひすい)の工芸品が埋まっていたのだ。
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ゴメス「我々は沢山の鎖(くさり)と、とても価値がある品物を見つけた。それらはテオティワカンにとって重大な価値を持っているに違いないと考えている。何故なら、それらは遠方からこの地に運ばれてきたものだからだ」
この種の翡翠はテオティワカンから1千Km離れたガテマラだけにあるものだった。
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ゴメス「この品物を持っていたものが誰だとしても、その人物は身分が高かったはずだ。何故なら、彼らは翡翠を輸入できたんだから」
身分が高い人々だけがこのような価値のある品物を所有していたと思われるので、重要な人物の持ち物だったはずだ。そして次に見つかったものは彼らがどんなに重要だったのかを明確にしてくれた。黒曜石obsidianの小刀だ。
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ゴメス「テオティワカンでは、黒曜石はとても重要な役目を演じていた」
珍しい石の小刀はしばしば道具として使われたが、最も確かな用途は儀式における殺人だ。
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ゴメス「この小刀は滅多(めった)には見られない発見だ。信じられない程の出来栄えで、使われた跡は見当たらない。とても重要な捧げ物の一つとして、この場所に故意に置かれていたのだ」
考古学者たちは、この生贄用の小刀は、それに相応(ふさわ)しい身分の人物と共に、ここに埋められたと考えている。その人物とは祈祷師だ。

カルバルロは貴重な緑の黒曜石が見つかる場所を訪れようと出発した。彼は古代のゴーストタウンからおよそ50Km北のエル・チーコ国立公園を目指している。
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彼はそこで、黒曜石の指導的な専門家の一人のアレハンドロ・パストラーナに会った。パストラーナはテオティワカンのための古代の黒曜石炭鉱を見つけた男だ。ここが生贄用の小刀が掘り出された場所だ。高い品質の緑の黒曜石が見つかる世界でも唯一の場所だ。
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パストラーナ「ここに黒曜石の小片が埋まっている。黒曜石は溶岩が10%以上の水と共に急速に固体化する時にだけ出現する」
生の状態では岩は何の変哲もないが、パストラーナはその価値を表現する方法を知っている。
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パストラーナ「石片を欠(か)いて品質を調べてみましょう」
カルバルロ「とても緑なのが判ります!欠いたばかりの状態ではとても鋭い刃をしていますね」
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「わぉ!自然界の中では最も鋭い物質かも知れません!この刃ですが、とても滑らかで、もし拡大して見たら、外科用のメスscalpelは、黒曜石と比べれば粗すぎるでしょう」
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メスのように鋭い黒曜石はアメリカの金属として知られていた。科学者たちは、価値のあるこの緑の黒曜石を、北はアリゾナ、南はガテマラやベリーズまで、中央アメリカの至る所で見つけていた。テオティワカンは最も望まれていたアメリカの品物をコントロールしていたのだ。それはテオティワカンを経済的な権力拠点にした。
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発掘チームはというと、テオティワカンで作業を続けていた。窪みの向うへ30mほど入ったトンネルの奥で、彼らはまた別の素晴らしい発見をした。そこには沢山の巨大な貝殻が隠されていた。
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これらの貝殻は儀式の殺人の時に笛として使われていたようだ。恐らくテオティワカンで行われる神聖な殺人儀式を見るよう、人々を召集していたのだろう。
ゴメス「トンネルの中には、捧げ物として、数百の大きな貝殻が置かれていた。それらの多くはカリブ海から来たはずだ。輸入されてテオティワカンに来て、トンネルの中に保管されていたのだ」
幾つかの貝殻には例えば鰐(わに)など、神聖な動物の絵が描かれている。
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これらの貝は価値が高いもので、祈祷師たちだけが手に入れることができたはずだ。
考古学者たちは、貝殻について関心を持っていた最中も、更に多くの工芸品を見つけ出し続けていた。
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彼らが見つけ出した物の品質やその量は考古学上の驚きだった。
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ゴメス「我々は4万点を超える緑の石で造られた品物を見つけた。その中のおよそ4千点は翡翠だった。翡翠は全てガテマラのモタグア川辺りから来たものだ」
カルバルロ「私たちはテオティワカンが中央メキシコから更に遠い場所まで勢力を拡大していたことを知っています」

