Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草:民族と国家


心変わりして、問題提起編と回答編を同時公開させて頂くことにいたしました。
長いですが、時間が許す範囲でお楽しみ下さい。
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今日3月18日のネット・ニュースです。
【台湾旅行法 中国は猛反発「台湾独立の分裂勢力に間違ったシグナル」】
 トランプ米大統領が16日に「台湾旅行法案」に署名して同法が成立したことを受け、中国外務省の陸慷報道官は17日、「法律的な拘束力はないが『一つの中国』原則などに著しく反しており、『台湾独立』の分裂勢力に深刻な間違ったシグナルを発することになる」などとする声明を発表、米側に抗議したことを明らかにした。台湾を不可分の領土とみなす中国側にとって敏感な問題で、トランプ政権の決定に反発した形だ。
陸氏は「中米関係や台湾海峡地域の平和と安定に深刻な損害をもたらすことがないよう、米国側に誤りを正し、米台の政府関係者の行き来などを止め、台湾に関する問題を慎重かつ適切に解決するよう促している」と述べた。
 中国側は、米国で台湾旅行法案に関する動きが表面化して以降、強く反発している。中国政府系の英字紙「チャイナ・デーリー」は今月2日に掲載した社説で、トランプ氏が同法案に署名すれば台湾の蔡英文総統が「国家同士の関係」を主張するような事態を生じさせると指摘。仮に蔡氏がそのような主張をした場合には、「『反国家分裂法』を発動させるような結果が避けられないだろう」と強調した。
 反国家分裂法は、台湾の独立阻止を狙って2005年に採択されたもので、台湾武力行使に対して法的根拠を与えている。「武力行使」の可能性にまで言及し、中国側の強い姿勢を示したものとみられる。
(産経新聞)

台湾は中華民国とも呼ばれ、Wiki中華民国には次の記述があります。
【中華民国(Republic of China)は東アジアに位置する民主共和制国家。アジアで2番目の共和国として1912年に中国大陸で成立し、国共内戦により中国大陸で中華人民共和国が建国された1949年以降は台湾島と周辺の島嶼群など(自由地区)のみを実効支配する海洋国家となった。自由地区は、日本やフィリピン、中華人民共和国などと領海を接する。
議会制民主主義・資本主義体制国であり、1971年までは国際連合安全保障理事会常任理事国として国際社会に大きな影響を与えていた。しかし国連の代表権問題や一つの中国政策により、中華人民共和国(People's Republic of China)が中華民国を国家承認しないように要求しているため、2017年現在では中華民国を正式に国家として承認している国は20か国に留まる。上記の経緯があるため以前の国交を結んでいた国々を中心に、日本を含めて多くの国々と活発な経済的文化的な交流が行われている。日本のメディアでは専ら、台湾島及びその周辺島嶼群(とうしょぐん)を含む地域名である台湾(たいわん)と表記される。】

台湾(中華民国)は、現在は国連加盟国ではありませんが、今も中華民国と呼び、国家承認している20ヶ国とは次の通りです。
オセアニア6ヶ国(キリバス共和国、マーシャル諸島共和国、ナウル共和国、パラオ共和国、ソロモン諸島、ツバル)
ヨーロッパ1ヶ国(バチカン市国)、
アフリカ2ヶ国(ブルキナファソ、スワジランド王国)、
ラテンアメリカ11ヶ国(ベリーズ、ドミニカ共和国、エルサルバドル共和国、グアテマラ共和国、ハイチ共和国、ホンジュラス共和国、ニカラグア共和国、パラグアイ共和国、セントクリストファー・ネイビス連邦、セントルシア、セントビンセントおよびグレナディーン諸島)

