Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草:泥仕合は続いている?


年が明けた1月5日、いつものように暇に任せてネットを見ていると、次の記事がありました。
(朝鮮日報日本語版1月5日配信)
【慰安婦合意:文大統領「合意は事実だが手続きが間違い」】
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日、従軍慰安婦被害者の女性8人を大統領府に招待して昼食を共にした。
(中略)
「(慰安婦被害者の)皆さんお元気で闘っていただかなくては」と声をかけた。だが、その一方で「過去の政権(朴槿恵〈パク・クネ〉政権)が(慰安婦問題で)公式に合意したのも事実だから、両国関係の中で解決していかなければならないが、容易でない面もある」と述べた。
(中略)
文大統領は昼食会で、2015年12月に締結された慰安婦問題をめぐる韓日合意について、「真実と正義の原則に反するだけでなく、政府が慰安婦被害者たちの意見を聞かずに一方的に推し進めた、内容も手続きも間違ったもの」と言った。その上で、「大統領として、この合意は両国間の公式の合意だという事実は否定できないが、その合意で慰安婦問題が解決されたというのは受け入れられないとはっきり言う」と強調した。慰安婦被害者たちは慰安婦問題に対する日本の公式謝罪を取り付けるよう文大統領に要望した。
(中略)
菅義偉官房長官は同日、テレビ番組のインタビューで、「1ミリたりとも動かさないのが日本の姿勢だ」と述べた。「1ミリも動かない」という発言は先月初めに安倍晋三首相が言ったとして日本のメディアが報道したものだが、この日、日本政府のスポークスマンである官房長官が公の場であらためてクギを刺したことになる。
(以下略)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180105-00000654-chosun-kr

で~
1月5日、韓国の中央日報の社説がありました。
【社説:慰安婦合意、その重みと結果も考えた上で対応を】
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨日、慰安婦被害者を青瓦台(チョンワデ、大統領府)に招待して一昨年の慰安婦合意に対する意見を尋ねて慰めたのは理に適ったことだ。昨年末に発表された慰安婦タスクフォース(TF、作業部会)の指摘通りに、2年前の合意には様々な誤りがある。恨みが極に達した被害者たちの声を十分に汲み取り、これを合意の内容に反映するのが当然だった。それでこそ、被害者中心主義という普遍的原則に合致する。
ただし、肝に銘じる必要があるのは、招待された被害者と慰安婦関連市民団体以外に他の被害者の考えも同様に汲み取る必要があるという事実だ。文大統領が会った人々はたいてい慰安婦合意の内容に否定的という。だが、2年前の慰安婦合意履行のために設立された和解・癒やし財団側によると、当時の生存者47人中36人が補償金性格の資金を受け取った。資金を受け取るというのが必ずしも合意に賛成するという意味ではない。それでも彼らの意思も聞いてこそ、全体の意見が分かる。
(中略)
政府が慰安婦合意を廃棄、あるいは再交渉に出るといえば、韓日関係は限りないどん底に落ちることが明らかだ。慰安婦合意がたとえ法的拘束力を備えた協定や条約ではないといっても、二国間約束であることは間違いない。文大統領も直接被害者たちに「合意が誤ったが(日本政府と)公式に合意したのも事実なので容易ではない」と吐露した。今後、政府の対応は国内情緒に左右されるより、両国政府レベルで結んだ外交交渉の重みも考えなければならない。
慰安婦問題は最後まで被害者たちの理解を求めながら、大乗的レベルで処理すべき事案だ。日本も慰安婦合意をめぐる論争で両国関係が回復不能に陥ることを望んでいない雰囲気だ。昨日、安倍首相の記者会見ではかつてのように「1ミリも動かない」という強硬な発言が出るという見方が多かった。だが、安倍首相は慰安婦問題に対して何も触れなかった。韓国の具体的措置を見てから対応を取るという慎重な雰囲気が読まれる。
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は「結果も十分に考えて決定する」と話した。政府は慰安婦問題で韓日関係が回復不能にならないように慎重にアプローチすることが求められる。外交関係は壊すのは簡単でも、回復するのは難しいものだ。

で~
1月7日の朝鮮日報では
【寄稿:過去ばかりで未来を語らない韓国政府】
との見出しで梨花女子大の教授が政府の対応を批判していました。
韓国の世論も少し変化しているようです。

“1mmも”と言う日本政府の表現には問題があるとmhは思います。下品で、威圧的で、韓国を馬鹿にしていますね。とても褒められたものじゃあありません!しかし、文大統領の対応が、これに輪をかけて愚劣で、その上、稚拙なんですね、mhに言わせると。で、韓国メディアも、やっとそれに気付いて、文大統領の言動を危惧し始めていると思います。

mhの読みでは、文大統領は、恐らく、平昌冬季オリンピックが終わる2月下旬になっても、慰安婦合意の修正か破棄の提案を公式にしてこないんじゃあないかと思います。正式に修正または破棄を提案できるだけの根拠がないんですね、多分。正式提案するなら、それなりの覚悟と、それなりの裏付けを取っておかなけりゃあいけないんですが、いずれも持たない文大統領やその側近たちには能力的、資質的に不可能なんです。

もう一方の日本政府ですが・・・
韓国から公式な表明がないのに、文大統領の言動をいちいち取り上げて“1mmも”など、相手の誘導作戦に踊らされて下手に対応すべきじゃあないと思います。1mmも、という言葉は、昨年、安倍首相も言っていました。さすがにまずいと気付いたのかもしれませんが、今年になっても菅官房長官が代弁していますから、全く嘆かわしい限りです。

文大統領が就任当時、苦労人のようなので、きっと良い指導者だろうってコメントさせて頂いたmhですが、これは撤回させて頂きます。完全に読み違えていました。でも、韓国のマスコミも気付いてくれたようだというのは良い兆候で、これまで日本批判一辺倒だった姿勢を見直してくれるんじゃあないかという淡い期待が生まれてきました。

そう遠くない過去において、日本人の多くも、鳩山由紀夫首相の沖縄基地移転問題や、小池百合子都知事の築地移転問題がみじめな結末を迎えるまで、二人に大きな期待を寄せて応援していたんですから、文大統領を選んだ韓国民を馬鹿にできる立場にはありません。しかし、このブログが公開される2月23日になっても、慰安婦問題で両国政府が非公式に非難合戦していたのなら、mhは“どちらも愚かだ!”と断定いたします。

John Cale - Hallelujah (Lyrics)
https://www.youtube.com/watch?v=DinEKqtCDkg
ハレルヤHallelujah:ヘブライ語由来の言葉「主を褒め讃えよ」

(完)
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