FC2ブログ

Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草: 一神教は諸悪の根源か?


(12月21日)
【エルサレム「首都」撤回案 日本などは賛成、拒否権で米孤立】
2017年12月20日東京新聞
米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題で、国連安全保障理事会は十八日、認定の撤回を求める決議案を採決。十五理事国のうち議長国の日本を含む十四カ国が賛成したが、米国の拒否権行使で否決された。ヘイリー米国連大使は四面楚歌(そか)の状況に「侮辱だ」と不快感を示す一方、首都認定の悪影響が懸念される中東和平への展望を語ることはなかった。
「首都認定を契機に、より緊張が高まりだした」。採決に先立ち、国連のムラデノフ中東和平プロセス特別調整官が現状をこう報告し、「イスラエルとパレスチナの双方が、より一方的な活動に戻りかねない危険が増している」と訴えた。
否決後の演説では「和平への努力は土地や聖地だけでなく、人々への配慮も必要だ」(英国のライクロフト国連大使)など、認定への批判が各国から上がったが、ヘイリー氏は「首都認定だけで損なわれる和平プロセスは、和平プロセスではない」と反論。米国が国連パレスチナ難民救済事業機関の予算の約三割を負担している現状を挙げ、和平への積極的な関与を強調した。
 否決された決議案は、非常任理事国のエジプトがまとめた。「エルサレムの地位に関する最近の決定に深い遺憾の意を表す」と首都認定を批判した上で、既存の安保理決議を再確認し、矛盾する行動や措置を認めないよう各国に求める内容。米同盟国に配慮し、米国やトランプ米大統領の名指しは避けた。
・・・
世界の国々はテルアビブTel-Avivにイスラエル大使館を置いているんですが、トランプ大統領は、1995年にアメリカ議会で承認されたものの、歴代大統領によって半年ごとに延期されていたエルサレムへの大使館移動法案を、実行に移す!って宣言したんですね。
で、パレスチナ自治区の住民ばかりではなく、日本も含めた世界のほとんどの国が現時点でのこの決定は不適当だと考えているのですが、アメリカは他国の意見は無視する!っていう、例のアメリカ・ファーストを貫いているわけです。安全保障理事会でアメリカを除く14ヶ国がアメリカの行為を不適切だと意思表示したらアメリカの国連大使は「侮辱だ!」って言ったっていうんですから、これを不遜と言わずして何が不遜と言えるでしょう。呆れ返ってしまいましたね、mhは。

安全保障理事会ではアメリカによって否決されたものの、国連総会にも同じ議案を出して全ての国の採決を仰ぎ、アメリカの行動を思いとどまらせようという動きが出ていますが、これに対する対抗策がトランプ大統領の口から飛び出しました。

【エルサレム首都認定、撤回決議案の賛成国に支援停止=米大統領】
12/21(木)ワシントン/国連 20日 ロイター
トランプ米大統領は20日、エルサレムのイスラエル首都認定撤回を求める決議案に賛成票を投じた国に、金融支援を打ち切る構えを示した。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「かれらは数億ドル、いや数十億ドルも受け取りながら、われわれに反対票を投じる。投票動向を注視するつもりだ。反対票を投じさせればよい。多く節約できるだろう。構わない」と述べた。
エルサレム首都認定問題で、国連総会は21日に緊急特別総会を開く。
国連安全保障理事会は18日、エルサレム首都認定撤回を求める決議案を採決、米国が拒否権を行使して否決された。
ヘイリー米国連大使は、複数の国連加盟国に宛てた書簡で、トランプ氏から反対票を投じた国々について報告するよう求められたと明かした。ロイターが19日に書簡を入手した。
ヘイリー氏はツイッターで「米国はその名前を記録に残す」とも警告した。
ヘイリー氏の書簡について、イスラム圏の外交当局高官は「他国を納得させる道徳的、法的な根拠がないと自覚している場合にのみ、国家はこのような、あからさまな恫喝を行う」と語った。
・・・

アメリカという国家は、トランプ大統領によって下品で、低俗で、身勝手で、信頼に値しない嫌われ者になりつつあると言って良いでしょう。

トランプ氏が今回、このような言動を採っているのは、勿論、彼が愚かだからです。それは間違いありません。しかし、愚かな彼を操っている人たちがいるって言われています。お釈迦様が仰るように、因果応報があるんですね。

愚かなトランプ大統領の今回の決断の拠り所は、20年も前とはいえアメリカ議会で承認されていた法案にあるとも言えますが、本当は、大統領選で支援者たちと交わした約束を履行するのが目的だと言われています。彼は大使館の移設を公約にし、支援を受けていたんです。
で~その支援者たちはというと・・・キリスト教の福音派らしいです!今回の決断は、愚かな大統領だけではなく、いつも人懐(ひとなつ)っこい顔で大統領の脇で微笑んでいるだけのような副大統領マイク・ペンス氏も賛同しているっていいます。Wikiによれば、ペンス氏は共和党内でも保守派として知られ、草の根運動であるティーパーティー運動にも参加しているキリスト教右派で、エバンジェリカル・カトリック(福音派プロテスタント)を自称する信者です。