で~
台湾は大陸にある共産党国家の中華人民共和国から独立した国家であるべきか、それとも一つの国家であるべきか、ってことですが~

民族が同じなら、国家として一体化している方が自然だろうというのが単純な発想のmhの立場ですが、ならば民族とは何か?を明確にしなきゃあいけません。
単純な発想のmhは言語が同じなら同じ民族だろうと思うんですが、スッタニパータ(ぶっだのことば)を思い出しました!
【最上についての八つの詩句 】の中に、こうあるじゃあありませんか。
【世間では、人は諸々の見解のうちで勝(すぐ)れているとみなす見解を「最上のもの」であると考えて、それよりも他の見解はすべて「つまらないものである」と説く。それ故にかれは諸々の論争を超えることがない】

mhも自分の見解に執着してはいけないと気付き、一体全体、民族とはどんなものだと人々は考えているのだろうか、とWikiで確認したら次の通りでした。
【Wiki民族(英語Ethnic group):一定の文化的特徴を基準として他と区別される共同体をいう。土地、血縁関係、言語の共有(母語)や、宗教、伝承、社会組織などがその基準となるが、普遍的な客観的基準を設けても概念内容と一致しない場合が多いことから、むしろある民族概念への帰属意識という主観的基準が客観的基準であるとされることもある。また、日本語の民族の語には、近代国民国家の成立と密接な関係を有する政治的共同体の色の濃い nation の概念と、政治的共同体の形成や、集合的な主体をなしているという意識の有無とはかかわりなく、同一の文化習俗を有する集団として認識される ethnic group(ジュリアン・ハクスリーが考案)の概念の双方が十分区別されずに共存しているため、その使用においては一定の注意を要する。】

台湾人と大陸の中国人は同じ言語を話し、宗教を含めた文化面でもとても似ていますから、同じ民族であり、mhの国家の基準に照らせば、一つの国になるのが自然であって、従って、国連加盟国の多くの国も中華人民共和国と中華民国は一つであり、現在は中華民国よりも中華人民共和国のほうが中華民族を代表する正当な国家だと認めているってことでしょう。日本もアメリカもそう認めているからだと思いますが台湾には大使館は置かずに北京に置いているのです。

しかし~
どういうわけか、
中華民国を国家と認めていないにもかかわらず、国家並みの特別なおつきあいをしている2ヶ国があるんですね。
どんな国か?

日本とアメリカです!!!
WiKiで【国家承認をしていないが実質的に外交関係を継続している国】として挙げられている2ヶ国が正に日本とアメリカなんですね。
日本;
第二次世界大戦後の1952年に日華平和条約が調印され、日本は中華民国との国交を回復した。しかし、1972年の日中共同声明調印による日中国交正常化を受けて日華間の国交を断絶する措置により現在は国交がない。ただし、経済交流を従来通り維持させるため、事実上の大使館・領事館の役割を果たす民間の利益代表部(日本台湾交流協会)を設置し、外交関係を維持している。そのため、両国政府が利益代表部を通じて二国間協定を締結したり、親書の交換がされたりしている。また、超党派の日華議員懇談会を中心にして、議員外交も盛んに行われている。馬英九総統は日台関係を「特別なパートナーシップ」と位置づけ、経済貿易・文化・青少年・観光・対話の5つのテーマを主軸に交流強化を推進している。与野党政治家の往来も活発に行われている。

アメリカ合衆国;
第二次世界大戦において同盟国として戦い、戦後も米華相互防衛条約を結んで同盟関係を保ってきたが、1979年に国交を断絶して同条約は失効し、中華人民共和国を「中国を代表する政府」として承認している。一方で国交断絶前の歴史的経緯から「台湾関係法」を制定しており、台湾を諸外国の国家および政府と同等に扱うことで東アジアの不安定化を防いでいる。台湾関係法では、原子力協定や武器売却などの、1979年以前に両国との間で締結された条約を有効なものと認めている。米台間の大使に相当する者には外交特権が付与されており、与野党政治家の往来も活発に行われている。

で~
冒頭に挙げたニュースによれば、このアメリカが、3月16日に「台湾旅行法案」に署名して発効し、国家間の付き合いを再開するための準備を始めたんですね。署名したのは勿論ですが、話題のトランプ大統領です!

