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Mysterious Questions In The World

世界のミステリーをご紹介します。

mh徒然草:戦争を仕掛ける国は?

mh徒然草:戦争を仕掛ける国は?

3月に開かれた中国の全国人民代表大会(全人代)で習近平主席は憲法に名前を残すことが認められ、毛沢東と同格になりました。更には主席任期を延長する修正も賛成2958票、反対2票、棄権3票でほぼ全会一致で承認されました。

シャンシャンと進むかに見えた全人代ですが、3月13日、総会に並行して行われていた全人代の国有資産監督管理委員会の記者会見で事件が起きました。日本のTVでも紹介されたので多くの読者もご存知でしょうが、振り返ってみましょう。

委員会の関係者が、人民大会堂の赤い絨毯の上を移動しています。その脇にはロープが張られ、所謂(いわゆる)ぶら下がり取材をしようと記者団が待ち構えていて、委員会の関係者が質問者を選ぶとマイクを渡すんですね。
事件は、指名された赤い服の美人レポーター張彗君と、偶然、彼女の隣にいた青い服の美人レポーター梁相宜が創造することになました。この様子はリアルタイムで中国全土にTV中継されていて、直ぐにネット上が騒然となったようですね。

どんな事件かは中国中に流れた映像を見て頂ければ一目瞭然でしょう。赤い服の美人レポーターは中国語で質問しているんですが、どんな類(たぐい)の質問かは中国語が判らなくたって、推定可能です。
それでは次のURLで事件をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=pWMGwudsCgs

指名された赤い服の美人レポーター張彗君の発言をネットから引用すると次の通りです。
「私は全米テレビ局執行局長の張彗君です。国有資産の監督管理責任の調整は広く関心のある問題です。そのため、国務院国有資産監督管理委員会の主任として、あなたは2018年にどのような新たな措置を取りますか? 今年は改革開放から40年、我が国はさらに対外開放を拡大します。中国共産党の習近平総書記が提起した『一帯一路』構想に伴って、国有企業は『一帯一路』に沿った国への投資を拡大していますが、国有企業の海外資産をどのように有効に管理し、資産流出を防止するのでしょうか? 現在、我々はどのような仕組みを導入したのでしょうか?我々の管理監督の結果はどのようなものでしょうか?簡単に紹介ください」

この事件をフランスのラジオ局は「習近平の戴冠式にショックを与えた白眼視事件」と題して次のように評論しています。
【今回の全人代は「手の込んだ大芝居であり、第一段階は非常に順調に演じられた。習近平はクーデターに近いスピードで国家主席の任期を撤廃した。(中略)ところが当局が事前に仕組んだ質問者が失態を犯し、『我が国、我が国』と繰り返して『偽外国メディア』と暴かれた張慧君が梁相宜の白い目を浴びた。この事件は中国のソーシャルメディアに巨大なお祭り騒ぎを引き起こし、当局が必死になって梁、張の名前を削除したことからも、白眼視事件はあっという間に全人代そのものを白眼視する嵐となり、当局が作り上げようとした『官民が一体となり全国人民が支持する』雰囲気に深刻な衝撃を与えた。全人代が終わって、人々の記憶に残るのは習近平がクーデター式に憲法を修正し終身主席となったことと、この白眼視事件の2つだけだろう。もし梁相宜の白眼視がなかったら、中国政府が長年にわたり行ってきた対外宣伝(のからくり)は暴露されることはなかった。ソーシャルメディアではここ数日、張慧君が『偽外国メディア』であることを証明する大量の資料が出回ったが、世論はほぼ一辺倒で梁を支援し、張を批判する側に回った。梁の白眼視は、自分の意見を勝手に代表され、投票権がなく、ただ数千人の政商や高官が演じるパフォーマンスを見ることしかできない中国人の全人代への態度を示している】

執行局長だという張慧君と、彼女が働いているという全米テレビに関する情報は直ぐにネットで流されました。それによれば、本社は閉店になった小さなコンビニみたいな建物で、事務員は数人しかなく、アメリカでのTV放送実績はないとのこと。更には、彼女は中国の要人の愛人らしいとの噂も流れています。やっぱり、やらせ質問だったんです。

事件の翌日、中国のネットでの梁相宜と張慧君の検索不能になりました。中国当局は2人の大会取材資格を取り消し、青い服の女性記者が所属する第一財経(上海のメディア会社)は、「取材現場での規律に違反した」ことを理由に梁相宜を解雇しました。梁記者は事件の翌14日、北京のホテルで泣きながら反省書を書いたといわれています。