これらの希少で高価な品々がトンネルの中に埋められていたのだから、都市は極めて豊かだったことは間違いない。
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そしてこの考えは、別の発見によっても支持されているように思われる。

カルバルロ「3世紀になると、テオティワカンの建設の焦点は大きく変化しています。巨大なピラミッドや記念碑から、この広い都市の人口を収容する居住区に向けられていました」
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それは、絶頂期において、テオティワカンの指導者が巨大な住宅建設計画を始めたかのようだった。一般市民のアパートさえ、豪華な造りだった。建物は火山岩で組み立てられていて、内部には台所が備えられ、個室の寝室も設けられていた。アパートには機能的な排水システムもあった。
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カルバルロ「当時、この都市は古代世界における最大の都市の一つでした。テオティワカンの人口は10万人を超えていました。ロンドンは、16世紀になるまで、その数に達していないんです」
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そして科学者たちはある驚くべきことに気付いた。
カルバルロ「この付近一帯には砦のようなものがありません!都市は谷間の平野に造られていますが、外部には解放されていて、しかし外部から都市を攻撃するという、いかなる恐怖の証拠も見つかっていないのです。戦を書き記した記録がないし、都市の壁画などの芸術品の中にも、外部との武力抗争の明確な証拠は見つかっていません」
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それはテオティワカンの人々が完全な平和の中で暮らしていたことを意味するのだろうか?いや、必ずしもそうではない。
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1千Km離れた現在のメキシコ南部に、ティカールTikalという古代都市がある。
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かつて手ごわいマヤ部族によって統治されていた。
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マヤ人たちは、この石碑に自分たちの歴史を記録していた。
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ドイツ・ボン大学のニコライ・グルーベは、マヤ文字を解読できる、世界でも数少ない人物の一人だ。彼はテオティワカンの謎に光を当てる、あるものを見つけている。
ニコライ「極めて詳細なマヤの暦を基礎にして、我々は歴史上のいつの時点で何が起きたのかを正確に示すことが出来る。この長い記録文の最も興味深い箇所は、石碑の中央部辺りのここに書かれている」
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「フーリーヲッチ・インカウィール・フィアッカ・カモンテール・ヤーヒーオチワハフ・チョプトップチチャップ。まずは日付から始まっていて、西暦378年1月15日で、絵文字の記録によれば、この時期に部外者たちが西方からやって来た。そして興味深い記述はこれだ;その同じ日、ティカールの王は“水に入った。”水に入るというのは死の表現だ。つまり王は死んだのだ。この死が単なる事故ではないのは明らかだ」
説明文は外部からの侵略を描いたものに思われる。西の方からティカールに侵略してきた外部の軍隊だ。彼らはマヤの王を殺害し、彼ら自身の統治者を立てた。
ニコライ「記念碑のこの面に、新たに就任した王のヤシュナインを見ることが出来る」