アメリカのこの対応を読者諸氏はどう考えますか?
日本は、どう台湾に対処すべきだと思いますか?

mhの見解は次週ご紹介したいと考えています。正直にいって、白紙に近い状態でしたが、たった今ですが、基本的な考えは確定しました。で~忘れてしまう前に、それを直ちに書き記すつもりですが、それは次回に公開させて頂きますので悪しからず。
Time To Say Goodbye - Katherine Jenkins
https://www.youtube.com/watch?v=BR7EaHbPe54

mh徒然草:民族と国家(回答編)です!

で~
回答編となってますが~
一体全体、質問とはなんだったのか?
読者諸氏はすっかり忘れていらっしゃるでしょうし、せっかちなmhが誤解しているといけませんから、問題提起編からコピペしますと次の通りです。
・・・
アメリカが、3月16日に「台湾旅行法案」に署名して発効し、(台湾と)国家間の付き合いを再開するための準備を始めたんですね。署名したのは勿論ですが、あのトランプ大統領です!

で、質問は次の通りでした。
アメリカのこの対応を読者諸氏はどう考えますか?
日本は、どう台湾に対処すべきだと思いますか?
・・・
まずはmhの結論からご披露いたしましょう。
*アメリカの対応は間違っている。
*日本は、間違っているアメリカの対応に反応すべきではない。

なぜ、アメリカの対応は間違っているのか?
理由は2つです。
その1:全く頼りにならないトランプ大統領が下した結論が正しいわけがない。
その2:台湾と中華人民共和国(以下中国)は民族的に見れば“one and the same”つまり一つで同じ、つまり全く同じ民族であり、同じ民族なら同じ国家が理想である。

スッタニパータ(ぶっだのことば)の【最上についての八つの詩句 】の中に、【世間では、人は諸々の見解のうちで勝(すぐ)れているとみなす見解を「最上のもの」であると考えて、それよりも他の見解はすべて「つまらないものである」と説く。それ故にかれは諸々の論争を超えることがない】とありますが、トランプは、自分の考えを最上だと見なしていて、それまでのアメリカ大統領や、国連加盟国の大多数の国の考え方が間違っている、としたんですね。
これは我が尊敬するお釈迦様の教えに全く背(そむ)いています。従って、間違っていると断定できます。

確かに中国はおかしいですよ。チベット語を話すチベット仏教徒のチベット民族の土地や、ウイグル語を話すイスラム教徒のウイグル民族の土地を、中国語を話す中国土着宗教徒(後述)が中心の漢民族が、チベット民族やウイグル民族の反対を押し切って中国に取り込み、更には漢人を送り込んで中国語や中国文化を普及させようとしていますから、これを横暴と言わずに何を横暴と言えるでしょう。

(Wiki中国の宗教より)
x055.png
(56.2%:中国の民族宗教、12.9%:道教系民族宗教、0.8%:道教、13.8%仏教、2.4%:キリスト教、1.7%:イスラム教、12.6%:無宗教)

かつて日本も太平洋戦争の前から朝鮮を併合し、日本語を義務教育の学校の主要言語として朝鮮語を話していた民族に日本語を押し付け、神道の神社を朝鮮半島にも造っていたんですから、ひどいことをしたと思います。

日本の真似をして、チベットやウイグルを強制的に漢人の支配下に敷いている今の中国には、ましてや習近平が終身指導者になろうとしている、いびつな共産党一党独裁政権の中国には、とても賛同できないことが多いのですが、台湾に関する限り、中国政府の主張には一理あると思いますね、mhは。

そうはいっても、台湾の中国人(台湾の人は自分たちを台湾人と呼んでるんじゃあないかと思います)は、共産党独裁の中国に取り込まれるのを嫌ってるんですね。香港人もそうですが、今では反抗したら刑務所に送られてしまうので泣く泣く中国政府の指導に従っていますが、不幸な状態だと言えるでしょう。