このぶら下がり質問の様子はパロディ化され、Youtubeに流されていますが、その一場面を実物とパロディでご紹介しましょう。
(実際の映像)
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パロデイ映像は台湾メディアの製作で間違いないでしょう。
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で~思い出したんですね。
森友学園への国有地払い下げに関する公文書書き変え事件に関係して、日本の国会でも良く似た出来事がありました。
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丸川珠代議員「理財局に対して、安倍総理からの(払い下げ・書き変え)指示はありませんでしたね?」
佐川前財務局長「ございませんでした」
丸川「安倍総理夫人からの指示もありませんでしたね?」
佐川「ございませんでした」
丸川「総理夫人、官邸の関与はなかったという証言が得られました。ありがとうございました」

洋の東西を問わず、独裁者の下では茶番劇が起きるんですね。阿呆な人間は独裁者にはなれません。それなりに、ある意味では人一倍、賢くて、他人の思惑に敏感じゃあないかと思います。習近平も安倍首相も、この事件を国民がどう見ているかに気付いていて、まずいことになったと思ったのは間違いありません。

問題は、その後の対応です。独裁者は、不都合な出来事の原因が自分にあるのに、自分の態度は改めず、うまく立ち回らなかった関係者を叱責(しっせき)したり解雇したりするんですね。丸川議員もそのうち、安倍首相から見捨てられるはずですが、もし見捨てないとすれば、安倍首相の自己陶酔は手が付けられない状況だと言えるでしょう。

自分に反対する勢力を封じ込め、自分を称賛する勢力だけを依怙贔屓(えこひいき)し、下手に依怙贔屓する人たちは切り捨てる独裁者は、自分で自分を騙(だま)し続けて、結局は裸の王様になっていることすら気付かなくなってしまうんですから、人間の欲望とは恐ろしいものだと思います。mhが尊敬するお釈迦様の教えによれば、独裁者は、自分が最も優れた人間だと過信し、地位や名誉に執着し、よって、決して心の平穏に至ることはありません。若い政治家は、このような哀(あわ)れな人間にならぬよう、心して、国民のために働いてほしいと思います。

で~
ここまで来てから、ブログの題名を確認したら『戦争を仕掛ける国は?』となってるではありませんか!
それで思い出しました!題名にそってブログを締めくくらねばなりません。

戦争を仕掛けるのは独裁者の国家です。それを言いたかったんです。
独裁者といえども国民が怖いんですね。いつ寝首を搔(か)かれるかと、いつも心配しています。つまり、独裁者は国民が本当は自分を嫌っていることに気付いているんですね。で、寝首を掻かれる前に、掻きそうな人物を殺してしまうっていう例は北朝鮮で起きていますが、寝首を狙っている人間が余りに多いものですから、彼ら全てを抹殺しなけりゃあって思うものの、それはとても億劫(おっくう)なんです。それに、もしそんなことをすれば、反乱を誘発し、自分の立場が危なくなる恐れが高くなるリスクがあります。で、これを避けるために戦争を始めるんですね。

頭のいい独裁者は考えるんです、どうしたら国民の目を欺(あざむ)くことが出来るのかって。その答えは決まっています。国民の怨(うら)みを他国に向けることです。習近平の場合、日本の尖閣諸島や安倍首相の間違った歴史観に中国人民の関心を向けるんですね。で安倍首相の場合は、北朝鮮のミサイルや原爆に日本国民の関心を向けるんです。こうして、戦争の芽はどんどんと成長し、国民は自分でもよく訳が分からないまま、戦争に導かれていくのです。

これまで世界中で起きてきた戦争のほとんど全ては、独裁者が引き起こしています。何度もお伝えしていますが、世界では独裁者が指導者になっている国家が増えてきました。ひょっとしたら国家の90%で独裁者が国の指導者になっているかも知れません。軍事国家も一種の独裁国家ですからね。

いつ、どこで戦争が起きても全く不思議じゃあない状況になりつつあると思います。シリアでは今も戦争が続いているし、ウクライナでは戦火がまだ燻(くす)ぶっています。今後も独裁者が幅を利かし続けるなら、更に大きな戦争が起きるだろうとmhは預言いたします。

I knew I loved you
https://www.youtube.com/watch?v=6gMwbHXjadI
この歌はTom HanksとMeg Ryanが主演する“You've Got Mail”というロマンティック・コメディで流れているようですね。
"You've Got Mail"(Best scenes)
https://www.youtube.com/watch?v=6vngB182CBQ
(完)
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