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「彼は西暦379年に権力の座に就いた。彼は、それまでとは全く異なる服や装飾で身を包んでいて、マヤのスタイルではない。手にはスピアー(槍)の投擲具(とうてきぐ)を持っている」
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そして、この特殊な武器こそ、侵略者たちや彼らの王を特定するのに役に立つ。
カルバルロ「スピアー投擲具“アトゥラトゥル”は銛(もり)とか槍(やり)を投げるために使われる道具です。手で投げるよりも、ずっと速い速度で投げることができ、当時の投擲具の中では優れた代表格でした」
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ニコライ「西暦370年代において、中央アメリカで槍の投擲具を使う唯一の文明はテオティワカンだった。従って、我々は、ヤシュナインが、テオティワカンから来たテオティワカン人の王で、権力の座に就き、南方のマヤにおいて、新しいテオティワカン系の王国の創始者になった、と考えている」
ヤシュナインはマヤの言葉で“緑の鰐(わに)”を意味する。マヤ人が彼の名を書き記したということは、彼が強力な支配者だったことを示している。
ニコライ「外来者たちは古代のマヤ文化に深い衝撃を残した。彼らはマヤの建築を変え、新しい形式の衣服、新しい陶器、新しい壁画の様式も持ち込んだ。一般的に言えば、芸術が、ある時突然、変化したのだ。その変化は芸術だけではなかった」
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マヤは更に、占領者たちの神々をも取り入れた。羽の生えた蛇だ!テオティワカンの創造の神だ。マヤ人はそれをククルカンと呼んだ。チチェン・イツアにあるマヤの有名な寺院の石段は、侵略から6百年以上も後に造られたものだが、テオティワカンにおける羽の生えた蛇の典型的な象徴だ。
(mh春分と秋分の日没時、石段を下る蛇が現れます)
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カルバルロ「マヤの王たちはテオティワカンやその象徴と一体になることで、権威を引き継ごうとしたのです。このことは、ドイツのカイザル(注)が昔のローマに倣(なら)おうとしたことと似ています」
(注;ドイツに生まれた神聖ローマ帝国の皇帝の称号はカイザルでした)
ニコライ「ティカールが占領された時に中央アメリカの歴史の中で劇的な変化があったのは、恐らく、テオティワカンの影響力を、北の限界としては現在のメキシコとアメリカ合衆国の国境まで、南についてはホンジュラスまで拡大しようとする勢力拡大政策の一部だったと思う」
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しかし、マヤを従えることになったテオティワカン人指導者の“緑の鰐”とはどんな人物なのだろう?彼は拡大政策におけるリーダーで、アレキサンダー大王とかナポレオンのような人間だったのだろうか?ゴメスと彼の発掘チームはトンネルの行き止まりで、彼の墓を発見することが出来たのだろうか?それは胸が躍る可能性だ。
(羽の生えた蛇のピラミッドを上から見た光景)
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今、トンネルはとても狭くなっている。その先に何があるのかを探索するため、ゴメスはロボットを送り込んだ。
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ゴメス「トンネルは最初の場所からは少なくとも3m下っていることが判った。それがなぜかは判っていないが、突然、我々の目の前には壁が現れ、そして、道は下に続いていたのだ」
考古学者たちはゆっくり進んでいった。

