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ローマ帝国の不思議(2)エトラスカン文明とローマ

ローマ帝国の不思議(2):エトラスカン文明とローマ  2014年8月8日 Mystery Hunter

ギリシャ文明の発祥とほぼ時を同じくして、イタリア半島ではエトラスカン文明(Etruscan Civilization)が生まれました。
エトルリアという地方を中心としたエトラスカン(エトルリア人)の文明です。
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(Wiki:エトルリア)
紀元前8世紀から紀元前1世紀ごろにイタリア半島中部にあった都市国家群。ギリシャ語ではティレニア (Τυρρηνία Tyrrhenia)。
(Wiki:エトルリア人)
イタリア半島中部の先住民族。インド・ヨーロッパ語族に属さないエトルリア語を使用していた。エトルリア文化を築いたが、徐々に古代ローマ人と同化し消滅した。
(Wiki完)

ギリシャ人がヒスペリア(日が沈む土地)と呼んだイタリア半島。コロニーを求めて出向くと既に文明がありました!タスカニーという名の土地には城壁の町もありました。貿易も行われていました。彼らの名はエトラスカン(エトルリア人)。記録されたものは残っていません。

タスカニーの肥えた丘に暮らしていました。
しかし、彼らの本当の富は地中にありました。鉄、銅の鉱床です。
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金属の像も造っていました。テラコッタも見つかっています。
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当時のギリシャ人には信じられない男女同権の文化でした!
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官能的な喜びを公然と表現していました。・・・デカダンス・・・頽廃・・・
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イタリア・ぺルギア市のボルミス家のエトラスカン地下埋葬室の3D映像
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前530年の騎馬用戦車(人が乗れる本物です!) 
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戦車の側面拡大写真 。木製の車輪は銅板で被覆されています。
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アレッゾで見つかったキメラのブロンズ像。高さ80cm、前400年のものです。
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キメラ:ギリシャ神話の怪獣。ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ。
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エトラスカンの棺:ルーブル美術館所蔵

<都市ローマ>
(古代ローマのCG)
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地下鉄工事現場からは、今でも遺跡が見つかります。
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マラリアが流行る湿地帯でした。本格的な都市建設は前600年に始まりました。
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約20kmの下水道はタイバー川(Tiber)に排出されていました。
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この下水網システムがなければ町の発展も無かったでしょう。
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最初の皇帝アウグストゥス
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彼も執務していた部屋。

彼が皇帝の時期、ローマの人口は膨れ、タイバー川の水は汚染が進んで飲料水として使えなくなりました!
そこで、水を引き込もうと、水道橋を造ったのです。
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全長120km。
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傾斜は正確に1/400。
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上水路の完成で市民の水が確保されることになりました。


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この一帯はローマの心臓部でした。
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柱の列が並ぶスペース。
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アウグストゥスの会議場(フォーラム)でした。
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大理石で造られていました。石は300km北の町カララで切り出されました。
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今も採取が続いています。
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フォーラムの床には、アフリカから運ばれた黄色の大理石と、トルコから運ばれた白い大理石が格子に敷き詰められました。
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地方から訪れた人にローマの権威を誇示するためでした。
こうしてローマは大理石の町、最先端の都市に変貌していったのです。

そうは言っても都市ローマの住民の大半は貧乏で、木造家屋に暮らしていたため火事が頻発しました。皇帝ネロの時代です。
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火事のたび、その瓦礫を砕き、石灰や砂と混ぜてモルタルで再利用してレンガの街並みに変えていきました。

火山の砂を加えると強固な建築材を造れることに気付きました!コンクリートの誕生です。
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木型を使えば、どんな形でも造ることが出来ました。
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木型でアーチを造る図(CG)
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今もコンクリート・アーチの遺跡が残っています。

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ローマのパンテオン神殿。西暦125に皇帝ヘイドリアンが造りました!
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ブログで紹介した、英国の長城を造った皇帝です。
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パンテオンでの観光客のお目当ては大きなドームです。
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上にいくほど軽いコンクリートが使われています!

しかし、ドームの外部にも見るべきものがあります。
16本の柱で支えられた入口。
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柱は長さ12mで重量80トン。大理石の塊から削り出され、継ぎ目はありません!
エジプトで造られ、アレクサンドリアからローマまで地中海を船で運ばれました。

設計では柱の長さは13.5m(45フィート)でした。しかし、大きくて重く、輸送船が地中海で沈む事故が多かったので、建設途中で12m(40フィート)に短縮されました。
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その結果、建物の入り口の屋根は1.5m低くなりました。
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次回のブログ「ローマ帝国の不思議(3)」は8月13日です。お楽しみに。
(ローマ帝国の不思議(2):完)


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コメント


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水道橋は、スペインのセゴビア、フランスではポン・デュ・ガールで、見てきましたが、トルコのイスタンブーb「ルにもるというではありませんか!?
http://monalisa15.blog54.fc2.com/blog-entry-413.html

傾斜が、1/400ですか!?

確かに、途中で途絶えないか心配でしたが、あの高さがあってのことでしょうね。
でも、水道橋のアーチは、コンクリートでなく、石を積み重ねてしかもアールを取ってあるんですよ。
その技術と叡智と言ったら素晴らしいものでした。
古代ローマ、探るに十分ですね。

最近、世界史の再勉強をしたくなりました。

次回は、何のことかな?




monalisa | URL | 2014-08-10(Sun)00:41 [編集]


ローマの建材というと、レンガ、大理石、コンクリート、それに木材だったようです。
ローマの不思議の次は、砂漠の不思議に続いてギリシャ文明の不思議ですが、はまだ機密事項ですから教えてあげることは出来ません。古代のローマとギリシャで造られた長方形の神殿、例えばアクロポリスのパルテノン神殿、は大理石の柱が主力のようですが、屋根構造には木が使われていたんですね。雨で腐らないように瓦のような石材が敷き詰められていたのではないかと想像しますが、地震、火災、木材の腐敗で、どの長方形の神殿遺跡にも屋根は残っていないようですね。
いやぁ~、こんな薀蓄(うんちく)を語れるようになれたのもブログを教えてくれた貴女のお蔭です。

mystery hunter | URL | 2014-08-10(Sun)10:49 [編集]


・゚・(*ノ∀≦)ノ彡ahahaha★ 私もタイプミスしてしまいました。

4ヶ月に一回の海外旅行は、昨年6月から~とか。
そう言えば、シルクロードからでしたね。
「シルクロードの不思議な質問」・・・という題でメールを頂いたときに、
ブログを提案しました~ね。
まだ、1年も経たないのに精力的に更新。

旅がより楽しくなりますね。

そうそう私の血液型も・・・残念ながら、貴方と同じでした。
人生おおむね良好。アバウトな族です。
背中にピストルを突き付けられても動じない独り善がりな大胆さ!!
似ていて~アラッツ、嫌だ~♪ε=ε=ε=ε=ε=┏(*^ー^)┛

monalisa | URL | 2014-08-10(Sun)11:45 [編集]