同じ民族なら同じ国家が理想だと思いますので、台湾は中国に組み込まれるべきでしょう。しかし、大きな問題は、中国が民主国家ではないという点です。国民選挙も行われることはないし、共産党の独裁で、軍事力を背景に、南シナ海にも乗り出し、近隣諸国の権利を搾取、奪取しています。そんな政治思想の中国の中に組み込まれたくないという台湾人の気持ちも十分に理解できます。従って、同じ民族なら同じ国家という理想もあるが、もし価値観がことなるのなら、異なる国家に分裂してもいいではないかという見方もあると思います。

台湾と中国の葛藤(かっとう)は異なる民族の日本人が口出ししてその未来のありかたを指図(さしず)すべきではないと思います。中国人同士で決着をつけるべきです。

しかし、そうはいっても、日本と同じ民主主義で選挙によって国の指導者を選んでいる台湾(中華民国)を見殺しにするのは近隣国の日本が取るべき態度ではないと思います。

どうすれば、異なる民族の日本人が同じ価値観をもつ台湾人を救えるのか?
アメリカと共同して軍事的に支援し、中国が台湾に手を出せないようにするのが理想的なのか?

どうも、そうとは思えません。やはり、台湾問題は中国人の問題で、日本やアメリカが軍事介入すべきじゃあないでしょう。とすれば日本は何もできないということか?

毎日を気ままに暮らしているmhが七転八倒して考えても、答えが見つかる問題じゃあなさそうだって、今さならながら気付いたのですが、ここで諦めるんじゃあ男じゃあありません。

で、日本がすべきことが一つ残っていることに気付きました。日本は中国政府に働きかけるべきだと思います。もっと同じ民族である台湾人を大切にしろ!台湾人だけじゃあなくて、大陸の中国人ももっと大切にしろ!もっと民主化しろ!と。

その手段の一つは、日本は民主化された、なんと自由で住みやすい国だろう、って中国人に思わせることだと思いますね、mhは。中国人は可能ならアメリカに移住したいって願望が強かったはずですが、今のアメリカは人種差別が強まっていますから、きっと、ヨーロッパ、恐らくはドイツ、に移住したいという人が増えているんじゃあないかと思いますが、日本に移住したいっていう中国人はそんなに多いようには思えません。で、日本が移住したい国になることが台湾や、ひいては中国の人民を救済することに繋がると思います。日本は今の中国政府を支援する必要はありませんが、台湾人を含む中国人民を支援すべきだと思います。

トランプのアメリカが台湾との国交回復を考えているかどうかはmhには全く判りませんが、アメリカ・ファーストですから、中国がこれ以上強くなるのは望んでいないんですね、恐らく。従って、中国政府にたてつく国をなるべく多く抱えていたいって思っていて、台湾の軍事力を高め、中国が攻めるのを控える方向にもっていきたいと考えているのでしょう。トランプはアメリカの武器を売りたいから台湾をアメリカの軍事基地にしようと考えているのかも知れません。もし、台湾問題から中国とアメリカが戦争を始めたりしようものなら日本は無傷では済まないでしょう。その時、日本国憲法を改定して集団的自衛権を認めていたら、日本も参戦して、中国と戦うことになります。

だらだらと、締まりのない展開になってしまったので、もう終にしたいと思いますが、日本の取るべき態度は過激であってはなないと思います。台湾のために軍事的な支援を想定するのは間違いでしょう。同じ民族同士で決着させるべきです。日本がすべきは価値観を共有できる人を中国や台湾に増やすことだと思います。東日本大震災では台湾から多大な支援金を頂きました。台湾は日本と価値観が同じ中国人が済む島だとmhは思います。
Sarah McLachlan - In the arms of an angel
https://www.youtube.com/watch?v=3pvf_OBuJVE
(完)

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