ゴメス「最初、我々は地理レーダーがトンネルの行き止まりで部屋のようなものを見つけてくれるのではないかと思っていた。しかし、ロボットが中に入って行くと、そこには一つの空間ではなく、3つの広い場所があることが判った。従って、今、我々はトンネルの一番奥には、3つの主要な空間があることを知っている」
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3つの空間はそれぞれが10平方m以上で、十字架の形に配置されていて、ピラミッドの真下で何かを示しているようだった。
ゴメス「これら3つの空間の配置は羽の生えた蛇のピラミッドの縦軸に完全に一致している。どんな方法で彼らが、数m上に造られているピラミッドの中心軸と空間の場所とを一致するように算出したのかは判っていない」
トンネルの行き止まりに造られていた空間はテオティワカンの地理学的な中心の下にあり、ゴメスはその理由についての理論を持っている。
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ゴメス「そこは地下世界と天国が出会う場所なのだ」

作業者たちは最初の空間で発掘を始めた。瓦礫を30cmほど取り除くと、新たな驚くべき発見があった。完全な状態の像だ!
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ゴメス「我々は衣装についての知識を持っているので、その像が女だと直ぐ判った。像はとても重要な要素を象徴している。豊穣(ほうじょう)と結びついていると考えていいだろう」
すると彼らは、別の像も見つけた。
ゴメス「女の像の直ぐ脇で、我々はそれよりも小さい男の像を見つけた」
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「2つの像の隣には、別の女の像もあった。これらの像の全ては中心を向いているように見える。その中心というのは正しく、地下世界と天国の間をつなぐ想像の道に繋がる地点なのだ」
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「だから私は、これらの像は見張りの役を果たし、この特別の場所を守るために、ここに置かれたのだと思う」
ゴメスは4人の守護神はトンネルの中で、何か重要な物を守っていると考えている。彼はこの配置で彼らの視線が部屋の中心の軸を見ているように思われることに興味をそそられている。

発掘を続けている彼らは、更に多くの工芸品を見つけたが、ゴメスは、いずれも何らかの捧げ物だろうと確信している。更に発掘を続けたが、新たなものは見つからなかった。
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ゴメス「我々は人間の骨を見つけられるのではないかと考えていた。そこが何らかの支配者の埋葬場所だろうと考えていたのだ。骨が一つも見つからなかったことに驚いている」
ゴメスたち発掘チームは失望したに違いない。しかし、彼はまだ、都市の中心の下にある、この複雑に設計された場所が何の意味も持っていないとは信じることができない。彼とカルバルロは、何かを見過ごしていないか確かめるため、もう一度、その空間に二人で行ってみた。そして壁を調べていると、水位線のようなものに気付いた!
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ゴメス「テオティワカン人は、永久に水で満たされているようにするため、トンネルの最後の部分を他よりも深く掘ったのだと私は思う」

しかし、何故、古代の建設者たちは意図的に地下水層の下を掘り、トンネル内部の窪みの空間を井戸のように水で満たしたのだろう?地下水は、この空間ににじみ出て、地下の人工湖を創り出していたのかも知れない。
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とすれば何故、彼らは創造の神である羽の生えた蛇のピラミッドの真下に湖を造ったのだろうか?

ゴメスは住宅地域で見つかっている壁画を思い出した。するとある考えが湧き上がった。
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ゴメス「壁画はある山のイメージを表わしている。その内部から流れ出ているのは、地下世界からの水だ。地下世界は、豊かで、全てのものが溢れ出る豊潤な場所だ」
この絵がゴメスにトンネルの中で見たものを思い起こさせた。絵は、テオティワカン人が信じていた、世界の創造の方法を表現しているのではないのだろうか?
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ゴメス「羽の生えた蛇のピラミッドは神聖な山を表わしていて、トンネルは水が流れ上って来る地下世界を代表しているのかも知れない」

この考えは、そんなにかけ離れたものではないだろう。他の多くの古代文明においても、ピラミッドは山を象徴するために造られている。
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ゴメスが正しいとすれば、羽の生えた蛇のピラミッドは神聖な山を象徴している。そして地下の湖は生命の起源の象徴で、ピラミッドの下から永遠に水を流し続けている。
ゴメス「カルバルロ!これを見てみろよ」
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(mh;実は右の壁には星のように光る小さな粒子が散らばっているのです)
ゴメスはトンネルの壁に施された金属物質の痕跡を見つけた。黄鉄鉱pyriteで、偽の黄金として知られる鉱物だ。

