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Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草:報道の自由の潮流に逆らう国


今日は7月14日。

ネット新聞に次の記事が掲載されていました。

「あなたはしっかり生きろ」劉暁波氏、妻に最期の言葉
朝日新聞デジタル;瀋陽=平賀拓哉;2017年7月14日
【ノーベル平和賞受賞者で13日に死去した中国の人権活動家、劉暁波(リウシアオポー)氏(61)が妻の劉霞(リウシア)氏(56)に最後に伝えたのは、「あなたはしっかり生きなさい」という言葉だった。
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 入院先だった遼寧省瀋陽市の中国医科大学付属第一病院が同日深夜開いた記者会見で明らかにした。
 同病院と遼寧省監獄管理局によると、劉氏は今年5月末、服役していた同省内の刑務所で腹部に異常が見つかり、精密検査の結果肝臓がんと判明。6月に同病院に入院したが、劉氏のがんは末期で手術もできず、病状は悪化。今月13日午後5時35分に死去した。
 同病院によると、劉氏は死去する際、妻の劉霞氏に「あなたはしっかり生きなさい」と言い残したという。息を引き取る時は劉霞氏や家族らにみとられ、安らかな表情だったとしている。
 劉霞氏は劉氏が入院していた計36日間、毎日夫に付き添い、医師から病状の説明も聞いていたという。
 劉霞氏は劉氏と出国してドイツか米国で治療することを希望していたが、病院側によると、劉氏が息を引き取った後、医療チームの一人一人と握手をして感謝の言葉を述べたという】
http://www.asahi.com/articles/ASK7G0VNNK7FUHBI038.html?ref=yahoo

“劉暁波”をWiki検索してみました。
【1989年に中国で民主化運動が勃発すると、コロンビア大学の客員研究者として米国滞在中に即座に帰国を決め、運動に身を投じる。六四天安門事件直前、劉は他の知識人3名(侯徳健、高新、周舵)と共に、学生たちの断食抗議に参加した。人民解放軍が天安門広場に突入する寸前、4人は侯徳健を推選し、学生たちに逃げ道を残すように軍と交渉し「四君子」と呼ばれた。事件後に「反革命罪」で投獄された。六四天安門事件の他のリーダーの多くが欧米からの圧力もあり「病気療養」の名目で出国許可される中で、1991年の釈放後も出国せずに引き続き文章を発表し、六四天安門事件の殉難者の名誉回復と人権保障などの民主化を呼びかけ、更に2度の投獄や強制労働を受けた。
2008年、「世界人権宣言」発表60周年を画期として発表された、中国の大幅な民主化を求める「零八憲章」の主な起草者となり、再び中国当局に身柄を拘束された。以後は外国要人訪中や人民代表大会会期中は自由を失い、電話・インターネットによる交信が遮断された。
2010年2月に「国家政権転覆扇動罪」による懲役11年および政治的権利剥奪2年の判決が下され、4度目の投獄となり遼寧省錦州市の錦州監獄で服役した。
2010年にノーベル平和賞を受賞し、中国在住の中国人として初のノーベル賞受賞者となった。劉暁波は、「この受賞は天安門事件で犠牲になった人々の魂に贈られたものだ」と語り、涙を流したとされる。なお、投獄中の人物に平和賞が贈られたのは、1935年に受賞したカール・フォン・オシエツキー、1991年に受賞したアウンサンスーチー(ただし、監獄ではなく自宅軟禁)以来、3人目である。
2017年5月末に末期の肝臓がんと診断され、家族らが仮出所を申請し認められたため6月末に仮出所した。その後は中国医科大付属第一医院(中国語版)に入院し闘病生活を送り、国際社会からは劉を国外に移送し治療すべきとの声が高まり、ドイツやアメリカも受け入れを表明したが医療チームは容態を理由に拒否。7月10日、劉が危篤状態に陥ったと報道され、日本時間の7月13日午後6時35分、妻・劉霞など家族に看取られながら、肝臓がんによる多臓器不全のため死去。61歳没。最期の言葉は、妻にかけた「あなたはしっかり生きなさい」「幸せに暮らして」だったと伝えられている】

昨日の劉暁波氏の最後の言葉が翌日の今日にはWikiに反映していたとは驚きです!彼の名前は中国ネットでは検索不能のようですが、香港では、1週間ほど前に彼の写真を掲げ、海外での癌治療を認めるよう要求するデモがあり、更に、今日14日、彼の死を悼む献花が行われています。
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一昔の中国なら、劉氏に関する情報が国内や、ましてや海外に流れるなど考えられないことで、報道規制が今も大きく残っている中国とは言え“報道の自由の潮流に逆らう国”ではなく、“報道の自由の潮流に乗った国”と言えるのではないでしょうか。

1996年、北京拘置所の中で、劉暁波氏は次のように述べたと言います。
【私は中国の政治の進歩は止められないと堅く信じているし、将来の自由な中国の誕生にも楽観的な期待が満ちあふれている。自由へと向かう人間の欲求はどんな力でも止められないのだから、中国は人権を至上とする法治国家になるだろう。こうした進歩が本件の審理にも表れ、合議制法廷の公正な裁決、歴史の検証に耐えうる裁決が下ると期待している】
“報道の自由の潮流に乗った国”の中国で、劉氏の夢がいつか必ず実現することを祈念しつつ悼の意を捧げたいと思います。

翻って、アメリカや日本に目を移すと、トランプ大統領の、呆れてものが言えない醜く理不尽なマスコミ批判や、安倍内閣による共謀罪や自民党内の言論統制など、これまで自由を標榜してきた国が“報道の自由の潮流に逆らう国”に方向を変えています。このままでは、日本やアメリカの立場は中国と逆転する恐れすらあります。取り返しがつかなくなる前に、流れを変えねばなりません。

Melody Fair by The Bee Gees - Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=w6DIa0roL74
(完)

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