つまり、トランプ大統領が引き起こした今回の騒動の因果応報は宗教だったんです。エルサレムをイスラム教徒から奪還しようというキリスト教・ユダヤ教が仕掛けた宗教戦争です。

キリスト・ユダヤ教徒に言わせると、イスラエルの地は、もともと、神ヤハウェYahwehが“イスラエルの民に与える!”って一方的に宣言した“約束の地カナン(Canaanケイナン)なんですね。神に与えられた自分たちの土地から2千年近くの長きに渡って追放されていた流浪の民イスラエル人は、その地を奪回しようと画策し、ずっとエルサレムで暮らしてきたパレスチナ人やイスラム教徒を追い出しにかかっていますが、今回の大使館の移動の話はその動きの象徴と言えるでしょう。
この決定に反対して、デモをしていたパレスチナ人数名が、イスラエル軍の発砲で殺害されました。トランプ大統領の愚かな決断は宗教対立の火を更に煽(あお)り立て、今後、更に悲惨な事件やテロが起きることになるのではないかと思います。

尊敬するお釈迦様に、これらの顛末(てんまつ)をお伝えしたなら、“己の信仰に従い他の信仰に従う人を傷つけるなら、その人は愚かだと言える”って仰るでしょう。

自我を最善とし、他者を劣るものとする点で、mhは、キリスト教もイスラム教も、トランプもアメリカ国連大使も、好きじゃあありません。はっきり言わせてもらうなら、嫌いです!
・・・・・・・・・・・・
今回の歌:Shenandoah - Peter Hollens (A Cappella)

大晦日特番では小さなオペラハウス(教会?)で女性シンガーが歌っていましたが、今回はミズーリ川の風景とともにギター伴奏の歌でお贈りいたしましょう。

「シェナンドー」は19世紀から歌われているアメリカ合衆国の民謡で、「オー・シェナンドー」(Oh, Shenandoah)とも、「広大なミズーリ川を越えて」(Across the Wide Missouri)とも呼ばれ、西部へ渡った人がバージニア州のシェナンドー川またはシェナンドー・バレーを懐かしんで歌ったとも、そこに住む恋人のネイティブ・アメリカンの娘シェナンドーを思って歌ったとも言われています。

アメリカの地理に疎(うと)いmhがGoogle Earthで確認しながらお伝えしているんですが、シェナンドー川はバージニアVirginia州を北上してポトマックPotomac川に合流すると直ぐに首都Washington DCを流れて大西洋にそそいでいます。
で~
ミズーリMissouri州はといいますと、合衆国の中央を北から南に流れるミシシッピーMississippi川の西の州で、ミシシッピー西岸に大都市セントルイスSt.Louisを持ち、ずっと北西の、ロッキー山脈から流れ下るミズーリ川The Missouriはセントルイスでミシシッピーに合流しています。

ここまできて、この歌をご紹介するmhにもやっと歌詞の意図するところが見えてきました!
大西洋岸近くを流れるシェナンドー川の畔(ほとり)で暮らしていた男が、そこからずっと西の、北アメリカの中央を流れるミシシッピー川辺(あた)りにあるミズーリMissouriの大平原やミズーリ川を横切りcrossながら、更に西のawayロッキー山脈の方向を目指して進んでいる時、故郷のシェナンドー(川または女)がたまらなく懐かしくなって歌うっていうシチュエーションなんですね。そんなこと判っているよ!って仰る読者の皆様には、くどくどしい解説で恐縮です。

Oh, Shenandoah, I long to see you,
Away, you rolling river.
Oh, Shenandoah, I long to see you,
Away, we're bound away
'Cross the wide Missouri.
おお、シェナンドアよ、あなたに会いたい、
アウェイ、流れゆく川よ。
おお、シェナンドアよ、あなたに会いたい、
アウェイ、我らは遠くへ行く、
広いミズーリ川を超えて。

Oh, Shenandoah, I love your daughter,
Away, you rolling river.
For her I'd cross your roaming waters,
Away, I'm bound away
'Cross the wide Missouri.
おお、シェナンドアよ、あなたの娘に会いたい、
アウェイ、流れゆく川よ。
彼女のために私は川を渡る、
アウェイ、我らは遠くへ行く、
広いミズーリ川を超えて。

'Tis seven years since last I've seen you,
Away, you rolling river.
'Tis seven years since last I've seen you,
Away, we're bound away
'Cross the wide Missouri.
あなたに最後会ってから7年、
アウェイ、流れゆく川よ。
あなたに最後会ってから7年、
アウェイ、我らは遠くへ行く、
広いミズーリ川を超えて。

Oh, Shenandoah, I long to hear you,
Away, you rolling river.
Oh, Shenandoah, I long to hear you,
Away, we're bound away
'Cross the wide Missouri
おお、シェナンドアよ、あなたを聞きたい、
アウェイ、流れゆく川よ。
おお、シェナンドアよ、あなたを聞きたい、
アウェイ、我らは遠くへ行く、
広いミズーリ川を超えて。
https://www.youtube.com/watch?v=UMl8iIM-s4U

(完)

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する