ゴメス「とても印象的だ。まるで、壁や天井などトンネルの全てがこの鉱物の粉で覆われているかのようだ。この粉で全て覆われているトンネルが、照明の灯に照らされた時のことを想像してみろよ。きっと信じられない光景だよ」
それは恐らく、星が煌めく夜空のように見えることだろう。
ゴメス「これはきっと、彼らの宇宙を描いたものだよ。これでやっとこのトンネルの意味や重要性が判ったよ」
ゴメスには、謎の断片は結びついて、ついに最後の姿を現していた。工芸品は、創造の神だけではなく、生命そのものの源に対する捧げ物で、その素晴らしい品々の全ては地下18mの場所にあった。ここはテオティワカンの祈祷師たちが捧げ物をした場所だ!とゴメスは考えている。
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そしてこの空間は生命がどのように始まったのかに関する彼らの思想を表わしている。星が輝く空をもつ神聖な湖は、彼らの劇的な儀式の舞台として使われていたのだ。
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ゴメス「テオティワカン人はこのトンネルやピラミッドの下の空間の中に地下世界を創造した。しかし、ここでは、地下世界を死の場所と見る代わりに、創造の場所として見ていたのだ」
テオティワカン人は神々を讃えるためにピラミッドを建設し、彼らを敬うために彼らの宇宙に似せた地下空間を造ったのだ。
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しかし、その時、神々は再び人々に歯を剥(む)いた。再び、火山がテオティワカンの運命を制御し始めたようだ。西暦536年、超大火山のイロパンゴ山がエルサルバドルで噴火爆発し、火山爆発による新たな冬が訪れた。テオティワカンは数百Km以上も離れていたのだが、煙や火山灰は何日もの間、太陽を隠し続けた。農作物は腐って、都市はもはや人々を養うことは出来なかった。
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カルバルロ「主要な寺院の近くや死者の通りに並ぶ建物を見ると、6世紀の中頃から末頃、大規模な焼き討ちが起きています。その痕跡は建物の表面や、床に落ちた天井の梁などの腐食しやすい材料の上に残されています」
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カルバルロには、それが外部からの攻撃だったとは思えなかった。都市の郊外ではこのような損傷が見つかっていないのだ。
カルバイロ「都市の中心部で狙い撃ち的な焼き討ちがあったのです。死者の通りの周りの百を超える建物は燃やされてしまいました。その結果を見ると、反乱のようなものだったのかも知れません」

カルバルロは、今回も守ってくれなかった神々を人々が排除したのかも知れないと考えている。それで、人々は自分たちの都市の神聖な中心地に火を放ったのではないのだろうか。その後、直ぐ、都市は荒れ果ててしまった。
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カルバルロ「国家は崩壊し、都市はもはや印象的な場所ではなく、神話の中の王国になっていったのです」
経済的、政治的な勢力中心だった都市はもはや存在していなかった。しかし、その遺産は何世紀も生き続けることになった。
ニコライ「テオティワカン崩壊の後も、マヤ人たちは彼らの信仰の中で、テオティワカンの神々を尊敬し続けた」
それはマヤ人たちが消えてから数百年もの間、スペイン人による占領まで、アステカ人たちも同じだった。
テオティワカンは中央アメリカの歴史における最高の地点だった。そして、その謎は今日まで解かれないままだった。
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ゴメスと彼の同僚たちは都市の存在の根源を明らかにしたように思える。
ゴメス「それがこの発見を特別な物にしてくれるのだ。彼らの宇宙観や宗教を理解することで、今では我々は古代の中央アメリカの人々に関してさらに理解を深められるようになったのだ」
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National Geographic - Teotihuacan's Lost Kings Secrets of the Dead Documentary HD
https://www.youtube.com/watch?v=kWhj1qKXA6o
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小生のブログを愛読してくれている読者諸氏なら、今回の情報は、羽の生えた蛇のピラミッドの下のトンネルに関係するものを除けば、ご承知の内容ばかりでしょう。しかし、今回のブログでは映像が美しいので、テオティワカンの素晴らしさを十分、堪能して頂けたのではないかと思います。まだ行かれていない方は、テオティワカンと、ついでにマヤ遺跡も、ご自身の眼で見て頂きたいと思います。ツアーに参加すれば30万円、お二人なら一人25万円でお土産も買えるでしょう。mhは2月に自動車運転免許証を返上しました。車を断てば、年間30万円位の捻出は容易(たやす)いですよ。
(完)

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